★[刑事ドラマ]アンフェアのすべて
● アンフェアなのは誰か。刑事ドラマ、アンフェアの情報です。
● 検挙率No.1、バツ1子持ち、無駄に美人な刑事・雪平夏見を次々と事件がおそう。「小説型予告殺人事件」「募金型身代金誘拐事件」「X連続殺人事件」。・・・一体、黒幕は何人いるんだ!!
● 主演篠原涼子。続編、スペシャルドラマ、劇場版。そして今年10年ぶり3度目の映画化がされる人気シリーズ。
● 放映日時:火曜日22:00-22:54
● 放送局:フジテレビ
● 製作:関西テレビ放送
● 脚本:佐藤嗣麻子
● 放送回数:全11話
● 平均視聴率:15.41%
● 出演:
篠原涼子、瑛太
加藤雅也、阿部サダヲ
濱田マリ、寺島進
● 原作:推理小説(秦建日子)
●「世の中にはフェアな事なんて何も無い。目には目を。復讐には復讐を。アンフェアには、アンフェアを」。番組冒頭のナレーション朗読者がドラマ出演者ごとに各話ごとに変化している
● 原作者の秦建日子は一切ドラマには関わっていない。会議にも参加せず、脚本も読んでいない。また、原作は第4話の時点で終わっている。中盤以降の2つの事件はドラマのオリジナルシナリオである。
● 出演者、関係者のほとんどが、収録の途中まで一連の事件の黒幕を知らなかったらしいが最終章の犯人は最初から知らされていた。
● 第一話で松本理恵子のケータイに届くメール。送信元のアドレスはMASAEKNZIDAMOKUHIRA@ezweb.ne.jpで、送信者名はアナグラムになっている。文字を並べ替えると、瀬崎、牧村、そして・・・
【 ロケ地 】
● タイトルバックで雪平夏見が歩いていたトンネル ⇒ 神奈川県横浜市南区南太田2丁目:大原隧道
● 警視庁新宿中央警察署 ⇒ 東京都渋谷区本町1丁目:カシオ計算機本社
● 瀬崎一郎と松本理恵子が働く岩崎書房 ⇒ 港区海岸1丁目:扶桑社
● 佐藤和夫が働く日報新聞社 ⇒ 中央区築地5丁目:浜離宮パークサイドプレイス
● 雪平夏見が住むマンション「ガーデン富ヶ谷」⇒ 目黒区八雲3丁目:マンション
● 瀬崎一郎が住むマンション ⇒ 世田谷区上北沢3丁目:マンション
● 久留米隆一郎が住む家 ⇒ 世田谷区深沢1丁目:一軒家
● 佐藤美央が通う世田谷区立北沢第一小学校 ⇒ 足立区千住曙町:東京未来大学
● 雪平夏見がよく行く店「もつ兵衛」⇒ 港区新橋3丁目:花れん
● 番組公式サイト( アンフェア )
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● Wikipedia( アンフェア )
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● ピクシブ百科事典( アンフェア )
● サイト内関連記事( アンフェア )
【 動画リンク 】
● Destiny's Child – Survivor (Official Video) ft. Da Brat – YouTube
● 【アンフェア挿入曲】住友紀人-守るべきもの (unfair BGM) – YouTube
【関連リンク】
● 【無駄に美人】アンフェア 雪平夏見 まとめ【篠原涼子】 – NAVER まとめ
● 篠原涼子、4年ぶり映画主演 『アンフェア』映画第3弾で完結 | ORICON STYLE
● 篠原涼子、10年越し『アンフェア』涙のクランクアップ!「10年続くと思っていなかった」 – NAVER まとめ
● ドラマ/映画『アンフェア』シリーズ出演者の公式ページ・ブログなど – NAVER まとめ
● 『アンフェア』の美少女子役・向井地美音がAKBの注目株になっていた! – NAVER まとめ
敏腕女刑事VS予告殺人
【Ⅱ】2006年01月17日
殺人予告を3千万で落札せよ!
【Ⅲ】2006年01月24日
女刑事と容疑者! 危険な愛の行方
【Ⅳ】2006年01月31日
真犯人現る! すべてのナゾが今・・・
【Ⅴ】2006年02月07日
愛娘が消えた! 衝撃の募金型誘拐
【Ⅵ】2006年02月14日
衝撃の誘拐犯の正体! ナゾの要求
【Ⅶ】2006年02月21日
急転!恐怖の銃弾が刑事を襲う!
