★[探偵ドラマ]三代目明智小五郎〜今日も明智が殺される〜の感想(第1話~第5話)

2015年6月13日感想, 探偵ドラマ, 番組

● 里奈ちゃん、かわいいなあ~。全10話の感想をどうぞ。


★[探偵ドラマ]三代目明智小五郎〜今日も明智が殺される〜のすべて


◆ 第001話 モナリザの刺繍

【 データ 】
● 初回放映:2010年04月13日
● 中五郎の死因:絞殺

【 感想 】
● おんぼろアパートかすみ荘。天井を歩く人、部屋を覗き見。着替える女、エレキかき鳴らす男。そして・・・。何だ、こいつは?看板書き!?
● 「何書いてるんですか?」
「あ、ちょうど良いところにきた、小林君。どの看板が一番お客さんを呼べそうか、選んでくれないか」
「は!?ここ、明智探偵事務所ですよ。しかも先生、明智小五郎の孫です。それなのにどうしてまた?」
「まぁ、それはそんなんだけどね。最近仕事が迷いネコ探しぐらいしかないからね、まずは看板の名前から・・」
「仕事が来ないのは、先生が探偵として未熟だからです」
「いまの僕が明智を名乗るのは気が引けるよね」
「だからって金田一探偵事務所って、怒られますよ」
「これは金田一ではなくて、きんだー、きんだー、だー、えへ、だー」
「どっちにしろ怒られます」
「じゃー、シャー・ロック・・・」
バシっ、看板を真っ二つに割る小林少女。吃驚する明智中五郎。
「先生は日本人でしょ」
「そこは考えてある」
付け鼻を出す中五郎、はたき落とす小林少女。
「だって~、明智って名前だけでハードルがあがるだもの・・」
「ちゃんとしてください」
www。随所にある、この2人の掛け合い。絶妙です。
● あれ!?中五郎がもう死んだ。絞死刑のように天井から降りてきた紐で。毎回、死ぬとは聞いていたが、こんなに速く。でも小林少女には死体の中五郎もお化けの中五郎も見えるもよう。
そうか、この状態で事件を解決(自分を殺した犯人を捕まえる)のか。
● 中五郎(田辺誠一)が巧い。演技は安達祐実のガラスの仮面のときの速水真澄役ぐらいし知らないけど、二枚目から三枚目に綺麗に脱皮しているように思います。阿部寛ほどではないですが。
子供の頃、カックラキン大放送でやってたゴロンボ刑事。毎回着ぐるみ来てた出てくる関根勉を可哀想に思っていたけど、いまは関根勉を知っている人はいても、野口五郎は知らないものなぁ。三枚目の方が難しく、また息がながいもよう。
● 眠りの小五郎ならぬ、お化けの小五郎。謎解きも独特です。「間違っていたらごめんなさい」とことわってからの謎解き。でも誰にも見えないし、声も聞こえないので小林少女が通訳です。通訳から同時通訳、最後は声をあわせての謎解き。いいテンポです。
30分番組なので、謎も複雑ではなくて単純。犯人探しなんてないに等しい、謎解きもあっさり。深夜番組なのでこの程度が丁度いいなぁ。
● 要潤の怪演も見所。働かなくても暮らしていける人生に退屈を覚えての犯行。総金歯の前歯ってタイムスクープに影響はないのか?
ニヒル(死語)な面と犯行がバレそうになったときのオドオドの落差が面白いです。
● 犯人の語りの時に流れるのはSunSet Swishの「バライロ」。いい曲なのにヒットしなかったなぁ。
● 最後に出てくるシルクハットにマント(20の刺繍あり)は怪人20面相だろうけど、守衛所でテレビを見ている2人はなんなのか?気になります。

【 薀蓄 】
● 原作:屋根裏の散歩者
● ロケ地:
・明智探偵事務所のある「かすみ荘」
 :世田谷区大原2丁目のアパート
・小林少女がほっぺたを叩かれていた公園
 :世田谷区立玉川上水緑道
【 ゲスト 】
● 磯貝 / 要潤
● サラリーマン / 吉家章人
● 解剖医 / 寺部智英
●「かすみ荘」の住人 / 大西武志 
●「かすみ荘」の住人 / 堀口奈津美



