★[感想]踊る大捜査線(02)~ 愛と復讐の宅配便

2020年12月20日刑事ドラマ, 感想

愛と復讐の宅配便

データ

初回放送:1997年01月14日
初回視聴率:16.4%
演出:本広克行
ゲスト
  佐々木典子(別れ話に怒り彼氏の髪を切った女):篠原涼子
  典子の彼氏:西田雅彦
  山部良和(和久に爆弾付きのリクライニングチェアを送る):伊藤俊人
  保険のおばちゃん(青島に保険を進める):松本留美
  爆発物処理班班長:松重豊
発生した事件
  髪切り事件
  湾岸署内爆殺未遂事件

感想

和久(いかりや長介)さんの回。

昔、取り調べ中に受けた暴力。それを根に持った山部(伊藤俊人)は、名を騙って、和久宛にプレゼントを贈る。手榴弾が仕込まれたリクライニングチェアー。一度座り、立ち上がると爆発する仕組み。そうとは知らず、座り心地を確かめた和久は、異常に気が付き、立ち上がれなくなってしまう。爆弾を調べていた青島も、身動きが出来ない状態に・・・。
( ゚д゚)

コミカルなシーンが多い第二回。

青島にかかってきた怪電話、「警察署の中は危険だ。お前を狙っている」。狙っていたのは保険のおばちゃん。電話したのはすみれ?

事情聴取で佐々木典子に翻弄される青島、すみれに窘(たしな)められる青島。W攻撃にたじたじ。

椅子が爆弾だとわかると、一斉に逃げ出す署員たち。おまえら、そんな冷たいやつだったのかと怒る和久。

山部から爆弾の対処方法を聞き出し、教える室井、いつも今一歩間に合わない青島。

この騒動の中、レストランの予約を二度も伸ばすすみれ。

青島に電話、館内放送につなげると、響き渡るカラオケの歌声。青島さん、早く来て下さいよ~と婦警の声。

その一方、コミカルな役が多い伊藤俊人は、ここではシリアスに警官殺し犯を演じてます。
 

 
もう駄目だ。半分諦めた和久が青島に頼みがあると言います。俺の娘をもらってくれと。

「俺の娘は酷いぞぉ~。35になるのに男と交際したことがない」
「うぃうぃしいじゃないですか」
「顔が俺にそっくりだ」
「ワイルド系なんすね」
「結婚させてやりてぇんだよ」
「はい、ただお約束はちょっと」
「どして」
「いや、和久さんが死ねば、たぶん僕も死んじゃうと思うんで」
・・・なるほど。

いかりや長介さんは、3回結婚されていて、最初の妻との間に、娘(まゆみ)さんがいます。似てるかどうかは別として、ドラマででもこんなこと言われるの嫌だろうなぁ。

昭和の取り調べなんて、やっぱり恫喝と暴力だったのでしょうか? 和久の取り調べを問題視する室井。違法なことはさせてないと神田署長。もっとも恫喝は今でも伊丹刑事(相棒)もやってるけどなぁ、実際はどうなんでしょう。容疑者になめられたら、全員不起訴になるだろうし。

私は一度だけ本物の刑事と話をしたことがあります。ひったくりにあった時のこと。あまりに普通の服装、複数の刑事に何度も同じことを聞かれるのに驚いたことを覚えています。被害者なので、恫喝はされませんでしたが。(詳しくは こちら に書いてます)

いかりや長介さんは、この7年後の2004年。伊藤俊人は5年後の2002年。シリーズの完結を待たずに永眠されています。合掌。
 

蘊蓄

織田裕二は踊る大捜査線において、いかりやに請われてテレビドラマでの演技のノウハウを教えた。劇中の関係とは逆であるが、1999年4月13日放送のフジテレビの特別番組『踊る織田裕二』での対談で、いかりや本人が、「剣豪に倣って、あなたの芝居は何流か? と問われれば、織田流だと答える」と述べて謝意を表している。また、いかりやの自伝『だめだこりゃ』にも同様の言葉が掲載されている。織田は、いかりやが亡くなった後もいかりやを大変慕っている。
柳葉敏郎は役柄上輪に入れないので、階段のところで座っていることが多かった。そんな時、いかりやが来て競馬など話し相手をし、柳葉は張り詰めたものが癒されたという。
水野美紀は『ファイナル』のオープニングでいかりやとの思い出がよみがえってきたという。夜遅い時間のスタジオ撮影で皆が疲れてきたとき、長回しのワンカットのOKがなかなか出ずに「もうワンカットお願いします!」って声がかかったとき、いかりやの“生”「だめだこりゃ」が誰もが聞きたいけれどねだれなかったこと(セリフ)が出て、みんなのテンションは一気に上がったという。ムードメーカー的なところも含めて、格好いい方だったという。
ユースケ・サンタマリアは踊る大捜査線の出演者の挨拶でスタッフが「真下正義役、ユースケサンタマリアさんです」と言った時に、「CX(フジテレビ)のリーサルウエポン(最終兵器)ユースケ・サンタマリアです」と挨拶をして空気が凍りついたという。そんな中で輪に入れたのはいかりやが『俺もバンドあがりだから』と僕を仲間みたいに言ってくれたことだったという。

佐々木紀子が起こした傷害事件で和久平八郎と青島俊作がやって来た現場(ロケ地:デックス東京ビーチ)
爆弾事件の解決後、青島俊作と恩田すみれが駆けつけたレストラン(ロケ地:SAM CHOY’S TOKYO、すでに閉店)

この時和久がなんとしても結婚させたいと願った娘は、映画「踊る大捜査線THE MOVIE 2/レインボーブリッジを封鎖せよ!」で晴れて華燭の宴をあげることになった。

 

 

参考

踊る大捜査線 – Wikipedia
いかりや長介 – Wikipedia
【いかりや長介の嫁・息子・娘】結婚歴3回!離婚原因は浮気?ベースはモテるため
第二話「愛と復讐の宅配便」
第2話「愛と復讐の宅配便」
TV第2話「愛と復讐の宅急便」 – 窓の向こうに


初出:2020年05月29日、テレビの悪足掻き