★[ドキュメンタリー]幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリーの感想(File-008:アポロ計画陰謀論、平将門の首塚)

2015年11月1日ドキュメンタリー, 感想, 番組

● アポロ計画には秘密がいっぱい、アポロ計画陰謀論の登場です。


 


 

◆ アポロ計画陰謀論

● アポロ計画陰謀論(アポロけいかくいんぼうろん)とは、アメリカがNASAを中心として1960年代~1970年代に行ったアポロ計画(人類の月面着陸計画)が陰謀であったとする説(陰謀論)や捏造であったとする説のこと。

【 データ 】
● No.:File-008
● 初放映:2014年03月26日
● 実験:実験機器メーカー技術部門 岸川洋保さん
● 実験:天体写真家 中西昭夫さん
● インタビュー:映像作家 バート・シブレルさん
● 解説:日本宇宙フォーラム 主任研究員:寺門和夫さん
● インタビュー:天文学者 スチュワート・ロビンスさん
● ゲスト:会津大学 寺薗淳也准教授

【 番組内容&感想 】
● 「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」。1961年、アポロ11号のアームストロング船長が月に降立ったときに発した言葉。20世紀のクライマックスというこの偉業も、改めてみるといくつもの疑惑が。番組が取り上げたのは
疑惑1)空気のない月面で星条旗がなびいている。
疑惑2)どの写真にも星が写ってない。
疑惑3)影が平行になってない。
疑惑4)着陸船の下にガス噴射の跡がない。
つまり、これらの映像は地球のスタジオで作成された捏造。アポロは月に行ってない!! ・・・てカプリコン・1?
● これらの疑惑をまとめた本「我々は月にいっていない」が発売になったのは1976年。作者はアポロのロケットを設計製造するメーカーで働いていたビル・ケイシング。この人はアメリカの技術力への不信感から疑惑を募らせたらしい。まさか内部告発!?
アポロ計画はケネディ大統領のスタンドプレイ、開発ロケットは爆発事故だらけ。エンジニアは大変だったらしい。
● この番組では検証を開始、実際に4つの疑惑を確かめてみると
検証1)旗は空気がない状態でもなびいた。慣性の法則を空気が邪魔をしないので、むしろ真空状態の方がなびく。
検証2)暗いので星は写らない。太陽が当たっているところに露出をあわせると星は暗くてまったく写らない。
検証3)影が平行でないのは斜面に立っているから。見る角度(遠近法)によっても変わる。
検証4)月面は地表はサラサラでも、すぐ下は硬いのでクレータができることはない。
(・ω・) フムフム
● NASAへの疑惑は続く・・・。人面岩(バイキング1号が火星の表面で撮影)の種明かし映像。火星のモノリス映像(高さ4.5m)は、デジタル写真の仕組みによりそう見えている。土星のリングに現れた巨大宇宙船は、衛星の長い影。土星のFリングから飛び出したものは、プロメテウス(衛星)の引力の影響(ミニジェット)・・・。
● 陰謀論者の目新しい視点。それはそれで必要だと思います。こつこつと積み重ねるのも当然大事。なのでそろそろどちらも吃驚するような大発見がないかなぁ。

