★[ドラマ]映像研には手を出すな のすべて
ツイッターは!!遊びじゃねえんだよ!! ドラマ、映像研には手を出すな の感想です。
撮影秘話
作品は当初、実写映画を題材にする予定だったが、大童澄瞳の担当編集者の「実写よりもアニメの方がとっかかりがいい」のアドバイスで「アニメ制作」が題材となった。
『映像研には手を出すな!』というタイトルは、『明日へ向かって撃て!』『北北西に進路を取れ』『ダイヤルMを回せ』『現金に手を出すな』『俺たちに明日はない』というような古い映画のタイトルへの憧れで考えられた。
作品中の詳細な「図解」は『ドラえもん』に影響を受けている。
浅草みどりのモデルは、大童の「引きこもっている時の、弱い自分」。「ぬいぐるみの吸引」も大童の実体験である。
時代設定は2050年代。浅草は「オープンセサミ」「あっと驚く為五郎」など古い言い回しをするが、昔の流行語が掘り返されて使用されていることで、時代が巡っている感じを表現している。
データ
放映時間:月曜日 00:50 ~ 01:20
放送チャンネル:JNN系
放送回数:全6話
出演:齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波
原作:映像研には手を出すな!(大童澄瞳)月刊!スピリッツ
エクゼクティブ・プロデューサー:高橋亜希人、丸山博雄
プロデュース:金森孝宏、梶原富治、尹楊会、田村豊
監督:英勉
脚本:英勉、高野水登
製作:「映像研」実写ドラマ化作戦会議
感想
齋藤飛鳥主演の学園コメディ。原作は「月刊!スピリッツ」連載中で、NHKでアニメ化もされてます。私はこの実写版が初見。
浅草みどり、金森さやか、水崎ツバメ。三人の女子高生が、アニメを作る話。でも想像とは一味違う設定、個性的過ぎるキャラクター、隙間を突く展開が妄想混じり(現実との境界線なし)で引き込まれます。
全6話。次回が楽しみになって来たところで、最終回の告知。何でじゃ~! 残りは映画でというメディア戦略。でも、話が山場を越えて一段落したのには、好感がもてました。最後の斎藤飛鳥の涙ながらの啖呵が余韻残したし。
未来のアイテムは出てこないですが、実は2050年のお話。 舞台は公立ダンジョン、芝浜高校です。・・・三題噺か。
(^_^)
浅草みどりは設定が命。自分の考えた世界(設定)の中で、冒険をするのが夢。アニメーターが主人公というだけでも、マニアックだと思いますが、設定や絵コンテ描きが主役とは・・・。視聴者の目が肥えてきた結果なのでしょうか。
ブーニーハット(冒険帽)に軍用リュック。男か女がわからない顔、動き。そして人見知り。やたらとメカ、アニメに詳しいけど、その目線はヲタクというよりクリエイター・・・って、癖のあるキャラクターを演じるのが斎藤飛鳥です。
私はAKB、乃木坂、欅坂など、量り売りアイドル全員の中で、一番可愛いのは斎藤飛鳥だと思います。なので、イメージを壊さないまま、この男女役を演(や)れるのか、心配でした。でも、「ワシ」「あっし」の一人称に加え、「~じゃよ」という語尾、べらんめい調まで、可愛さを残しつつ再現。安心しました。(ほとんど父親目線 (^_^))
水崎ツバメはリアルな動きのアニメを画きたい。カリスマ読者モデルで、両親が有名な俳優、実家はかなりのお金持ち。でも親はアニメには反対、女優になるように言われてます。演じているのは山下美月。
ツバメとの出会いで、映像研が立ち上がります。美人で金持ち、世間知らず。その明るさが、校舎がが発する昭和ノスタルジー感とともに、この物語の清涼水になっています。この娘(こ)が有名な白石麻衣か、と思ったら、別の有名な山下美月でした。なるほど。
アニメ版を観る(この感想を書いてる間に観賞)と、ツバメがアニメーターに必要な動きの分析する力、根気、熱意の持ち主であることがわかります。
金森さやか、長身、唯一の現実主義者。みどりと同じ中学。常に金、時間、結果を計算し、みどり・ツバメに指示を出すプロデューサー的存在。アニメや漫画では不気味な顔をしていますが、ドラマではキツメの美女。演じているのは梅澤美波です。
金儲け優先のご都合主義。そう描かれることが多いプロデューサー。でも方向を決めて、決めたら、なんとしても実現する。無くてはならない役回りのひとつ。そこに目をつけてるのは、さすが青年月間誌です。
彼女の一言々々にパンチあり。面白いので、こちらにまとめてみました。
ドラマは生徒会vs映像研を軸に展開。増え過ぎた クラブ、同好会を減らそうとする生徒会と、なんとか予算を取りたい映像研という構図。予算審議委員会に向け、誰も観たことのないアニメを作ろうとする三人。
生徒会は映像研だけでなく、他のクラブともも折衝。内野部と外野部に別れた野球部、違いがわからない複数のヘビメタ部。予算を巡っての戦いが、毎回登場します。でも、ほとんどがドラマのオリジナルストーリー。アニメ版では生徒会は予算委員会の当日に出てくるくらいなのに驚きました。一般視聴者を置いていかないための配慮だとおもいますが、原作はどうなんだろう?
