★[バラエティ]探偵!ナイトスクープの感想(マネキンと結婚したい女性、10年以上口をきいていない夫婦、納豆になりたい少年)

2020年12月12日バラエティ, 感想, 番組

★ 作品全体の情報、感想はこちら( 探偵!ナイトスクープのすべて )をご覧ください


 
ごく普通の人なんていないんだ。探偵!ナイトスクープから3エピソード。

 

【001】マネキンと結婚したい女性

依頼内容

みなさん、こんばんは。こんな変な依頼を送るべきか悩んだあげく、勇気を出してお便りします。私は今年26歳、世間一般でいう結婚適齢期のど真ん中なのですが、どうしても恋愛ができません。原因はわかっています。五年前の夏、一度だけ出合った彼のことが忘れられないのです。問題はその彼との運命の出会いを人に理解してもらうのが難しいこと。実は彼はマネキン人形なんです。出会った場所は京都の亀岡を越えたぐらいのところにある酒造店。店の2階が小さな博物館になっており、彼はその展示物のひとつでした。彼を見たときの体中の電気が放電するような感覚、その時私は愛には様々な形があることを知ったのです。誰にも相談できず、悶々とした日々を過ごすうちに、彼への愛情だけがますます熱く不変のものとなっていきました。その愛情だけで生涯を暮らしてもいい、そう思い始めたときから私の中にひとつの願望が広がり、とうとうそれを抑えられなくなりました。そうです、私は彼と結婚がしたいのです。あれ以来彼には会いにいっていません。彼と結婚したいという真剣な気持ちを持ち主にちゃんとわかってもらって、許可を頂ける自信がないのです。突然、そんなことを言ったら、危ない奴と思われるのがオチです。そこでお願いです。彼と結婚式をあげるため力になってくれないでしょうか。もし許されるなら、両親・親族にも祝ってもらい、小さなチャペルで真っ白なウェディングドレスを着て、永遠の愛を誓いたいのです。
追伸:マネキンの写真は持っているのですが、大切なものなのでお送りできませんでした。依頼を聞いていただけるのなら、その時お見せします。

データ

初放映:1997年01月31日
探偵:間寛平

感想(ネタバレ注意!)

これはヤラセではないのか・・・と疑うほどの依頼、その後の展開。5年前に一目惚れしたマネキンが忘れられず、結婚したいとの依頼。26歳の女性からです。依頼内容にリアクションに困る局長、探偵たち、そして会場のお客さん。ぞ、ぞ、ぞと音をたてて引いているのがわかります。
(--;
そんな馬鹿なことあるかいな。調査を始める探偵は寛平ちゃん。あまりやる気はない模様。しかし、話はとんとんと進んで・・・。

まずは依頼人の部屋に出向く探偵、ドアを開けたのは普通の女性。しかし部屋に妖しげなオブジェが、それを見て逃げ出す寛平ちゃん。大学の時に通学につかっていたというランドセル、なにやらわからないコスチューム、無数の人形に怯える探偵。依頼者の職業はイラストレーターらしい。やっぱり少しオカシイのか。
( ̄~ ̄;)
依頼内容について説明する女性。着ている服は繋ぎ目のないビニールみたいな生地。いまどきの芸術家はこうなのか? マネキンと結婚したいという依頼者。引く探偵、あからさまに嫌がっている寛平。
マネキンの写真を見せる依頼者。めちゃくちゃ濃い顔だという寛平ちゃん。ヨーロッパ系ですね。捻り鉢巻が似合わないような・・・。
マネキンと結婚しても子供できないと探偵、それはいいんですよ、もともと・・と言葉を濁す依頼者。もともと何なんだ?

まずは出会いの場所、大石酒造へ。しかし彼は既にレンタル期間を満了、返却したという。呆然とする依頼者。しかし諦めず彼の行方を捜します。マネキンの京屋(レンタル元)を訪ねる依頼者と探偵。倉庫は文字通り、マネキンの山、山、山。担当者もわからないというので、依頼者は自ら探すことに。つつつと歩いて行く彼女。と思うと奥に見えるマネキンを指差し、彼だといいます。
・・・そんな馬鹿な。取り合わない探偵にきっぱり「この人なんです」と譲らぬ彼女。探偵は密かに教えてもらった印(足の裏に大石酒造と書いてある)を確認。これが当たっているから驚き。鬘を外しながらも彼を抱きしめる彼女。愛の力とは、こういうものか!?
( ゜Д゜;)!?