【Ⅷ】2006年02月28日
女たちの執念! 悲しき犯人の最期
【Ⅸ】2006年03月07日
新章! 忍びよる黒幕と禁断のキス
【Ⅹ】2006年03月14日
絶望の涙! 黒幕と運命の対決へ…
【Final】2006年03月21日
今夜すべての真相が!?
● 一度試してみようと思っていたのは、新作ドラマをまとめて見ること。今回、チャレンジしてみました。
d(^_^)
CMはスキップ、予告を見たらすぐ次回分を再生。さすがに全話はキツイので土日の二日間に分け、各々正味4時間づつの鑑賞となりました。選んだドラマは《 アンフェア 》です。
《 アンフェア 》は篠原涼子主演の刑事物、全11話完結の長編ドラマ。最終話まで真犯人のわからぬ本格叙述ミステリーです。1月から毎週火曜日、フジテレビ系で放映されていました。この手のドラマはいつもいいところでコマーシャルが入ったり、次週に続いたり。煙にまかれてしまうので、ちょうど良いサンプルだったかも。お陰で毎週1話づつ見てたら気付かない事もに気付いたような気がします。
◆アンフェアなのは…
● 主人公、雪平夏見(篠原涼子)は警視庁捜査一課の検挙率No.1の敏腕刑事。時に行き過ぎるその捜査、犯人に対する激しい憎悪は周りから煙たがれています。
新しく相棒になったのは安藤一之(瑛太)。夏見の行動に戸惑いながらも、孤軍奮闘するその姿に次第に惹かれていきます。そして実は彼女の父も刑事で、殺されていて、犯人は捕まっておらず、強引な捜査の陰にその恨みと悲しみがあることを知ります。
・・・と、ここまではありがちな設定。ところが発生する事件が特異。最初は《 小説型予告殺人事件 》。連続殺人が警察やマスコミに送り付けたのは推理小説。そこには犯行の詳細が綴られ、またその通りに事件が起こります。そして小説の続きを競売にかける犯人。出版社は落札に必死、警察は偽の入札で犯人に迫るが…。
● 次は《 募金型身代金誘拐事件 》。夏見の娘が誘拐されます。犯人は事件をマスコミに公開することを要求。身の代金を一人10円の募金で集めろと夏見に迫ります。
● 三番目は《X連続殺人事件》。被害者はみな手の甲に×印が付けられているというもの。そして一連の事件の黒幕がわかります。
● 犯人(たち?)が残すメッセージ《アンフェアなのは誰か?》。まるで夏見の強引な捜査を責めてるよう。そして最終話でわかる犯人、その結末。予想を裏切る展開の連続、マラソン鑑賞が苦痛というより途中で中断することができなくなります。
<ここからネタばれ>
◆アンソルブドなのは…
● マラソン鑑賞でドラマの畳み込まれると気が付きませんが、冷静に考えてみると《?》な部分が多いのも確か。私がアンソルブド(解決されてない)と思ったことを上げると…
φ 蓮見はなぜ夏見を裏切ったのか?またどうやって夏見の口座に振り込まれた身代金を手に入れるつもりだったか?仕手戦で儲けたかと思ったが、偽名で小口の取引を大量に行うのはとても手間隙がかかるような気がするし…。むしろ儲かるのは銀行では。10円で12億ということは単純に考えると1億2千回の振込み。他行からの振込みの場合100円くらいはかかるから相当のものです。
φ 初めの被害者たち(鈴木弘務、龍居まどか)は誰に殺されたのか?瀬崎一郎(西島秀俊)?平井唯人(眞島秀和)?罰サイトに集まるのはアンフェアな人を憎む仲間なのではないのか?仕返しならばなんでも許される?
φ 一番アンフェアな小久保係長(阿部サダヲ)はなぜ殺されないのか?
(^^;
φ なぜ美央は自分が夏見に嫌われてると思ったのか?親が仕事ばかりしてると子供はそう思うものなのか?むしろ他人行儀な程、夏見は娘に気を使っているようだが。
φ 夏見はなぜ犯人を毎回射殺するのか?なにも急所を打ち抜かなくても、人質は助けられないのか?
φ 夏見の父の事件はどうなったのか?まさか続編に続く?本当は別の黒幕がいるのか?
