★[学園ドラマ]3年A組-今から皆さんは、人質です-

2022年7月24日学園ドラマ, 番組

立て籠もり犯は熱血教師。学園ドラマ?、3年A組-今から皆さんは、人質です-の情報です。

エピソード

菅田将暉の民放プライムタイム帯初主演作。制作の6年前から福井雄太プロデューサーと菅田が「いつか一緒にドラマをやろう」と連絡を取り合っており、連続ドラマの企画がスタートしたあとに教師役をやりたいという菅田からの希望で、学園ものに決定した。

脚本の武藤将吾は、当初は「熱中時代」のような熱血教師ものをと思ったものの、今の時代にはそぐわないため、そういう情熱を注ぐ教師が必要な状況を作るために、生徒を人質にとって立てこもるというストーリーを考案。ターゲットである若年層に届くように、「セリフで語らず表情や背中で見せるべき」という脚本のセオリーもあえて破り、今の時代では肉親でも言いづらいようなストレートなセリフを書いた。 また、病で痩せていく役を演じるにあたり、菅田は10キロ以上の減量をしてのぞんだ。

卒業までの10日間を、基本的に一日一話形式で描いて行く。ただし第4話から第5話に関しては一日の物語が2週にわたって描かれ、第6話は一話の中に二日分の物語が描かれている。全10話のうち、1話 – 5話を第一部、6話 – 8話を第二部(ヒーロー編)、9話 – 10話を最終章と銘打っている。3年A組の生徒役はオーディションで選ばれ、クラス全員にキャッチコピーがつけられて個性的なキャラクターが設定されている。

デビュー作が「仮面ライダーW」の菅田に加え、「仮面ライダービルド」を手がけた武藤の脚本とあって、第1話のセリフ「ゾクゾクさせてやるよ」は、「仮面ライダーW」での菅田が演じたフィリップの決め台詞「ゾクゾクするねえ」を想起させ、随所に特撮ヒーローものを意識したつくりが見られる。

 

データ

放映期間:2019年1月6日 – 3月10日
放映時間:日曜 22:30 – 23:25
放送局:日本テレビ系
放送回数:全10話
出演:菅田将暉、永野芽郁、片寄涼太
エンディング:ザ・クロマニヨンズ「生きる」


原作:ー
製作:日本テレビ
音楽:松本晃彦
 

 

感想

日テレの日曜ドラマ、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」。ネットでポツポツ話題になってたのは知ってたのですが、リアルタイムでは見れず。どんな話か気になっていました。いいタイミングでdTVの配信開始、早速観てみました。

見始めたら止められず。睡眠不足もなんのその、全10話を2日で観てしまいました。おかげで健康診断を延期する自体に。やっぱり、私って馬鹿。
(^^;

卒業まであと10日となった3年A組。生徒から馬鹿にされている担任、柊一颯(菅田将暉)。教室に入ると、すぐドアに鍵をかけ、こう宣言します。

「今から皆さんには、人質になってもらいます」

そして、半年前に自殺した生徒、景山澪奈(上白石萌歌)はなぜ死んだのか。真実を知っているものは名乗り出るように言います。期限は夜8時、クリアできなければ、生徒を1人殺す。そう言い残し教室を後に。

生徒たちはパニックに。男子生徒数人が反乱を起こすも、あっさり返り討ち。教室は窓、ドアに細工が施され、爆弾もあちこちに。腕時計が爆弾のスイッチ、生徒たちの命はみな柊先生の手に中です。

バトルロワイヤル系、映画 告白にも似てる。10日を10話、毎回違う生徒がメインになり、真相が浮き彫りになっていくのかな。そう思いましたが、当たった部分と外れた部分がありました。

毎回、違う生徒スポットがあたり、新たな真実がわかる。そこは予想通りなのですが、違うのはそのあと。その生徒を叱る先生が熱いです。

なんというか70年代、80年代のノリ。そのままだと今の時代、ギャグに思えちゃうので、無理やりこのフォーマットを選んだのか、と感じるくらいです。でもまぁ生徒に親身になってくれる先生。それに憧れるのはどの時代の生徒も同じか。

ただ先生は始終生徒とともにいるわけではありません。別の部屋から監視カメラで監視。菅田将暉は人気者だからなぁ、撮影スケジュール対策なのかな。

また、生徒との対立が10日間続くのかと思いきや違いました。それは1話から5話まで。そのあと8話までは視点が、他の先生に移り。最後巨悪との対決となります。

生徒役はすべてオーディションで選ばれたらしい。ポイントを握るのは委員長、茅野さくら(永野芽郁)。他の生徒から影で奴隷と呼ばれてます。

難しい役どころ。それほど、いじめられてない、いじめられや。トンチンカン(死語?)なことを言い、まわりをポカンとさせるキャラ。
トンチンカン話の成長を楽しみにしてましたが、途中からそれ自体がなくなりました。リアル視聴者の声か、残念です。
でも1話の終盤、さくらが感情を爆発させるシーンには、引き込まれました。

脳天気な先生、武智大和(田辺誠一)。テレビのコメンテーターも務める有名教師。自ら「平成最後のカリスマ熱血教師」と名乗ります。

ちょっと演技を外し気味。というかキャスティングが違うような。田辺誠一は同じギャグでも、三代目明智小五郎~今日も明智が殺される~の明智ようなボケキャラ向きだと思います。後半重要な役回りに。性格が一変しますが、活かしきれてないような。もったいないです。

最後の黒幕。これが面白かった。政界に顔も利く元文部文化大臣は、ミスリード用と思ってましたが、それじゃ誰なのか? それが思いつきませんでした。あんなにたくさん伏線があったのに・・・。

黒幕の正体が知りたい方は、本編を見てください。スマホを使う時に【 ぐ、くる、ぱっ 】です。

主演、柊一颯役の菅田将暉。上手いです。男の私から見ると、二枚目には感じませんが、いま映画、ドラマにひっぱりだこみたい。1925年の明智小五郎の「心理テスト」、蕗屋清一郎役と、おんな城主直虎の虎松役ぐらいしか観てないのですが、今回も迫力がありました。

巨悪に対する訴え。どこまで響いたのかなぁ。

でもこのドラマ、私にとっての一番の衝撃は景山澪奈役の上白石萌歌。出て来る度にドキッ。どこかで見たことがあると思って、すぐに思い出しました。昔付き合っていたSにそっくり。私は大学の時、塾の講師のバイトしてたのですが、Sはその時の生徒の一人です。

二人でよく映画に行って、演奏会で指揮した時は花束をもらって、中国に留学しちゃって、帰って来て商社に入って、喧嘩して・・・。いろいろ思い出しました。

誰かと結婚して娘が産まれていれば、このくらいの年齢か。でも鹿児島出身、違うかなぁ。

 
・・・ここまでは、可愛くなかったか。
(^_^;