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【 追加調査 】
< 主な疑惑 >
● 月面で撮影されたはずの写真なのに、空に星が写っていないのはなぜか。
● 月面は真空であるはずなのに、写真や映像に写っているアメリカ合衆国の国旗(星条旗)がはためいているのはなぜか。
● アポロ11号でアームストロング船長が月面に最初の一歩を印そうと梯子を降りていく映像が無人の筈の月面から捉えられているのはなぜか。
● アポロ11号の最初の足跡の写真も、真空で水の無い月面の砂に印されたにしては型崩れも無くハッキリしすぎている。
● 月着陸船の影に当たる部分も、はっきりと写真に写っているのはなぜか。
● 影の方向が、写真内でバラバラになっていたり、長さが違うのはなぜか。光源が複数あるためではないのか。
● 月面に着陸船が下りる際、噴射の反動で大きなクレーターができるはずなのに、それが写っていないのはなぜか。
● 月面で宇宙飛行士が楽しそうにジャンプしている映像があるが、重力が弱く真空の月面でジャンプすれば空高く飛ばされる筈であるが、なぜ飛ばされないのか。
● 宇宙飛行士の背中の箱に、飛行士を吊り下げるワイヤーらしきものが見える。
● アポロ11号で月面着陸当日に撮影されたという映像と、翌日4km離れた場所で撮影されたという映像の背景(石の形状や配置など)を重ね合わせると、非常に酷似している。
● 月面の宇宙飛行士の動きを倍速にして見ると、地球での人間とまったく変わらない動きになる。
● アポロ計画で使われたカメラには、被写体の大きさを測るために十字が刻まれているが、そのいくつかが欠けている写真がある。
● 月面の石に「C」の文字らしきものが書かれているのが写っている写真があるが、石をセットの小道具として配置した際のミスではないのか。
● 前景(月面)と遠景(山地)の間に境目の線が写っている写真があるが、山地を背景に描いたセットを用いて撮影した跡ではないのか。
● 月で撮影された写真はどれも露出・構図が完璧なものとなっているが、手袋をはめた状態でファインダーのないカメラで撮影した写真が、このような完璧なものばかりとなるのは不自然である。
● 月へ往復する際、ヴァン・アレン帯(1958年発見)と呼ばれる放射線帯を通過する必要があるが、1960年代の技術でそれを防げたのか。
● 月面の温度は日中ではかなりの高温になるはずだが、それに宇宙飛行士は耐えられないのではないか。また、カメラも故障してしまうのではないか。月面での写真撮影に用いられたのはハッセルブラッド500というカメラであるが、NASAの写真を見る限りこれがケースなどでおおわれていない。月ではわずか2時間で摂氏130度から-150度まで温度が変化する。フィルムの薬品は摂氏50度で変化し、カメラ内で膨張することでレンズを壊してしまう。また-50度になればフィルムもレンズも凍りつき、こなごなになるはずだ。
● アポロ計画の中でも月面着陸に関するミッションのみ成功率が異常に高く、地球周辺の実験やその後の火星に送られる簡単な無人探査衛星は失敗続きだったのはなぜか。
● アポロ計画の後、アメリカが地球軌道より向こうへ人類を送っていないのはなぜか。
● 地球の天文台や無人の月探査機から、アポロの痕跡が見えそうなものだが、報告されていないのはなぜか。
● 着陸船・司令船に組み込まれたアポロ誘導コンピュータの性能は、自動車や1980年代の家庭用ゲーム機のそれよりも劣るのに、なぜこれで月まで航行することができたのか。
● 月面に設置されたというレーザー反射鏡を使った実験は、アメリカで行われたもの以外成功していないし、現在は行われていない(大槻義彦)。
● レーザー反射鏡がなくても、月面で反射したレーザーを捕捉すれば実験に成功したことになる。従って、実験に成功した = 反射鏡が設置されていることの証明とはならない
● 仮にレーザー反射鏡が設置されており、反射に成功したとしても、レーザー光は往復とも地球の大気圏で屈折するため、精度の高い距離の測定は不可能である。従ってこのような実験には事実上意味がなく、反射鏡の実在や実験が実施された事実も疑わしい。
● レーザー反射鏡は無人の着陸船でも設置可能であるため、反射鏡の存在は有人月面着陸の傍証とはならない。
● アポロ11号が持ち帰ったとされる月の石は、東京大学の研究で何の成果もあげられなかった。つまり、地球に存在する石と変わらなかったのはなぜか。
● オーストラリアのパース周辺で、アポロの映像にコーラ瓶が映っていたと証言した者がいる。
● アポロ1号の事故による3人の死亡者は、NASAの政策に反抗したための犠牲者ではないか。トーマス・ロナルド・バロンがアポロ計画は不可能であると証言したが、これは隠蔽されてしまっているのではないか。
● 米アポロ計画の貴重なデータを記録した磁気テープの原本700箱分も行方不明になったのは、何かの隠蔽工作ではないのか。
● 資料の開示請求に、忘れた頃に応じるのはなぜか。隠蔽工作処理のためではないのか。
・・・すべての答えはこちら(アポロ計画陰謀論 – Wikipedia)で。

● 初めて月の裏側に行ったのはアポロ8号だったが、パイロットの一人「ジム・ラヴェル」が言ってはいけない一言を発してしまった。「聞いてくれ、サンタクロースがいたんだ!」サンタクロースとは、NASAの暗号で『未確認生物や未確認飛行物体』のこと。
● もともとはアメリカのキリスト教原理主義の一派である地球平面協会が人類が地球外に行けるはずが無いとして唱えた説が俗説化したもの。


 


 

  


 

◆ 平将門の首塚

● 平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)とは、平将門の首を祀っている塚。将門塚(しょうもんづか)とも呼ぶ。東京都指定の旧跡である。