◆ 第002話 黒いピエロ

【 データ 】
● 初放映:2010年04月20日
● 中五郎の死因:感電死

【 感想 】
● 明智探偵事務所にお客。町内会長と名乗ります。夜な夜なピエロの亡霊が町を徘徊、通行人を襲うとか。写真には確かにピエロの姿が。初めての以来だとご機嫌の中五郎と小林少女。でも。
えっ!?調査の依頼じゃない・・。夜の外出を控えてほしいだけと言いに着ただけ・・。さすがの中五郎も落ち込みます。
どうして僕のところには依頼がこないんだろう。小林少女が帰るのを待って、中五郎は一人頼まれていない調査に向かいます。
● 小林少女、可愛い。今回はウサギのコスプレで登場。事務所のために保育園のバイトをしてて、気に入ってしまったのだという。
(紙芝居でそれとなく前回までのあらすじも説明)
それでも中五郎には容赦のない駄目出し。こんな助手がいれば、私ももう少ししっかりするかな。
● 女の悲鳴、ピエロの影。後をつけ、廃墟に入った小五郎。照明を付けようとして敢え無く感電死。ピエロ(どうみても町内会長)の罠だったもよう。それにしても、この人はなんて名前の人だろう? CMとかでよく見るけど。遠藤憲一、略してエンケン。そうえば20世紀少年にもでてたなぁ。今度は必殺仕事人になるのか。
● また守衛さん登場。この2人はテレビでこの番組を見ている姿でこの番組に出演しています。この後どんなかかわりを持つのか。
● お茶の出し方、女性の一人歩き、昭和の御世では誰にでも怒って注意するオジさんがいました。いまやるとただのピエロなのか。
● ババンバ バンバンバン ♪♪ いろいろあって、エンケンの語り。あれ、中五郎が同情している。自分が殺されたのになぁ。
● また最後に出ていたマントの男。今度は私も三代目との発言。ひっぱるなぁ。

【 薀蓄 】
● 原作:地獄の道化師
● ロケ地:
・ピエロが入っていった廃墟
 :アクアマリンスタジオ

【 ゲスト 】
● 寺内 / 遠藤憲一
● ギャル / 山本裕子
● なんでんかんでん社長 – 川原浩史(本人役)

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◆ 第003話 生霊

【 データ 】
● 初放映:2010年04月27日
● 中五郎の死因:服毒死

【 感想 】
● 小林少女、今回はゾンビ姿で登場。廃病院らしき廊下を彷徨ってます。別のゾンビと衝突。痛い~と尻餅。そこで
「 カット!!」 の声。「下手糞野郎!!」と続きます。
ぶつかったのは高田刑事。エキストラのバイトなのね。何で刑事まで?その時、すぅーと二人の背後に現れる男。
「ぎゃ~~~~!!!」
「先生!?こないといっていたのになぜ?」
なんだ、中五郎か。
中五郎いわく。高校時代に死んだはずの彼女が生きていたらしい。この病院に来れば会えると、彼女の母親から連絡があったのだとか。
怪しい。ここは廃病院じゃないのか?ますますホラーテイストに。江戸川乱歩原作だからなぁ。2人に置き去りにされた中五郎の背後に別の影が。中五郎撲殺!?
● 気が付くと狭い部屋。立ち上がろうとすると足に鎖。なんだ、中五郎まだ生きてる。
部屋にはもう一人、この女性は?
「早川さん?」「明智君?」
恋人が本当に生きていた!?
中五郎の恋人役は、大政絢。・・・最近見ていないような。
でもこの設定、SAWシリーズか、神様のいうとおりか。結局、中五郎は毒殺とあいなりました。
● 一番気になったのは「ぬりかべさん」のこのセリフ。
「・・・整形の痛みに耐え続け・・・。」
やっぱり整形って痛いのかな?痛いんだろうな、痛いに違いない、痛いに決まってる。その痛みが長く続くんだろうなぁ。そして歳をとる度に増してくるんだろうなぁ。親からもらったこの顔。私は大切にしよっと。
● 妄想の中で早川さんと結ばれる中五郎。結婚式の牧師は高田刑事、小林少女は助手。中五郎の結婚に私はどうなるの?と慌てている少女が可愛い。格闘家の役(赤×ピンク)なんてやってほしくなかったなぁ。
● 早川さん、中五郎の足枷を歯で噛み切る高田刑事。ゴリラ並の歯の力。初めて活躍した。
(^^;
● 迫りくる爆発の時。あと30秒、20秒、10秒・・・。その時中五郎、少しも騒がず。ポケットから爆弾処理の本を出し(なんで持ってた!?)、目次を確認。1ページ、1ページめくって(もっと慌てて!!)・・・、でも肝心のページがない!!!
鼻紙に使かっちゃったのね。
● テレビでこの番組を見ている守衛さん。この人たちが出ている部分は、この人たちにどう見えている!?
● 一度、葬儀屋として現れた20面相。最後に本日2度目の登場。いままでの事件、影で糸を引いていたのは、ひょっとしてこの男。
中五郎に「マントくん」と呼ばれ、ちょっと慌てます。次回は正体(顔?)が明らかになるんらしい。

