★[人形劇]サンダーバードの感想(第13話 火星人の襲来、第14話 火星ロケットの危機、第15話 大ワニの襲撃、第16話 オーシャンパイオニア号の危機)

人形劇, 感想, 番組

もうすぐ前半終了。サンダーバード、第13話、第14話、第15話、第16話の感想です。


★ 作品全体の情報、感想はこちら( サンダーバードのすべて )をご覧ください

 

 

◆【013】火星人の襲来 Martian Invasion

 

ストーリー

どうしてもサンダーバードの秘密をあばきたいフッド。映画会社もどきまで作って、国際救助隊の撮影を試みますが・・・。

データ

初放映:1966年07月17日
ゲスト声優:槐柳二、保科三良、村越伊知郎、山田康雄、仲村秀生、木谷省三、井上真樹夫、泉千恵子、小関一、たてかべ和也、文部おさむ

感想(ネタバレ注意!)

荒野を走るパトカー、通報通りに空飛ぶ円盤を発見、すでに着陸しています。火星人に見つかり、パトカーを破壊されてしまう警官たち(警官の一人の声は山田康雄、声が若い!)。緑色、サボテンのような火星人が斬新。片言で日本語(英語)を話します。洞窟に逃げ込んだ二人に警告、さらに毒ガスロケットを撃ち込まれて・・・。
というところで場面は変わり、どこかのオフィス。この話は絶対に受けると力説する監督(らしき人)。プロデューサ(らしき人)はスポンサー(らしき人)と話をし、資金(400万ドル)を出してもらえることに。なんだこれは映画の話か、子供向け人形劇なんだから本物の宇宙人が出てくるのが自然だと思うけど。
スポンサー、実はフッド。準備はできたと笑うフッド。結構複雑な状況を5分程度で進めて、イギリスの子供はわかるのか。さんざん失敗してきたので、こんな手の込んだ罠を仕掛けるなんて、フットにも毎回頭が下がります。・・・ネズミ壊さなければ、よかったのに。

フッドのアジトの宮殿(マレーシアらしい)。ジャングルの中みたいだけど、暮らしにくそうだなぁ。と、さらに黒幕が登場。フッドが2億ドルでサンダーバードの写真を渡すと約束します。黒幕にはさらにボスがいる模倣、悪のヒエラルキー、階層が深いです。それにしてもカーテン越しの会話、歩いてきたのかこの人は。
そして、お待ちかね、ここで「キラノ~、キラノ~」の登場、待ってました。
(^^)
魔力で(説明が多いけど)、キラノを遠隔操作、キラノにカメラ探知機の破壊を命じます。キラノ返しで、キラノが「フット~、フット~」とかやればいいのに。最終回でやらないかな。

撮影現場。火星人役の俳優が特殊メイク中、俺の経歴でこの役かと文句を言っています。人形に火星人の特殊メイク、資本主義社会への批判、素晴らしい!
少ないスタッフだなぁと、プロデューサが心配すると、6台のカメラが自動で撮影すると説明する監督。崖の上のカメラは3キロ先もピントぴったりで捉えるらしい。これは21世紀の今では実現していそう。
場面は冒頭のシーンの続きに移ります、凝ったストーリー運びだ。火星人は警官の洞窟を爆破、でも火薬の量をフットが細工したので事故に、警官役の二人が洞窟に閉じ込められます。これで国際救助隊を呼び出すのか。これからが見せ場とほくそ笑むフッド。なるほど、面白い。

ここから先は1号が救助に来て、その様子を映画のカメラが捉え、撮影してしまうという展開に。でもキラノに壊されたカメラ探知機は動作せず、スコットは気が付かない。・・・すっかり映画に撮られて、ああ、どうするんだぁとなります。しかし、やがてスコットが気が付き、フッドを追い、ビデオテープを破壊するというパターンに。
今回の追跡シーンは長く、スコットはフッドの車を銃撃。フットがもぐり込んだトンネルの入り口と出口を、1号・2号で挟み込んだり、車を捨ててフットはセスナ機を奪い逃げたりします。でもセスナ機が整備中のもので、X将軍(黒幕1)の家に突っ込んでしまうというオチ。フッドがそれでも死なないというところは、やっぱり子供向け番組でした。フッドは報われないなぁ。自動カメラ検知装置ってどんな原理なんだと同じような感想になりました。

洞窟に注ぎ込む水、水、水。人形たちも水浸し、迫力があります。高性能なブルトーザーが岩を粉砕、崖を掘り進みます。たまった水を抜き、その水流に紛れて脱失する警官役の二人。このメカは鉄の爪タンクというらしい。POD5に搭載。設定が細かいなぁ。


サンダーバード2号&救助メカ全国版
2016年10月25日号
( オムニセブン )

 

アロイシャス・パーカー(Aloysius Parker)


声 – デビット・グラハム / 今橋恒
2013年5月30日生まれ(52歳)。
ワード家(ペネロープ)のバトラーでFAB-1の運転手。
元は金庫破りで、ペネロープに逮捕された。
この縁で、出所後に彼女の執事となった。
執事としての誇りはかなり高い。
裏社会では赤い鼻が印象的で『ノージー(鼻)』と
呼ばれていた。
射撃の腕前やその筋での情報はかなりのもので、
時折、ペネロープから冗談交じりに関心される面もしばしば。
常に金庫破りの七つ道具を持ち歩いている。
ロンドン出身で強いコックニー訛りを話す。
シチューが大好物。
一説では、ワード家(ペネロープ)の料理人リルと
夫婦であるとされている。
モデルはイギリスのコメディアン、ベン・ウォリス、
ジミー・ジュエルらである

 

◆【014】火星ロケットの危機 Day of Disaster

 

ストーリー

火星ロケット搬送中に事故、その頃とトレーシーアイランドではつまみ食い事件発生!?