【 データ 】
● No.:File-008
● 初放映:2014年03月26日
● インタビュー:神田明神の元氏子総代 遠藤達蔵さんの娘、平野徳子さん

【 番組内容&感想 】
● 大手町一丁目、オフィルビルの中にポツン、鬱蒼とした場所が。将門塚。1100年前の豪族、平将門の首をまつっています。あそこっていつも誰かいるんだよなぁ。石碑の文字をみると怨念を封印しているなって感じがします。なんて名前のフォントなんだろう?
かつては本当に塚があったと説明。高さ6m、周囲27mって結構大きい。大蔵省の敷地内で前に蓮池まであったとのこと。
● 続いてメインの将門の祟りの話。始まりは関東大震災。全焼した大蔵省の建て直しで塚を崩し、池を埋め立てて仮庁舎を建てたところ、現役の大蔵大臣が病死。建築担当者に怪我人や死亡者が。最後は大蔵省に落雷、周辺の官庁まで焼き尽くす。将門様、怖すぎる。
オソロ(恐゚゚Д゚゚怖)スィ~!!!
敗戦後ターゲットはGHQへ。元の場所に再びまつられていた首塚をブルトーザーで潰そうとしたところ横転、運転手が死亡。その後も不振な事故が続き、取り壊しは中止に。ゲゲゲの鬼太郎みたいな展開。それに、こ、こ、この音楽は・・・。どこかで聞いたことがあると思ったらSPECのものでした。番組の視聴者層をわかっているなぁ。
● 次は平将門のオドロオドロシイ話。平安時代の半ば、反乱を起こし新皇を名乗った将門。討伐軍に破れ、京都に首を晒されます。しかしその首は夜な夜な怪しい光を発し、ついには「私の胴体をかえせ!頭をつないで一戦してやる!」と叫んだ首は、体の残る関東に向かって飛んでいった。途中で力尽き落ちたところに首塚を作ったという伝説。確か体は神田にあって、「(将門の)からだ」が訛って神田になったんではなかったか。だとしたら、山手線で一駅、体までもう少しだったのに。
● 祟りは鎌倉時代から。首塚の周りで伝染病が流行り、真教上人が塚を修復し神社にまつり、祟りがおさまったという話も。
● ここからは伝説の検証。当時の新聞を調べてみると・・・
⇒ 早速(はやみ)蔵相は死んでいるが3年後。それに首塚の取り壊しには関わっていない。
⇒ 他の大蔵官僚も死んだ人はいるが連続していない。
⇒ 雷で庁舎が焼けたのは17年後、それに雷が落ちたのは航空局。このとき雷は他二十箇所に落ちている。
⇒ 首塚が潰されてから5年後、鎮魂祭の記事が現在の伝説の元になっているもよう。
⇒ ブルトーザーの事故は本当にあったが、横転とか不信な事故が続出とまでは書かれていない。(史蹟将門塚の記)
⇒ GHQが工事を止めたのは、古代の王の墓だとGHQに掛け合った、神田在住の遠藤政蔵さんのおかげ。
● ツタンカーメンの呪いの時のような展開。でも新聞に書いてないから死者や怪我人はいなかったとは早計。むしろ鎮魂祭の時の関係者からのヒヤリングの方が信憑性があるような。だって何も無かったらお役所が鎮魂祭や建替えなんてしないと思うけど。その記録の方が重要では。それとも何処かの建築会社との癒着があったのか、そっちの方が信憑性が高そう。

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【 追加調査 】
● 江戸時代に、平将門にまつわる7つの神社が建てられました。鳥越神社、兜神社、首塚、神田明神、筑土八幡神社、水稲荷神社、鎧神社、鬼王神社。この7つの神社を結ぶと北斗七星の形になり、平将門が北斗七星を信仰していたことから徳川家康があえてやったと伝えられている。
● 高度成長時代、塚に面した部屋の行員が次々と病気にかかるという異常事態が発生。
● 隣接するビルは「塚を見下ろすことのないよう窓は設けていない」「塚に対して管理職などが尻を向けないように特殊な机の配置を行っている」とされることがある。
● お笑い芸人の爆笑問題・太田光はブレイク前、この首塚にドロップキックをしたことがあり、そのせいでしばらくの間まったく仕事が来なかったという噂がある。
● 首塚の境内には所狭しと多数の蛙の置物が奉納されている。将門の首が京から飛んで帰ったことから、必ず「帰る(カエル)」にひっかけ、伝承で次の二つの利益があるとされている。
1)左遷になった会社員が、元の会社に無事に戻ってこられるように、蛙を供える。
2)誘拐されたり、行方不明になった子供が無事帰ってこられるように、蛙を供える。
● 数十年にわたり地元のボランティア団体が浄財を元に周辺の清掃、整備を行っているが、その資金の預金先として、隣接する三菱東京UFJ銀行に「平将門」名義で口座が開かれていた。
● 将門とその家来の子孫、そして神田明神や筑土神社の氏子などは、成田山に参拝すると将門の加護が受けられないという伝承から参詣しない人が多い。
● 三井不動産などは、東京・大手町の三井物産本社ビル、旧プロミス本社ビルなど3棟を再開発し、超高層ビル2棟を建てる計画を発表した
。延べ床面積36万1000平方メートルのオフィスビル2棟を建設する。再開発は平成28年7月に着工し、オフィスビルは31年度中に竣工(しゅんこう)する。敷地の一角にある「将門の首塚」は計画に含めない。周囲は緑地にする。三井不動産広報は「神聖で大切な場所と認識している」と話している。

 


 

 



初出:2015年09月06日、テレビの悪足掻き