★[刑事ドラマ]時効警察のすべて
● ポツネンと呼ばないで・・・。刑事ドラマ、時効警察の情報です。
● 放映日時:毎週金曜日 23:15 – 翌0:10
● 放送局:テレビ朝日系
● 放送回数:全9話
● 演出・脚本は『愛のむきだし』の園子温、
『亀は意外と早く泳ぐ』の三木聡、
『グミ・チョコレート・パイン』の
ケラリーノ・サンドロヴィッチなど、
豪華な顔ぶれ。
● 時効が成立した《 完全犯罪 》を白状させる男!!霧山修一朗(オダギリジョー)。
● 三日月しずか役の麻生久美子は、このドラマでブレイク。
● 東ちづる、池脇千鶴、緒川たまき、永作博美、森口瑤子、葉月里緒奈、吉高由里子、櫻井淳子、真木よう子。ゲストも毎回豪華。
● 「誰にも言いませんよ」カードにはバリエーションがある(第2シーズン含む)。「誰にも言いませんが」カード、「誰にも言いませんよ」カードF(Female)、「誰にも言いませんよ」カード ロイヤル・ストレート・フラッシュ、「誰にも言いませんよ」カードH(本気)。
● 登場人物が使う携帯電話は、関東地区でスポンサーを務めるNTTドコモが放送開始当時に最新機種としてリリースしたFOMA 902iシリーズである。特に霧山が使う携帯電話は、演じるオダギリジョー自身がCMキャラクターを務めるF902iとなっている。
● ドラマのエンディングに出てくる「このドラマはフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです」のテロップでは、“フィクション”にかけた駄洒落を含む前置きが毎回付けられている。
・第一話:くしゃみはハクションですが
・第二話:マイケルはジャクソンですが
・第三話:二人でするのはつれションですが
・第四話:今回の監督はソノ・シォーンですが
・第五話:こころ公正であれ 大胆であれ 輝いてあれ はテレビ朝日の社是ですが
・第六話:今回でソノ・シォーンは終わりでショーンボリですが
・第七話:僕の妹にフィクションに似た言葉は? と聞いたところイリュージョン犬のジョン・ファッション・合掌・柚子胡椒・あちょー・絶好調・金賞・浜ショー・戦国武将・国際宇宙ステーション・東証・和尚・四川省・新人タレントオーディション・あんたが大将・踊らにゃ損、損などと返事がきましたが
・第八話:忌野清志郎は元RCサクセションですが
・最終回:芳本はミッチョンですが、このドラマはフィクションであり登場人物・団体名等はベートーベンとモーツァルトとサリエリとバッハとキダ・タロー以外は架空のものです。
● 番組自体はハイビジョンで製作されているため、基本的にアスペクト比は16:9であるが、過去の事件のあらましを振り返るシーンのみは4:3となっている。
● 又来(またらい)役のふせえりの夫は映画監督、演出家の三木聡。
● 出演しているオダギリジョーや岩松了も、それぞれ1話ずつ脚本・演出を担当している。
● 正確な平均視聴率は11.99%。これは、金曜ナイトドラマ史上歴代3位であり、特命係長・只野仁シリーズを除いた作品の中では最高である。
● 時効管理課は、総武警察署と周辺の警察署管轄内で発生し時効になった事件に関して、資料整理および遺留品の返却をする部署。実際には存在しない。
● ぽつねんとは、ひとりだけで何もせず寂しそうにしているさま。
【 ロケ地 】
● 総武警察署の構内 ~ 東京都中央区築地5丁目:築地市場
● 総武警察署の玄関 ~ 東京都品川区勝島2丁目:大井競馬場総合事務所
● 総武警察署の食堂 ~ 東京都大田区大森本町1丁目:東京都モーターボート競走会大森宿舎
参考) 時効警察の登場人物 – Wikipedia
参考) 時効警察 ロケ地ガイド
参考) 時効警察とは (ジコウケイサツとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
参考) ぽつねんの意味 – goo国語辞書
● 公式サイト( 時効警察 )
● Google検索( 時効警察 )
● Google画像検索( 時効警察 )
● Google動画検索( 時効警察 )
● Wikipedia( 時効警察 )
● ニコニコ大百科( 時効警察 )
● サイト内関連記事( 時効警察 )
【 関連リンク 】
● 『時効警察』観てた人 | ガールズちゃんねる – Girls Channel –
● 『Hulu』がテレビ朝日と提携! 『交渉人』や『時効警察』などドラマ作品が配信スタート | ガジェット通信
● 趣味のような仕事で繋がる愛「時効警察」 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
・時効の事件には、おいしいご飯の湯気が似合うと言っても過言では無いのだ
(ゲスト:東ちづる、脚本・演出:三木聡、視聴率:9.7%)
【第02話】2006年01月20日
・偶然も極まれば必然となると言っても過言ではないのだ!
(ゲスト:池脇千鶴、脚本・演出:三木聡、視聴率:12.1%)
【第03話】2006年01月27日
・百万人に無視されても、一人振りむいてくれれば人はしあわせ…じゃない?
(ゲスト:緒川たまき、脚本・演出:岩松了、視聴率:8.3%)
【第04話】2006年02月03日
・犯人の575は崖の上
(ゲスト:永作博美、脚本・演出:園子温、視聴率:11.2%)
【第05話】2006年02月10日
・キッスで殺せ! 死の接吻は甘かったかも?
