★[特撮ドラマ]ウルトラQの感想(第05話 ペギラが来た!、第06話 育てよ! カメ、第07話 SOS富士山、第08話 甘い蜜の恐怖)再作成版

2022年8月30日特撮ドラマ

ペギラ登場。ガラモンの嫌いなものって何だろう? カネゴンの嫌いなものって何だろう? バルンガの嫌いなものって何だろう?

★ 作品全体の情報、感想はこちら( ウルトラQのすべて )をご覧ください

◆【005】ペギラが来た!

◆ ストーリー

行方不明の越冬隊員を探しに南極にきた万城目。急激な気温の低下の後・・・、ペギラが来た!

◆ データ


初回放映:1966年01月30日
初回視聴率:34.8%
製作順:14
怪獣:冷凍怪獣ペギラ
アイテム:ペギミンH
スーツアクター:清野幸弘
監督:野長瀬三摩地
脚本:山田正弘
特技監督:川上景司
英文タイトル:Pegila Has Come

ゲスト:
田村奈巳(南極基地越冬隊・久原羊子隊員)
松本克平(南極基地越冬隊・天田隊長)
森山周一郎(南極基地越冬隊・池田隊員)
伊吹徹(南極基地越冬隊・伊東隊員)
黒木順(南極基地越冬隊・鈴木副隊長)
石島房太郎(極地観測船「鷹丸」富士井船長)
岡豊(井上隊員)
今井和雄(隊員)
内海賢二(鈴木副隊長の声)

 

◆ 感想(ネタバレ注意!)

やっぱり、ペンギンベースだからペギラなんですかね? (・´ω`・) 。
ちょっとトドも入っています。雪煙の中から現れる垂れ目がいやらしい。

サリーちゃんのパパ(内海賢二)が憎まれ役で登場、こんな顔をしてたのか。・・・声だけ?

ぺギラの放つ冷凍光線。凍らすだけでなく、反重力現象であらゆるものを吹き飛ばします。雪上車も吹っ飛ぶ強烈さ。会得したいなぁ。

万城目の腕時計はロレックス、万城目の腕時計はロレックス、万城目の時計はロレックス。3回言いました。星川航空はそんなに儲かるのか。
( ..)φメモメモ

南極大陸にただ1匹、三年間生き延びていた野村隊員の犬、サブ。ぺギラにやられなくても寒いし、食べ物もないのに。樺太犬(タロジロ)よりもたくましいもよう。

ペギミンHでペギラを撃退、ペギラは空に飛び立ちます。助かった、助かったと喜ぶ隊員達、でも。・・・風で基地が吹っ飛んじゃったけど、これで本当に助かったの!?
(^^;
話は少しホラーテイスト。南極基地という特殊環境、やがて一匹の犬がノルウェー隊のヘリに追われて・・・って、これは別の話だった。
(==;

東京の土を南極に撒く久原隊員。昭和の頃はそれが供養になったのか。野村隊員は凍ってただけだから、溶かせば生き返るかと思ったのに。
(==;

■ 本編を観たい方は・・・

 


 

◆ ナレーション

オープニング
吹雪に包まれた南極大陸。そこにはまだわからないいろいろな謎があります。今夜は南極基地に起こった恐ろしい事件に、皆さまにご案内いたしましょう。
エンディング
どんな動物にも必ず嫌いなものが1つはあるものです。もしあなたも怪獣に襲われたら、何をさておいてもまずそれを探すことです。

◆ 薀蓄(うんちく)

鳴き声は第5話が象の鳴き声をアレンジしたものと映画『妖星ゴラス』のマグマの鳴き声を合わせたもの
久原羊子役の田村奈巳は、江戸川由利子役の候補だった。
ロケ地:なし(オールセット)

◆【006】育てよ! カメ

◆ ストーリー

カメだとすると、どうしてもガメラ的な展開を想像しますが肩透かし。まさか竜宮城に行くとは・・・。

◆ データ


初回放映:1966年02月06日
初回視聴率:31.2%
製作順:11
怪獣:大ガメ ガメロン、怪竜、乙姫
アイテム:-
スーツアクター:福留幸夫
監督:中川晴之助
脚本:山田正弘
特技監督:小泉一
英文タイトル:Grow! Turtle

ゲスト:
二瓶正也(銀行ギャング・佐東)
当銀長太郎(銀行ギャング・内田)
中村和夫(浦島太郎)
大泉滉(太郎の担任)
磯野秋雄(太郎の父)
大友伸(警部)
古田俊彦(刑事)
星清子(太郎の母)
今井和雄(教師)
荒木保夫(警官)
立石愛子(乙姫)
村岡順二(竹雄)

 

◆ 感想(ネタバレ注意!)

