★[感想]踊る大捜査線(04)~ 少女の涙と刑事のプライド

2020年12月20日刑事ドラマ, 感想

少女の涙と刑事のプライド

データ

初回放送:1997年1月28日
初回視聴率:15.7%
演出:澤田鎌作
ゲスト
  大木茂(逃走中の連続強盗傷害犯):井上慎一郎
  窃盗犯:沢井小次郎
  DJ:DRAGON
  殴る男:KEE
  少女:滝本せいこ
  捜査一課捜査員:田中哲司
発生した事件
  連続強盗傷害事件
  窃盗未遂(すみれの財布)
  傷害現行犯

感想

青島の回。室井から本店に呼ばれた青島。逃走中の連続強盗傷害犯、大木茂の捜査応援が役目。張り切って捜査一課に入るも、他の刑事から相手にされず。蚊帳の外。

張り込み中、別の窃盗事件で出した警察手帳を大木に見られ、取り逃がすことに。責められる青島、非難の声は室井にも。

その後再び、大木が現れるとの情報(たれ込み)。しかし、張り込む青島の目に少女を殴るチンピラの姿が。室井の止めるのも聞かず、青島はチンピラに組かかり、それに気づいた大木は再び逃げてしまい・・・。

刑事ドラマっぽい展開。サラリーマンだった青島、意外に腕っぷしが強い。本店に呼びたい室井、青島が心配で湾岸署に残ってるレギュラーメンバー。みんな青島が気になっているのがわかります。

本店と所轄、キャリアとノンキャリア。私も大手企業の関連会社に勤めてますが、立場によって考え方は変わるもの。何が正しいかがないのが厄介。

青島が気になり、張り込み現場に現れた真下とすみれ。青島に寄り添うすみれが可愛い。実はスリがすみれの財布を物色中。青島との連携で現行犯をねじ伏せます。・・・強い。
(・。・;

最近、物騒だからなあ。護身術でも習うか。しかしこの逮捕の時、大木に警察手帳を見られます。

クラブという定義のよく分からない店舗、クラブは「接待を伴う飲食店」なのでしょうか? キャバレー、キャバクラ、ホストクラブはもろ該当しそうですが、ただのクラブは?生演奏(DJ?)してるから、ライブハウス扱い? バーはどうだ?

ケータイの登場で、ドラマの筋が変わったように、新型コロナのせいで、今後のドラマの筋も変わるかも。

「女の子が殴られてたんだ。それを黙ってみてろっていうんですか、あんたたちは・・・。犯罪にでかいとか小さいとかあるんですか? 目の前で苦しんでる人がいてもでかい事件のためには無視しろって言うんですか? 俺にはできない・・・」。

とは、青島の弁。辞めると啖呵を切り、警察手帳と手錠を捨てます。その場を去ろうとする青島、その行く手に五人の影が。あれは? なんと和久たちが大木を連行してきました。

「ひょっとして、あんたらが探している男ってのは、こいつじゃないのかね」と和久。
「あたしたち、この街長いもんだから、路地裏までよく知ってんのよね」とすみれ。

警察無線を傍受してた真下が連携、ナイスフォローとなりました。室井の配慮で、警察手帳も落とし物として、青島の元に戻ります。やっぱり、人にはそれぞれ分(ぶ)というものが、あるからなぁ。無理な背伸びは、やがてつらくなってきます。
何事もなかったかのように、青島、湾岸署に戻るの巻でした。
 

蘊蓄

青島俊作と柏木雪乃が歩いていた砂浜(ロケ地:お台場海浜公園)

 

伏線・たて糸

柏木雪乃
声が出るようになった雪乃は退院する。
アメリカに留学で、結婚を約束した彼がいることが判明。その彼には問題があるらしい。
ボクサーとトレーナー
雪乃が青島に婚約者がいることを話してる時、すれ違う
 

参考

踊る大捜査線 – Wikipedia
TV第4話「少女の涙と刑事のプライド」 – 窓の向こうに
第4話「少女の涙と刑事のプライド」
第四話「少女の涙と刑事のプライド」


初出:2020年06月12日、テレビの悪足掻き