【 薀蓄 】
● 原作:???
● ロケ地:
・東京都渋谷区本町1丁目:玉井病院
・東京都日野市多摩平3丁目:日野市営火葬場

【 ゲスト 】
● 早川(なぎら 梅子)/ 大政絢



◆ 第004話 ツクモガミ

【 データ 】
● 初放映:2010年05月04日
● 中五郎の死因:転落死

【 感想 】
● ゲストは大島優子。明智家の大ファン、中五郎の押し掛け助手・岡本桃子という設定。中五郎べったりの助手に面白くないのは小林少女。このパターンかぁ~。でもこの違和感は何だろう?特に2人が並んだとき。そうか、大島優子は150cm、ちいさ~い。小池里奈は155cm。イメージは逆だったけど。
● 中五郎が通っていた小学校、すでに廃校。今回の舞台はここです。おんぼろアパートに廃工場、廃病院に続いて廃校。江戸川乱歩の世界っぽいです。でも昭和のそれに比べて、なんか元気がないなぁ。
● 中五郎の死因はバーベル?ピタコラスイッチ的罠は避けたのに・・・。
● 野犬に襲われる桃子と高田刑事。制作費の関係か、犬自体はまったく写らないという演出。中五郎と小林少女の説明的なセリフのオンパレード。もう少し笑わせてくれ~。(--;
● 桃子の正体は20面相。今までの犯人は彼に操られていたのか・・・。それにこの人は!むかしMacのCMに出てた人だ。ラーメンズというお笑いコンビの一人らしい。そういえば、「私の嫌いな探偵」では情報屋をやってたなぁ。

【 薀蓄 】
● 原作:透明怪人?
● ロケ地:
・明智中五郎が通っていた母校:
 デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ

【 ゲスト 】
● 岡本桃子 / 大島優子(AKB48)
● ジャンボ鶴子 / 川西香里



◆ 第005話 悪魔の商店街音頭

【 データ 】
● 初放映:2010年05月11日
● 中五郎の死因:窒息死

【 感想 】
● 商店街音頭で有名な三ノ輪橋のぼる。その付き人は中五郎、商店街音頭の売上げを横領している犯人を探すのが目的。盛り上がってないけど、これって初めての依頼なんじゃwww
● 小林少女の豹変に驚き。ガムは飛ばすは、髭は剃るは、タバコは吸うわ、オバちゃんパーマ、言葉使いも乱暴・・・。ソファに寝転んだと思ったら、尻を持ち上げブー。「イメージダウンだよぉ~」、中五郎でなくてもそう思います。(@@。
● 実は小林少女は20面相の変装。クローゼットに閉じ込められていたのが小林少女だったのかぁ。何度か見直すとそうゆうわけかとわかります。しかし本物も・・・今回はミュージカル!?
● 「天才ではない我々は、ちゃんと傷つかないと前へ進めないのではないでしょうか」。中五郎もいいこというなぁ。きっとこのドラマはこの台詞を言わせるために作ったんだろうなぁ。
● 事件は解決、でも中五郎の死体が見つかりません。おぉ、初のto be continue。早く早く、早くしないと中五郎、40歳になっちゃいます。

【 薀蓄 】
● 原作:???
● ロケ地:西片商店街、まちの駅、AV GARAGE
 東京都杉並区高円寺北2丁目

【 ゲスト 】
● 三ノ輪橋 のぼる / 五十嵐隼士(D-BOYS)
● 楽器店店主 / 西山宏幸