データ

初放映:1966年07月24日
ゲスト声優:寺島幹夫、市川治、宝達晃一、仲村秀生、高橋英夫、村松康雄、仲木隆司、長浜藤夫

感想(ネタバレ注意!)

嵐に大きく撓(たわ)むアーリントン(イギリス)の吊り橋、崩壊したタコマナローズ橋を見てるよう。しかし嵐は過ぎ、橋は無事。早速、車の通行再開を許可する橋の責任者、その橋に予定通り火星ロケットが運ばれてきます。

発射に間に合わないと火星の軌道を4年待たなければらなないと話すパイロットたち。う~む、それならもっと前もって移動させればよいものを。
(^^;
街の中を進む火星ロケットを積んだトレーラー、嫌な予感しかありません。

一方、トレーシーアイランドでは・・・。退屈しているトレーシー兄弟、そこに事件発生。誰かが過食通信機をつまみ食いしたもよう。息子たちを信じないパパトレーシー。これって結局、ミンミンが犯人だったって、オチ?ww。この部分はほとんど吹き替えられてないけど・・・。

吊り橋はロケットの重さに耐えられず、崩壊。・・・特に嵐の影響はなかったようなのに。
(^^;なぜ、重量計算(足し算程度)ができてない。

ロケットが川底に沈んだ拍子に、自動秒読み装置が起動してしまうというおまけ付き。それにしても10時間以上の秒読みって。

ペネロープと一緒にテレビを見ていたブレインズは居ても立っても居られずに事故現場へ。怪しい男と煙たがられながら、情報を収集を開始します。紫の眼鏡に蝶ネクタイ、こんなのがいきなり仕事場に入って着たら怪しいなぁ。小声で腕時計と話すブレインズが怪し可愛いww。

ただで命を助けてあげてるのに、動きが遅いと相変わらず不評のサンダーバード。飄々(ひょうひょう)と救助の計画を練るスコット、救助作業を行うバージルとゴードン。メンタルの強さに余裕があるのは、さすが60年代です。時々アップになる自動秒読み装置がアナログ時計なのも古き良き時代。

続く土木作業。でももう時間がないので、火星ロケットにミサイルを撃ち込み、橋の残骸を取り除くバージル。パイロットたちがいるカプセル部分が浮上、無事救助となりました。残り時間30秒、ロケットは川の底で打ち上がり、爆破します。

時計と話してたブレインズが精神科の治療を受けるという、今では放送できなそうなオチで、めでたしめでたし。www


 

ザ・フッド(The Hood)


声 – レイ・バレット/西田昭市
2018年7月17日生まれ。
シリーズを通してサンダーバードの秘密を狙う死の商人で
あり、作中における数少ない悪人。
世界各国の最新技術を盗み出し、これを世界征服を企てて
いる悪の組織や、武器商人や、軍事スパイなどに、売りつけること
を企んでいる。
国際救助隊をおびき寄せるために度々テロ・破壊工作を
行っている。
特定の部下は持たず、主に単独で国際救助隊の秘密を探るが、
大抵は失敗に終わっている。
変装が得意な事に加え、あらゆる機械の操縦ができる。
非常に強力な催眠術と思しき呪術を会得しており、この
所作の際に両眼が光る。
東南アジアの山中と思しき場所の寺院を改造した私邸に住む。

 

◆【015】大ワニの襲撃 Attack of the Alligators!

 

ストーリー

作成中

データ

初放映:1966年7月31日
ゲスト声優:高塔正康、館敬介、藤野節子、井上和行、加藤精三

感想(ネタバレ注意!)

作成中

キラノ(Kyrano)


声 – デビッド・グラハム / 篠田節夫
生年月日は不明。
トレーシー家の執事。
かつて宇宙食の研究・改良に従事していた事が縁で
ジェフに見出された。
パリのヒルトンホテルでコックをしていた事もある。
彼自身は善良な性格だが、実はフッドの異母兄弟
(資料の年代によって、どちらが兄であるか、弟であるかの
記述が異なる)で、そのためかしばしばフッドの呪術により
操られてしまう。
ブレインズの助手及びアランと仲良しのティンティンの
父親である。

 

◆【016】オーシャンパイオニア号の危機 Danger at Ocean Deep

 

ストーリー

作成中

データ

初放映:1966年08月07日
ゲスト声優:千葉順二、緑川稔、藤本譲、阪脩、松岡文雄、永井玄哉、朝戸正明、根本好章、香山裕、明石一

感想(ネタバレ注意!)

作成中

 

 

ミンミン(Tin-Tin)


声 – クリスティーヌ・フィン / 里見京子
2043年6月20日生まれ(22歳)。
キラノの娘。
救助に際して、ブレインズの助手を務める事がある。
アランとは恋仲である。
アメリカの大学を首席で卒業した才色兼備の女性。
淑やかな容姿だが、ジェフの反対を押し切って国際救助隊の
一員として前線へ出向く勇敢な一面もある。

   

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初出:2017年09月20日、テレビの悪足掻き(第13話、第14話)