★[人形劇]サンダーバードのすべて
CG版よりも本物に見る。スーパーマリオネーション版サンダーバードの情報です。
データ
放映期間:1966年4月10日- 1967年4月2日
放映日時:毎週日曜 18:00-18:50
放送局:NHK総合テレビ
放送回数:全32話
制作:ジェリー・アンダーソン
映像表現手法:
受賞:
救援メカ
サンダーバード1号
サンダーバード2号
サンダーバード3号
サンダーバード4号
サンダーバード5号
ジェットモグラ
● 1965年から1966年にイギリスで放送された人形劇による1時間枠の特撮テレビ番組。
● 西暦2065年。世界有数の大富豪、ジェフ・トレーシーは《 国際救助隊サンダーバード 》を結成する。メンバーはブルーの制服に身を包んだ彼の5人の息子達。スコット、ジョン、バージル、ゴードン、アラン。そして天才科学者ブレインズ。その基地は南太平洋上に浮かぶ絶海の孤島、トレーシー・アイランドだ。
エピソード
21世紀が舞台。放送当時に製作された設定では西暦2065年が舞台とされており、当時のメディア展開は全てこの設定を元に記述されている。だが、映像上では第31話(英国32話)の中に出てきたカレンダーに2026年と記されており、1970年代から1990年代には、この2026年を基準とする「新設定」が台頭した。現在、公式の設定年代は再び西暦2065年に戻されている。
本作は1963年『海底大戦争 スティングレイ』の後番組を構想中のジェリー・アンダーソンが、ドイツのマチルド鉱山で起きた、129人が生き埋めになった浸水落盤事故で、29人が死亡したが懸命な救助の結果100人が救出されたこと(レンゲデの奇跡 (Wunder von Lengede))を知り「国際的な協力で、科学的な設備を持って救助すれば被害は食い止められる」と思いつき、企画案「国際救助隊」をまとめた。
ITCのルー・グレイド(英語版)が本企画を承認し、ポルトガルのアルブフェリア村の貸別荘でシルヴィア・アンダーソン(英語版)に口述筆記させ完成させた。
最初のエピソード「SOS原子旅客機」("Trapped in the sky")は、ジェリーが従軍していた頃にマンストン基地(英語版)で目撃した胴体着陸事故に基づく。
企画成立直前に、ジェリーは第二次大戦中に行方不明(後に戦死と認定)となった兄ライオネルからの手紙に記された「Thunderbird Field」にちなみ、企画タイトルを「Thunderbirds(サンダーバーズ)」とし、それまでレスキュー1 – 5と呼ばれていた国際救助隊のメカもサンダーバード1-5号に改めた。
従来のマリオネットを使った映像作品にはなかった事前に俳優の台詞を録音した録音テープの音声に連動し、その音声信号により同期させて人形の唇を動かす「リップ・シンクロ・システム」という装置を、マリオネットの頭部に内蔵し、マリオネットの口の動きを台詞と同期した手法を使用して、時折、マリオネットでは表現しにくい「手のアップ」「歩く姿」等の部分に関しては、実写映像を挿入し、より人間的表情を表現して、特撮を駆使して実写に近いリアル感を演出した「スーパーマリオネーション」と呼ばれる映像表現手法を使用している。
製作は操り人形を用いた特撮映画やテレビシリーズを多く製作していた、ジェリー・アンダーソン率いるAPフィルムズで、配給会社はITC(英語版)であった。
本作を見て、グレイドは「もはや映画だ」と絶賛し、当時ITC配給中最高級の1本22,000ポンドを与え、30分番組の予定を1時間枠に拡大した。放送開始と共に、全国紙で特集が組まれるほどの社会現象を引き起こし、子供番組史上まれに見る人気作品となった。
初期設定ではジェフ・トレーシーが人類初の月面着陸を果たしたということになっていた。これは、サンダーバードが制作された1965年の段階では、人類が月面に到達することなどはるか遠い未来のことと考えられていたため、彼が月面に到達したのは21世紀のことという設定にされたものと推測される。現実の歴史では、彼の生まれる1年前の1969年にアポロ11号のニール・アームストロングとバズ・オルドリンによって月面着陸が成し遂げられているため現在では修正され、「人類初」の月面着陸を果たしたという設定は廃止された。代わりに、「人類で初めて、月への宇宙旅行をした人物」という設定になっている。オープニングの「5・4・3・2・1」の声はジェフの声優ピーター・ダイネリーさん。
ブレインズは英語版では頭の回転が速過ぎるために言葉が追いつかず、吃音という設定になっている。
オリジナル版では、バリー・グレイ作曲によるメインテーマ(インストゥルメンタル)が使用された。1966年のNHK本放送版(日本での初放送)でもオリジナル版同様に、バリー・グレイ作曲によるメインテーマ(インストゥルメンタル)が使用された。1967年のTBSでの放送から、メインテーマに歌詞をつけた日本オリジナルのボーカル曲として、ロイヤル・ナイツとビクター少年合唱隊による「サンダーバードの歌」(日本ビクター)が使用され、これが一番有名である。
Thunderbirds are Go は準備完了(発射)という意味。この場合のGoは形容詞で、「準備完了・異常なし」という意味。
FABは “fabulous(素敵)”という意味。当時の流行語
リンク集
公式サイト( サンダーバード )
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Wikipedia( サンダーバード )
サイト内関連記事( サンダーバード )
【 サンダーバード、動画 】
サンダーバード OP(日本放送当時版) & ED – YouTube
サンダーバード1号【初出動】THUNDERBIRD 1 – YouTube
サンダーバード2号【初出動】THUNDERBIRD 2 – YouTube
Thunderbird 3 🚀 Launch sequence (Original 1960s T.V. series) – YouTube
The launch sequence of Thunderbird 4 – YouTube
【 サンダーバード、最近の話題 】
英国でスーパーマリオネーションのドキュメンタリー「Filmed in Supermarionation」が世界初上映 – よろず手控え帖
NHKアニメワールド サンダーバード ARE GO
サンダーバード Are Go – YouTube
サンダーバードの動画集☆最終回までまとめてみた。 – NAVER まとめ
サブタイトル
1966年04月10日【01】SOS原子旅客機 Trapped in the Sky
1966年04月24日【02】ジェット《 モグラ 》号の活躍 Pit of Peril
1966年05月01日【03】ロケット《 太陽号 》の危機 Sun Probe
1966年05月08日【04】ピラミッドの怪 The Uninvited
1966年05月15日【05】世界一のビル大火災 The Uninvited
1966年05月22日【06】原子炉の危機 The Mighty Atom
1966年05月29日【07】原子力機・ファイアーフラッシュ号の危機 Operation Crash-Dive
1966年06月05日【08】死の谷 End of the Road
1966年06月12日【09】ペネロープの危機 The Perils of Penelope
1966年06月19日【10】ニューヨークの恐怖 Terror in New York City
1966年07月03日【11】超音速ジェット機レッドアロー Edge of Impact
1966年07月10日【12】死の大金庫 Vault of Death
1966年07月17日【13】火星人の襲来 Martian Invasion
1966年07月24日【14】火星ロケットの危機 Day of Disaster
1966年07月31日【15】大ワニの襲撃 Attack of the Alligators!
