★[刑事ドラマ]踊る大捜査線のすべて

2022年6月15日刑事ドラマ, 番組

都知事と同じ名前の青島です。刑事ドラマ、踊る大捜査線の情報です。

Index

エピソード(こぼれ話)

本作のタイトルは、映画『夜の大捜査線』と『踊る大紐育』に由来する。
当作品ではそれらの要素を可能なかぎり排除し現実の警察組織と近い業務形態や実情を採用した作風となっており、警察機構を会社組織に置き換え、署内の権力争いや本店(=警視庁)と支店(=所轄署)の綱引きなどを、湾岸警察署を中心に描いている。本作品で登場した具体的な例としては、刑事のことを「デカ」ではなく「捜査員」と呼ぶ、加害者のことを「ホシ」ではなく「被疑者」と呼ぶ、「発砲許可」に対して手続きが存在するなどである。
連続ドラマ版(1997年)放映当初は決して高視聴率とは言えなかった。しかし、ドラマの視聴率が次第に上昇する中でプロデューサーの亀山が上司に対して「最終回の視聴率が20%を超えたら映画化してよい」との約束を取り付け、実際に最終回の視聴率が20%を超えたため映画化が実現した。
初期の構想段階では、すでに引退したベテラン刑事和久の娘をすみれ(監察医)に設定し、和久宅に居候する青島との恋愛も一案にあった。その後は、青島と雪乃、室井とすみれの二本立てでの恋愛路線、青島と雪乃とすみれの三角関係も構想されている。実際、青島・雪乃間での恋愛に発展しそうな伏線や、すみれが青島に惹かれてゆく描写もちりばめられており、室井とすみれの二人きりのシーンも幾度かあった。
テレビシリーズは人気が高まるとともに何度も再放送が行われた。またスペシャル番組の放送や映画の公開と絡めた再放送も何度か行われた。全話の再放送は1998年8月25日から行われたが、権利の問題や、時間枠(再放送は一般的に初回放送より時間が短く(つまり、同じ「1時間」でも再放送枠では本放送時よりCM枠が多くなるため、拡大版もそのまま放送することができない)その他の関係で、初回放送からのシーンの入れ替え・カットや音楽の変更があった。
踊る大捜査線シリーズはこの世界設定上の時間軸での1997年1月の出来事を実際の1997年1月に放送する話で始まり、「THE MOVIE」までは放送・公開時期とほぼ同じ時期の出来事を描く形で作られてきた。亀山プロデューサーによれば踊る大捜査線シリーズのコンセプトの一つである「リアリティー」の表れの一つで、映画についても当初はテレビシリーズ第1話のリメイクや青島が会社員を辞めて刑事を目指すようになる話など時間軸を大きく遡った時期の話を描くことも検討されたが、結局は上記の原則を踏襲する形となったとされている。
東京テレポート駅 – 2008年(平成20年)7月より、本作のテーマ曲が発車メロディーとして使用されている。

TVシリーズの時点では、当時の東京都知事青島幸男と同じ姓(そもそも「青島」の名はここからきている)であった為、「都知事と同じ名前の青島です」が自己紹介の決まり文句であった。このセリフは世界都市博の中止で湾岸地区の開発に一旦ブレーキがかかったその空き地に都市博中止の決定を下した男と同じ名前の刑事がやって来るという痛烈な皮肉が込められている。
湾岸署の通称(蔑称)も人間よりカモメの数が多い「空き地署」だった。だが、フジテレビの移転を皮切りにお台場が人気観光スポットとして急速に開発が進み、日中人口も激増するなどして現実に警視庁東京湾岸警察署が創設されるに到っている。
青島が警察官になったその日に購入したコートで、購入時に店の気さくな店主に安くしてもらったものである。それがあってか、青島は長年愛用している。「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」では、「THE MOVIE」で青島が刺された際に開いた穴の部分は綺麗に修繕されている。事件後はクリーニングに出された。ちなみに劇中で織田裕二が着用しているものは特注されたものでポケットの位置が一般に販売されているものとは違っている。

連続での放送時には色々なバリエーションのコートが用意されていたが、以降は刑事っぽいグレー、または白っぽいコートしか着なくなった。また初期に登場した赤いコートは深津絵里の私物である。すみれは他にもジャンパーやカーディガンを羽織る事も多い。
『THE FINAL』では前述の負傷に後遺症が残っていることが判明し、体力の限界を感じ退職を考えた。しかし終盤では青島を助けるために夜行バスごと現場に急行した。この時、バスから出てきたすみれの体が一瞬透けているように見え、しかも以降のシーンに登場しなかった。一連の演出は「すみれは既に死亡しており、最後に登場したのは幽霊か幻」とも解釈でき、本広克行監督もそれを意図したことを認めている。

スピックインターナショナル製のロングコートで、色は黒。設定上や台詞では「通販で買った」事になっているが、実際の衣装は通販では売っていない。青島のコートは比較的見つかりやすいが、こちらは今となってはもはや手に入れる事は極めて困難で、値段は高額で30万円以上する代物。ちなみに、劇中では柳葉敏郎の体格に合わせ衣装スタッフが仕立て直しており、ロングなのに体のラインがすっきりみえる様に仕立てられている。フォーマル仕立てであるが機能性も重視されたデザインとなっていて活動的な室井にぴったりのコートといえる。柳葉は比較的小柄なので、足の部分まですっぽり覆うように着ている。
室井慎次の「室井」は室田日出男からとっている。
同人の人物設定は映画『クリムゾン・タイド』に登場するデンゼル・ワシントンを意識して作られたものである。

データ

放送期間:1997年01月07日 ~ 1997年03月18日
放送時間:火曜日、21:00 ~ 21:54
放送回数:全11話
出演:織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア

原案:-
プロデュース:亀山千広、東海林秀文
オープニング:松本晃彦「Rhythm And Police」
エンディング:織田裕二withマキシ・プリースト「Love Somebody」
製作著作:フジテレビ

感想

久しぶりに会った人に、私が必ず尋ねるのが

「何か面白いことはないですか?」

それに大学時代の友人が答えたのが、フジテレビのドラマ。刑事物なのに、なんかやってることがサラリーマンなんだよねぇ~。フムフム、どんなドラマだろ? それで観始めたのが、踊る大捜査線でした。

そのあと、何度もスペシャルドラマになり、映画化され。こんなにメジャーになるとは思ってませんでした。初放送は1997年、平成9年です。

改めて令和の御世(みよ)、ネット配信で見てみて驚き。織田裕二若い!深津理恵若い!いかりや長介、生きている!!

都知事と同じ青島!? 執務室で煙草吸ってる! 青島はポケベルで呼び出されるし、真下は本店(警視庁)のデータをパッキングするのに、音響カプラで回線に接続、和久さんは張り込みに「たまごっち」持ってきてるし、篠原ともえが1日所長って、今の若い人にはわからないなきっと・・・。

地下鉄サリンの後、酒鬼薔薇は知っているが、まだ9.11(2001年)も、3.11(2011年)も知らない日本。新型コロナと言えばトヨタの車。1999年7の月が間近に迫る中、サッカーワールドカップ初出場を遂げた1997年。もう四半世紀も前なのね。

各話の感想はサブタイトルからリンクする予定です。