予算委員会での成果発表会に向けアニメ制作を誓った三人。しかし翌日から、みどりが失踪。心配するツバメと金森。死んだとまで思われた後、音曲浴場の広間でのんきに、「未来少年コナン」の一挙放送を満喫しているのを発見されます。怒り出す二人に、みどりはコナンの解説を少々(私のアニメ語りでも同じ事言ってた)、おかげでイメージがどんどん涌き出てくると流し、その場で物凄い勢いで、絵コンテを仕上げます。業界あるあるなのか、現実の制作現場でもありそう。これもアニメにはないシーンです。
金森が風邪でダウン、メールで日々報告を受けるも・・・もドラマオリジナル。挿入される妄想シーンも、マシンを外枠だけで済ましたり、ある備品で済ましたりと工夫のあとが。このドラマ自体の制作秘話を聞きたくなります。
高いところから落ちた浅草みどりのスタントの人、大丈夫だったのかなぁ?もろ頭を打っているように見えるけど。
なんとか作り上げた『そのマチェットを強く握れ!』。しかし、生徒会の難癖で上映が危ぶまれる事態に。そこで浅草が、涙ながらの啖呵を切り、勢いに押され、作品が上映され、満場の拍手を浴びることになります。まさか泣かされることになるとは。芝居はアイドルを女優に変えます。
でもここも面白かったのですが、その前。尺を伸ばすテクニックが、もっと面白かった。
苦労して出来たのは数秒のカット。これじゃ見せられないと怒りだす金森。質か体裁か、喧嘩を始める金森とツバメ、そこにみどりが割って入ります。ちょっと尺を伸ばしてみたんすけど。え~っと驚く二人、どんな魔法を!?
みどりがやったのは、背景シーンの挿入、キャラクターのパーツのアップ、爆発シーンのコピペ、走るシーンの繋ぎ回し、などなど。
背景だけのカットは、状況説明になるし、編集だけで可能。パーツ(背中、肩、顔)のアップ繋ぎは、キャラクターの登場を引き立てます。そして走るシーンの繋ぎ回しは目からウロコ。ただつなげると3歩進んで1歩下がるみたいにみえるので、間にフラッシュを入れます。すると違和感なく、むしろスピード感が増したシーンが完成。ああ、アニメでよくみるこれらの演出は、尺伸ばしの効果もあったんだ。
ちょっとドラマ版は一般受けを狙ってるところががありますが、それはそれで大事。映画版も観てみなければ。アニメ版を見て、先のストーリーはわかっているのですが、きっとアレンジたっぷりだろうから。
サブタイトル
2020年04月06日 第壹話
2020年04月13日 第貳話
2020年04月20日 第參話
2020年04月27日 第肆話
2020年05月04日 第伍話
2020年05月11日 第陸話
リンク集
【 映像研には手を出すな!、公式サイト他 】
【ドラマイズム】映像研には手を出すな!-【MBS】毎日放送
映画&ドラマ『映像研には手を出すな!』公式(@eizouken_saikyo) • Instagram写真と動画
映画&ドラマ『映像研には手を出すな!』公式さん (@eizouken_saikyo) / Twitter
映画『映像研には手を出すな!』公式サイト
TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式さん (@Eizouken_anime) / Twitter
TVアニメ『映像研には手を出すな!』公式サイト
大童澄瞳「映像研には手を出すな」 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
映画『映像研には手を出すな!』本予告【公式】 – YouTube
映像研には手を出すな!(VFXダイジェストVer. ) – YouTube
映像研かわいいまとめ〜Part1〜 – YouTube
【 映像研には手を出すな!、最近の話題 】
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2050年に答え合わせができたらいい:『映像研には手を出すな!』で大童澄瞳が描く未来 | WIRED.jp
映画『映像研には手を出すな!』に手を出した理由! プロデューサーを直撃! – TOKYO HEADLINE
「映像研には手を出すな!」(2020) – 映画って人生!
キャスト
浅草みどり / 齋藤飛鳥
金森さやか / 梅澤美波
水崎ツバメ / 山下美月
道頓堀透 / 小西桜子
さかき・ソワンデ / グレイス・エマ
藤本先生 / 髙嶋政宏
スタッフ
原作:大童澄瞳『映像研には手を出すな!』
監督:英勉
脚本:高野水登、英勉
音楽:佐藤望
映画主題歌:乃木坂46『ファンタスティック3色パン』
ドラマ主題歌:Thinking Dogs『Heavenly ideas』
製作:大田圭二、村松俊亮、今野義雄、北川謙二、秋元伸介、久保雅一、中野伸二、永田勝美、舛田淳
企画・プロデュース:企画・プロデュース
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋亜希人、丸山博雄
プロデューサー:金森孝宏、梶原富治、尹楊会、田村豊
撮影:川島周、古長真也
美術:池田正直
編集:相良直一郎
VFX統括:村上優悦
アニメ統括:大嶋美穂
音響効果:柴崎憲治
制作プロダクション: ROBOT
制作:ノース・リバー
製作:「映像研」実写ドラマ化作戦会議 / 「映像研」実写映画化作戦会議(東宝、ソニー・ミュージックエンタテインメント、乃木坂46合同会社、Y&N Brothers、小学館、毎日放送、ひかりTV、LINE)