1966年08月07日【16】オーシャンパイオニア号の危機 Danger at Ocean Deep
1966年08月14日【17】スパイにねらわれた原爆 30 Minutes After Noon
1966年08月28日【18】秘密作戦命令 Security Hazard
1966年09月04日【19】オートレーサー・アランの危機 Move – And You’re Dead
1966年09月11日【20】湖底の秘宝 Desperate Intruder
1966年09月18日【21】にせ者にご注意 The Impostors
1966年09月25日【22】公爵夫人の危機 The Duchess Assignment
1966年10月02日【23】恐怖のモノレール Brink of Disaster
1966年10月09日【24】危険な遊び Cry Wolf
1966年10月16日【25】情報員M.I.5 The Man From MI.5
1966年10月23日【26】海上ステーションの危機 Atlantic Inferno
1966年10月30日【27】クラブロッガーの暴走 Path of Destruction
1966年11月06日【28】魅惑のメロディー The Cham-Cham
1966年11月13日【29】恐怖の空中ファッションショー Alias Mr. Hackenbacker
1966年11月20日【30】太陽反射鏡の恐怖 Lord Parker’s 'Oliday
1966年11月27日【31】すばらしいクリスマスプレゼント Give or Take a Million
1966年12月04日【32】宇宙放送局の危機 Ricochet
感想
全32話をすべて見終わった後に感想を書きます。
個々のエピソードの感想はサブタイトルのリンクをたどってください。
キャスト
ジェフ・トレーシー(Jeff Tracy)
ピーター・ダイネリー / 小沢重雄
スコット・トレーシー(Scott Tracy)
シェーン・リマー / 中田浩二
ジョン・トレーシー(John Tracy)
レイ・バレット / 桜井英一
バージル・トレーシー(Virgil Tracy)
デビッド・ホリディ→ジェレミィ・ウィルキン / 宗近晴見
ゴードン・トレーシー(Gordon Tracy)
デビッド・グラハム / 和田一壮
アラン・トレーシー(Alan Tracy)
マット・ジマーマン(第1話のみレイ・バレット)/ 剣持伴紀
ブレインズ(Brains)
デビッド・グラハム / 大泉滉
ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)
シルヴィア・アンダーソン / 黒柳徹子
アロイシャス・パーカー(Aloysius Parker)
デビット・グラハム / 今橋恒
ザ・フッド(The Hood)
レイ・バレット / 西田昭市
キラノ(Kyrano)
デビッド・グラハム / 篠田節夫
ティンティン(日本語版では「ミンミン」)(Tin-Tin)
クリスティーヌ・フィン / 里見京子
グランマ(日本語版では「おばあちゃん」)(Grandma Tracy)
クリスティーヌ・フィン / 川路夏子
スタッフ
製作:ジェリー・アンダーソン
監督:アラン・パティロ / デズモンド・サンダース 他
製作補:レッジ・ヒル
撮影監督:ジョン・リード
キャラクター原案:シルヴィア・アンダーソン
美術監督:ボブ・ベル
特殊効果監督:デレク・メディングス
人形操作監督:クリスティーン・グランビル/メアリー・ターナー
音楽監督:バリー・グレイ
特殊効果:照明/マイケル・ウィルソン、ハリー・オークス
カメラ操作:ジミー・エリオット、アラン・ペリー、ゲオフ・メルドラム、ノエル・ローランド、ゲーリー・コックスオール、テッド・カトラック
人形操作:イボンヌ・ハンター、ワンダ・ウェブ、キャロリン・ターナー、ジュディス・シャット、アーネスト・シャット
人形製作:ジョン・ブラウン、ジョン・ブランドール
衣装:エリザベス・コールマン
美術監督助手:グレンビル・ノット
脚本編集:アラン・パティロ
映像編集:レン・ウォルター、デビッド・レーン、ピーター・エリオット、ハリー・マクドナルド、ハリー・レジャー
音響監修:ジョン・ペヴェリル
脚本監修:ジェリー&シルヴィア・アンダーソン
脚本:ジェリー&シルヴィア・アンダーソン、アラン・フェネル他
3稿:2017年08月11日、テレビの悪足掻き
2稿:2015年10月06日、テレビの悪足掻き
初出:2003年04月28日、東京つまみ食い