結婚式。集まる親戚一同。マネキン側の親戚はマネキンです。www
指輪の交換をするときにアクシデント。マネキンのう、う、腕が落ちた。
(ー_ー;)
誓いのキス、拍手で祝福する親戚一同。なんか、よかったなぁ。

その後、彼女は彼を部屋に連れ帰ると思い気や、置くところがないので、再び酒造に置いたと寛平ちゃん。・・・結婚したいんじゃなく、結婚式をあげたかっただけなのか。
(゜ロ゜;
信じてもいいものかどうか、未だに判断の付かない回でした。
後日談。ネットで調べるとこの二人。半年後に別れたらしい。彼女は人間の男性と結婚。今は子供がいるそうです。

参考

【002】10年以上口をきいていない夫婦

依頼内容

今日は僕の両親のことでお願いがあります。僕の父は10年以上、母に口を利いていません。僕達子供には普通にしゃべるのに、母には一言もしゃべろうとしないのです。理由はわかりません。ただ何があったも母には無言を貫くのです。僕は物心がついてから両親の会話を聞いたことがありません。父は59歳で、定年も近いのですがのですが、このままでは熟年離婚ということになりかねません。どうか父がしゃべらない理由を解明して、できることなら夫婦仲良く会話する姿をみてみたいです。よろしくお願いします。

データ

初放映:2014年11月07日
探偵:竹山 隆範

感想(ネタバレ注意!)

これも「本当なの!?」と耳を疑りたくなる話。せまい日本、人口も減少方向だけど、こういう人もいるのか。日本人の多様性は守られているとわかり、安心する回です。Www
依頼は奈良県の高校生から。なんと子供の頃から両親が会話しているところを見たことがないといいます。いったいなぜ!? 母が父に話しかけることはあっても父は完全無視。父が花に話しかけることはないとのこと。探偵は食事風景のビデオを確認。なるほど。でも本当の驚きはこの後、その理由です。
探偵は父親を一人連れ出し、ズバリ理由を聞きます。父親は恥ずかしげに答えます。それは・・・

「 妻が子供ばかりかまうのでヒネていた・・・ 」

「 そんな理由かぃ!! 」 m(^^;)

それがやめら得なくなり、今は話したくても話ができないとのこと。「 四十歳を過ぎると自分の習慣と結婚してしまう 」という言葉があるそうですが、歳をとると続けていた習慣は変えられないらしい。妻が語りかけるビデオを見せ、会話の練習をさせる竹山。
∵・゚ゞゞゞ(゚c_,゚`。)プッ
子供たち(姉2人、弟1人)に替えを説明、大笑いの子供たち。両親の思い出の場所、奈良公園の二人を見守ります。

父「なんか・・・随分 久しぶりやな こんな2人になんのは・・・」
母「そうですね・・・」
父「子どもたちがそんなに心配してるとは・・・ 」
父「由美には・・・今まで・・・苦労かけてすまにと思ってます」
母「いえ・・・」
(涙ぐみ姉)
父「・・・しっかりやってくれて、感謝しています・・・」
母「こちらこそ ありがとうございます」
父「話もこれからは すこしはしていきますので、これからもよろしくお願いします」ぺこり
母「こちらこそ よろしくお願いします。ありがとうございます」

夫婦って面白い、大喜びの子供たち。でもとりあえず大成功。テレビ番組がひとつの家族を救った回でした。
(/∩ヽ。)クスン…。oо○シ立゚+..。*゚+

参考

【003】納豆になりたい少年

依頼内容

西田局長、探偵のみなさん、こんばんは。突然ですが、僕は納豆になりたいのです。探偵さん、どうか僕を納豆にしてください。どうかお願いします。

データ

初放映:2006年02月10日
探偵:竹山 隆範

感想(ネタバレ注意!)

これは超有名な回。でも動画は初めて見ました。納豆になりたいという少年。小学生高学年? 納豆が好きで好きでしょうがないらしい。
鳥羽市に飛んだ探偵。「兄弟船」を歌う竹山。・・鳥羽一郎だからか。。。尺が足りなかったか、期待しないことにしよう。
(==;
依頼者宅へ。お土産の納豆を早速食べる少年。逃げ出す母、母親は納豆は臭いので嫌いらしい。www 四パックをまとめて食べる少年。これは凄い。5歳の頃から好きらしい。
納豆屋(奥野食品株式会社)へ。納豆がどうやってできるか詳しい説明を聞く少年。納豆菌を浴び、大豆を発酵させる部屋へ。納豆になれないことを理解したもよう。ww
納豆にはなれない、でも少しでも納豆に近付きたい。あくまでも夢を捨てない少年。少年が竹山に願ったのは・・・納豆風呂。これだ。
( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━
大喜びの納豆少年。嬉々として風呂の中に。どっぷりと浸かる少年。納豆で顔を洗ってる!気持ち悪~~い。頭まで洗い出した!!
|電柱|ヽ(_ _ |||)おえぇぇぇ!!
少年の屈託のない笑顔、満面の笑みが納豆の中から覗きます。
「いまの気分は?」と探偵。「最高!!」と少年。
(;¬∀¬)ハハハ…
あまりにもインパクトのある映像でした。

参考




2稿:2017年09月26日、テレビの悪足掻き
初出:2015年12月23日、テレビの悪足掻き