・・・う~む、こう考えるとアンフェアなのはこのドラマ自体なのではという気がしてきます。
(^_^;
◆マラソン鑑賞後記
マラソン鑑賞をして気付いたことを何点かあげると…。
φ やはり週一のドラマ。前の話を見てなくてもわかるように、さりげなく前回までの筋の説明が入っている。実際第2話は録画ミスで見れなかったが、難無くストーリーがわかった。ポイントとなっている夏見の父の事件のエピソードも毎回登場。逆に連続してみるとこれらのシーンが冗長(じょうちょう)。
φ キャラ設定に揺れがあるような気も。犯人なのではと思われる人は途端に怪しい行動を始めるように見える。
φ 三カ月かけてみるより二日で見る方が、変な記憶(その頃起きた事件や自分の経験)が紛れずに作品に浸れる。前回までの説明カットがあるので短期の反復記憶が発生、いっそう記憶に残る。
φ だんだん作りが雑になっているような気がする。やはり作る側に週一のドラマは短距離走並に息切れか。
φ 連続ドラマ(一話完結でない)はマラソン鑑賞がベスト。DVDのボックスと違い、ディスクの入れ替えもなく快適。CMを飛ばすのすら快感になってしまいます。今度は朝の連続ドラマ小説で…ってそれは無理。
(^^;
《 おまけ 》
● このレポートを書くためにネット上をマラソン検索。感想を20K(20,000)行程度読みました。
m(__ くたくた
ネット上でも話題のこのドラマ。放送後にすぐその回を解説、詳細な分析で今後の展開を予想しているブログも多数。中には本編よりも面白いものがあったりして。でも一番驚いたのは時々あるこんなコメント。
「昨日は塾が延びて見れなかった~」
「明日は受験なのでビデオに撮って我慢」
ドラマの感想書いてるのってティーンズなのか~?
Σ( ̄ロ ̄lll)
それに関心している私って…。似たようなことに一生懸命な私って…。
※ この感想は 2006年05月01日 に 東京つまみ食い に掲載したものです。
♀ 雪平夏見(捜査一課刑事) / 篠原涼子
♂ 安藤一之(捜査一課刑事) / 瑛太
♂ 小久保祐二(捜査一課係長) / 阿部サダヲ
♀ 蓮見杏奈(捜査一課情報処理担当) / 濱田マリ
♂ 山路哲夫(捜査一課管理官) / 寺島進
♂ 安本正広(捜査一課刑事) / 志賀廣太郎
♂ 三上薫(検視官) / 加藤雅也
♂ 瀬崎一郎(岩崎書房雑誌編集者) / 西島秀俊
♀ 松本理恵子(岩崎書房社員、夏見の幼なじみ) / 小林麻央
♂ 森川(岩崎書房雑誌編集長) / 大高洋夫
♂ 久留米隆一郎(ミステリー作家) / 井上順
♀ 小沢(久留米の秘書) / 松永京子
♂ 平井唯人(小説家志望) / 眞島秀和
♂ 佐藤和夫(日報新聞社記者、夏見の前の夫) / 香川照之
♂ 武田(日報新聞社編集長) / 大河内浩
♂ 今井(佐藤和夫の部下) / 榊英雄
♀ 牧村紀世子(家政婦) / 木村多江
♀ 佐藤美央(夏見の娘) / 向井地美音
♂ 広田(広真建設社長) / 伊藤洋三郎
● 脚本 / 佐藤嗣麻子
● 音楽 / 住友紀人
● 演出 / 小林義則、高橋伸之、植田泰史
● プロデュース / 吉條英希、稲田秀樹
● 主題歌 / 伊藤由奈
● 制作 / 関西テレビ、共同テレビ
● 劇場版 アンフェア the movie(2007年3月17日公開)
● 劇場版 アンフェア the answer(2011年9月17日公開)
● テレビスペシャル アンフェア the special『ダブル・ミーニング 〜二重定義』(2011年9月23日放送)
● テレビスペシャル 『ダブル・ミーニング Yes or No?』(2013年3月1日放送)
● 劇場版 アンフェア the end(2015年9月公開予定)
3稿:2015年05月30日、テレビの悪足掻き
2稿:2010年06月23日、テレビのまわし者(感想)
初出:2010年06月22日、テレビのまわし者(番組)