(ゲスト:奥菜恵、脚本:高山直也・塚本連平、演出:塚本連平、演出:10.8%)
【第06話】2006年02月17日
・恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第
(ゲスト:森口瑤子、脚本・演出:園子温、視聴率:9.2%)
【第07話】2006年02月24日
・主婦が裸足になる理由をみんなで考えよう!
(ゲスト:葉月里緒奈、脚本・岩松了、演出:塚本連平、視聴率:11.2%)
【第08話】2006年03月03日
・桜咲く、合格通知は、死への招待状?
(ゲスト:櫻井淳子、脚本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(共同脚本:山田あかね)、視聴率:8.4%)
【最終回】2006年03月10日
・さよならのメッセージは別れの言葉とは、限らないと言っても過言ではないのだ!
(ゲスト:りょう、脚本・演出:三木聡、視聴率:10.1%)
2006年最初の金曜ナイトドラマは《 時効警察 》。今度は異色の刑事ドラマの登場です。総武署、時効課は遺留品の返却や捜査書類の破棄が仕事。のんびりと事務処理をこなす霧山(オダギリジョー)は上司達に趣味のひとつもないのかと揶揄(やゆ)にされ、真剣に自分の趣味を探します。
見つけたのが時効事件の捜査。課に回ってきた書類を捜査、真相を明らかにするというもの。趣味なので尋問なんて無理。被害者、目撃者にその旨を説明し、まず協力をお願います。指紋照合とかも駄目。鑑識に自分の小遣いを払い、裏でやってもらいます。証拠が揃っても犯人に迫るも、やはり最後は犯人の善意が頼り。自白によってのみ事件は解決します。そんなことで大丈夫!? でも見事真相を突き止め、犯人は自白していました。
(第1回「時効の事件には、おいしいご飯の湯気が似合うと言っても過言ではないのだ」の場合)
最後霧山が犯人に渡す《誰にも言いませんよカード》。思わず笑ってしまいました。
(^_^;
◆ 新しいパンツはいて~♪、ピョン
トリックの初期シリーズや、ツーハンマン、スカイハイ、雨と夢のあとに…。この時間帯は私と波長の合うドラマが多いです。既にこのドラマもお気に入り。ユニークな設定、主展開の他にも気に入ったのは…。
まず、登場人物のキャラクター。特に交通課の三日月しずか(麻生久美子)。霧山に密かな思いを寄せる彼女。彼の趣味に嫌々付き合うことになります。二人の掛け合いに、今までにないテイストが。
田舎のバスを待っていて、二人は喉が乾く。霧山が自販機で買って来たのは甘酒とおしるこの缶ジュース。
「なんでこの2つなの」と呆れる三日月。
「これはお茶したことにはならないからねぇ~」
「後でちゃんとお茶するからねぇ~」
攻撃をしかけるしずか。バッティングセンター。速球を軽く打ち返し、大きな声で《 つまんねぇ~ 》と吐き捨てます。そこに霧山からの着信。捜査はお断りとすかさず宣言するも、料理を作ってくれとの言葉にるんるん気分。お粧(めか)しして霧山の元へ。
仲間由紀恵がここ(トリック)でブレークしたように、今度は麻生久美子が弾け出しそうな予感。
もうひとり気になるのが、時効課の課長、熊本(岩松了)。一見威厳がありそう。でも自信たっぷり話すことは間違えだらけで、周りからツッコミの嵐、軽くいなされます。このパターンが繰り返し登場、一時間で随分味がでてきました。
《 日曜日にもメガネを外さないイギリス人 》とか《 口の臭い警察官 》《 全裸の空き巣犯 》といった、くすぐりギャグも得点が高いです。
◆ ナイトドラマ名物
<第1話ネタばれあり>
第1話の犯人はカリスマ主婦、笠松ひろみ(東ちずる)。15年前、彼女は浮気と暴力に耐え切れず、発作的に夫を刺殺。一度、外出して、物取りの殺人を偽装、帰宅したら夫が殺されていたと証言。しかし警察の追求は日々激しくなってきます。ところがそこに彼女のアリバイを証言する女が現れます。なんと殺した夫の浮気相手、水岡由起子(高田聖子)。アリバイ提供の見返りを求めての行動でした。報酬に1億円を要求する由紀子に、ひろみはこう答えます。支払いは15年後、時効が成立してからよ。
…。
これが霧山の突き止めた真相でした。しかしちょっと待った!時効後の報酬なんて支払う意味があるのか、逮捕されないためのアリバイ、そのための偽証。時効になったら払う必要無いじゃん。
(^^;
純粋にミステリィとしてみると、無理を感じる部分が多いです。事件に迷宮入りになっただけのトリックや偶然がほしいところ。まぁこれも金曜ナイトドラマの伝統ですが。
( この感想は 2006年01月23日に 東京つまみ食いにアップしたものです )
♂ 霧山修一朗(時効管理課)/ オダギリジョー
♀ 三日月しずか(交通課)/ 麻生久美子
♂ 十文字疾風(刑事課)/ 豊原功補
♀ 又来(時効管理課)/ ふせえり
♀ サネイエ(時効管理課)/ 江口のりこ
♂ 熊本(時効管理課課長)/ 岩松了
♂ 諸沢(鑑識課)/ 光石研
ナレーション/由紀さおり
● 脚本・演出 / 三木聡、岩松了、園子温、ケラリーノ・ダンドロヴィッチ、塚本連平
● プロデューサー / 黒田徹也、横地郁英
● 音楽 / 坂口修
● 主題歌 / 『 雨 』CEYREN