★[感想]踊る大捜査線(03)~ 消された調書と彼女の事件

2020年7月22日刑事ドラマ, 感想

消された調書と彼女の事件

データ

初回放送:1997年1月21日
初回視聴率:16.5%
演出:澤田鎌作
ゲスト
  深見哲也(引ったくり犯人):桜金造
  深見一郎(哲也の父親、建設省官房次官):清水章吾
  弁護士(哲也の事件の隠蔽を画策):真実一路
  勝鬨署の刑事:桜金造
  女子中学生(引ったくりの被害者):水川あさみ
  刑事部長:佐々木敏
  看守:正名僕蔵
発生した事件
  勝どき所管轄事件
  女子中学生ひったくり事件

感想

三話め、すみれ(深津絵里)の回。ちょっと刑事ドラマっぽくなってきました。

メインは建設省官房次官の息子(深見哲也)が起こした窃盗事件。政治(揉み消し)をしに来た室井に、すみれが反発。マスコミに告発しようとしますが、袴田課長らが妨害。すみれは留置所に籠城します。室井の妥協案、和久の説得で、すみれは深見哲也を事情聴取をすることになるが・・・。

署内に響く事件発生のアナウンス。現場に向かう青島たち、運転が乱暴。アクションを入れてきたか、まだドラマの方向性に迷いが?
(・。・;

現場をみるなり、真下が一言。「課長、これどうします」。そう、道の向こうは勝どき署の管轄。まもなく勝どき署も到着、桜金造(勝鬨署刑事役)が睨んでいます。「帰りましょう」と袴田課長がぽつり。初めに小さな事件を入れるパターンで行くのか、メインの事件とは関係なし。
 
交通課の山下圭子巡査が、すみれのもとへ。ひったくりにあった少女を連れてきます。突き飛ばされ、膝を擦りむい少女、傷跡が生々しい。犯人の顔を見たという山下、すみれは似顔絵を描き始めます。ネットで人気、圭子巡査。この後、すみれのともに籠城。でも、お見合いに釣られそうにと大活躍です。

真下から事件が揉みこされそうだと聞いたすみれは、行動を起こします。山下と留置所に隠れ、告発の準備。そこに青島が。あっという間に鉄格子に手錠でつながれる青島。「なにすんのぉ」
「仲間呼ばれちゃ困んの」とすみれ。

この事件は公にする、すみれは青島に訴えます。

「力の強い男が弱い女を狙う。これは暴力なの。男が力を使って女に何をしてもいいの? あたしはそういう男どもを絶対許さない。」

すみれは自分の事件について話し始めます。3年前、すみれのバックを盗んだ男。必死に探しだし送検した犯人(野口達(伊集院光)、5話で登場)。しかし2年後に出所した男は、逮捕した火曜日に、すみれの前に現れるようになった、と。

そんな過去があったのか。というか、お礼参りは現在進行形。でも伊集院程度なら、すみれの楽勝の気がします。それに、すみれは強行犯係に人気なので、頼めばすぐに逮捕できそうだけどなぁ。・・・今は野口はただ見てるだけ、でも次は殺されると怯えるすみれ。

留置所にいることが看守に見つかり、署長・副署長・課長(後のスリーアミーゴス)・係長が駆け付け、説得。最後、室井まで来て押し問答になりますが、結局、和久の一言にすみれは折れます。「すみれさん、外してやれ。手錠は刑事にするもんじゃない。相手が違うだろ」

すみれの取り調べ。めんどくさそうに反省の言葉を繰り返す深見哲也。棒読みの言葉に反省の色なし。見ていて腹が立ってきます。こうゆう人が本当にいて、起こした事件は揉み消されているのでしょうか? 子供の頃から、何でも買って貰ってると、楽しいことがなくなっちゃうのかな? そうか、今は忖度(そんたく)か。

「こんなことしたいために、今日一日、怒って、走って・・・。帰んな」

ため息を漏らすすみれ、立ち去る深見哲也。帰り際に一言「パパにお礼言わなきゃ」。その胸ぐらを青島がつかみ、こう言います。
「パパが偉いからってな、なにやっても許されると思うな。許してくれるのはパパのお友達だけだ。」
 
青島、カッコい~い! 令和の世だと冷静に突っ込みが入りそうだけど。

部屋を出た深見哲也が叫びます。「暴力だ、刑事に暴力受けた」訴え続ける深見。今度は室井に弁護士が詰め寄ります。
問題はなかったという室井に、弁護士が「仲間同士、かばい合うわけですか」と皮肉。今度は室井が声を荒げます。

「なら、裁判にかけますか。そしたらマスコミにバレるぞ!」

おぉ、管理官が変わった。

会社に入ったころ、社会というものはどういうものなんだろうと緊張してました。昭和のドラマのように、上司と麻雀したり、朝まで飲んだり、お歳暮送ったり。そして組織の中で嫌な思いをするんだろうなぁ~と。でもほとんど、そんなことはなしでした。
言われても素直に従わないと読まれていたか。まぁ、その代わり出世もしなかったけど。
(^。^)
  

蘊蓄

青島俊作と真下正義が運転する車がジャンプした場所(ロケ地:南千石橋)
管轄の事で湾岸署と勝どき署がにらみ合った交差点(ロケ地:晴海5丁目交差点)

 

伏線・たて糸

柏木雪乃
病院からいなくなったことが、青島に伝えられる。父親の墓参りをしているところを青島が見つけ、病院に戻るように勧める。雪乃は何か言おうとするが、言葉が出ない。
帰りに病院に寄った青島が、ひとりでしゃべっていると最後、雪乃が声を出して青島の名を呼ぶ。
恩田すみれ
3年前の事件の詳細が判明。その時の犯人が出所、送検した火曜日に、すみれの前に現れることがわかる。
和久平八郎
真下が、和久はいつも調べ物をしていると不思議がる。

参考

踊る大捜査線 – Wikipedia
第3話「消された調書と彼女の事件」
第三話「消された調書と彼女の事件」
TV第3話「消された調書と彼女の事件」 – 窓の向こうに


初出:2020年06月05日、テレビの悪足掻き