★[感想]踊る大捜査線(06)~ 張り込み 彼女の愛と真実

2020年12月20日刑事ドラマ, 感想

張り込み 彼女の愛と真実

データ

初回放送:1997年2月11日
初回視聴率:18.7%
演出:澤田鎌作
ゲスト
  岩瀬修(麻薬の売人、今回は写真だけの登場):布川敏和
  篠原ともえ(1日署長):篠原ともえ
  石張り込み現場の隣人:石井トミコ
  一倉正和(警視庁刑事部捜査一課管理官):小木茂光
  篠木(生活安全課保安係係長):谷村好一
  八木(生活安全課保安係):宇梶剛士
  スリ常習犯:山下裕子
  アパートの家主:水森コウ太
  マンションの管理人:三川雄三
発生したイベント
  春の交通安全キャンペーン  

感想

雪乃の回。初めての張り込み、意気揚々と現場に向かう青島。しかし被疑者のマンションに現れたのは柏木雪乃、驚く青島と和久。嫌疑は大麻樹脂の密輸。届いた大麻を受け取った雪乃は連行されてしまいます。このドラマ初の続き物、今回と次回で、雪乃の事件が回収されます。

1日署長として、本人役で、篠原ともえが登場。凄い人気、湾岸署中が大騒ぎになります。こんなに人気あったっけ?

でも芸能人パワーって凄いのは確か。昔、出張先でエレベータを待ってたら、アッコmk-2(「アッコにおまかせ」に出てた、3mの着ぐるみ。ジャンボマックスの派生型)が降りてきて、バッタリ。1日中テンションが高くなったのを覚えています。あとは春日三球・照代かな。

保安課から青島と和久に張り込みの要請。目的は大麻の売人の摘発。被疑者は矢沢奈津子。美人らしい。

警務課で張り込みセットを借りて、ワクワクの青島。部屋を見張るって大変そうだけどなぁ。向かいのアパートの一室に陣取ります。たまごっちを忘れたと
和久。そんなの流行ったなぁ。

隣のおばちゃんが挨拶に。青島と和久は親子ということに。
(^◇^;

長い張り込み、和久が自分の事件について話始めます。

「6年前、八王子署にいた時、強盗事件を追っかけていてな。俺と一緒に捜査していた刑事が刺された。犯人らしい男がわかって、俺が行くまで待てろって言ったのに、やつはひとりで追っかけやがった。結局犯人の正体もわからず仕舞い。俺の責任だったんだ。
逮捕する瞬間が一番危険なんだってことをときちんと教えなかった。俺が殺したようなもんだ・・・。」
その時、青島と同じ年だった後輩刑事。
「もうすぐ定年で忘れようと思ってた時、お前が来た。やつのことを思い出した。そしたら、また忘れられなくなった」と和久は話した。

と、その時、被疑者が現れまる。驚く二人。現れたのは・・・。えっ、柏木雪乃!?
 

  
宅配便が届き、それを受け取る雪乃。警察が踏み込みます。中身は大麻、湾岸署な連行される雪乃。雪乃はまったく知らない、ただ留守番をしてただけと説明します。本店で取り調べると乗り込んでくる捜査一課 一倉管理官。怯える雪乃。

ヤバいよ~。青島、なんとかしろよ~。(私の心の声)

すると青島、雪乃に冷ややかな視線。ん?

「やっぱりお前そういう女だったのかよ。薬中なんだろ、お前?」

その一言に唖然、青島を見る一同。

「信じなくて良かった、おまえみたいな軽薄で馬鹿な女。岩瀬って男どこにかくまった? え?」。

雪乃はキッと睨み、青島の頬を叩きます。すると

「みなさん、見ましたね」

青島はニャリ。取り調べ中に暴行を受けたと主張、雪乃に手錠をかけます。取り調べのため、48時間の拘留を要請します。君を本庁には渡さない。ここで潔白を証明してみせる。青島は雪乃に誓います。
 
今回も前半、ゆるゆるで笑わしておいて、最後締めまくれました。
それには捜査一課管理官 一倉正和 役(小木茂光)の存在が大きいです。室井よりも冗談が通じなさそう。いるだけで、緊張します。

一方、室井はほとんど出番なし。張り込み中の青島を呼び出し、ヘリコプターで登場したわりには・・・。電話で済みそうな用件でした。
(・。・;
 

蘊蓄

青島と和久平が張込みのために借りたアパート(ロケ地:世田谷区経堂1丁目)
矢沢夏子のマンション(ロケ地:世田谷区経堂1丁目)
雪乃が働いていた花屋(ロケ地:FLEUR STUDIO Ange)
室井慎次がヘリコプターで降りたところ(ロケ地:豊洲埠頭)

 

伏線・たて糸

和久平八郎
和久の追う事件の詳細が判明。6年前の八王子署、・・・。(詳細は「感想」に書いた和久のセリフ参照)
 

参考

踊る大捜査線 – Wikipedia
第6話「張り込み 彼女の愛と真実」
TV第6話「張り込み 彼女の愛と真実」 – 窓の向こうに
第六話「張り込み 彼女の愛と真実」


初出:2020年06月25日、テレビの悪足掻き