赤坂の小学校ってこんなのか、私の通っていた小学校と変わりがないもよう。泰明小学校はどうだったんだろう?

大泉滉が先生役で登場、なつかしい~。強烈な毒、あの個性はロシアの血のゆえか。

小学校の近くで発生する銀行強盗。街の真ん中で銃撃戦です。
(^^;
最近はニュースどころか、ドラマでも見かけない銀行強盗。セキュリティが強化されているものな。

ギャングとしてまたしてもイデ隊員登場。今度は出番が多いです。ただし髭で人相がわからない。

オープンカーって、この時代に似合う車のようです。

二子玉川園のジェットコースターにコーヒーカップ、びっくり歩道。平和だ。

乙姫がブランコで登場。周りになにもないし、ただ子供だ。あの個性的な笑い方は演出?

それにしても主人公の少年、名前が浦島太郎!・・・きらきらネームの元祖か、本当にいてもおかしくはないけど。
(==;

◆ 本編を観たい方は・・・

◆ ナレーション

オープニング
なし
エンディング
なし

◆ 薀蓄(うんちく)

乙姫が笑うシーンでは立石が自然に笑えなかったため、監督の中川晴之助が腹芸を見せて笑わせた。
ロケ地:赤坂小学校、東宝スタジオ、三分坂、二子玉川園、ホテルニューオータニ、瀬田隧道

◆【007】SOS富士山

◆ ストーリー

もしも富士山が爆発したら? 爆発の代りに怪獣が。溶岩の代りに雪崩が起きました。

◆ データ


初回放映:1966年02月13日
初回視聴率:32.5%
製作順:27
怪獣:岩石怪獣ゴルゴス
アイテム:-
スーツアクター:中村晴吉
監督:飯島敏宏
脚本:金城哲夫、千束北男
特技監督:的場徹
英文タイトル:S.O.S. Mt.Fuji

ゲスト:
金井大(横山巡査)
本郷淳(富士火山研究所・早川技官)
高嶋英志郎(タケル)
市川和子(タケルの姉・光子)
花房正(次郎)
山崎二郎(金太)
立花里美(ソノ子)
晴乃チック(岩石処理作業員A)
晴乃タック(岩石処理作業員B)

 

◆ 感想(ネタバレ注意!)

なんといっても晴乃チック・タックに驚き。まったく忘れてた。昔は人気者だったなぁ。

もう一人、巡査も見たことあるけど・・・、金井大という人か。実直な感じが昭和っぽいです。今は受けないだろうなぁ。

富士山の噴火をテーマにしてほしかった、怪獣なしでもよかったかも。降った灰で東京の街に不思議な幻覚が現れるとか、時間がズレるとか。これだと富士山青年というタイトルの方が合っているような。

タケルの元ネタはターザン?それとも狼少年? ゴリラの相手ならわかるけど、怪獣の相手をさせるのはちょっと無謀。勝ってしまいますが。
(==;

◆ 本編を観たい方は・・・

◆ ナレーション

オープニング
富士山。宝永年間の噴火を最後に250年以上も眠っている休火山であります。250年 250年 250年・・・、ちょっと待ってください。
数千年に及ぶ富士山の歴史から見れば、250年ぐらいはほんの少しの、短い眠りなのではないでしょうか
エンディング
なし

◆ 薀蓄(うんちく)

ロケ地:白糸の滝

◆【008】甘い蜜の恐怖

◆ ストーリー

生物を巨大化させるハニーゼリオン。何者かに盗まれ、村には巨大化したモグラが出現し・・・。

◆ データ


初回放映:1966年02月20日
初回視聴率:38.5%
製作順:11
怪獣:モグラ怪獣モングラー
アイテム:ハニーゼリオン
スーツアクター:福留幸夫
監督:梶田興治
脚本:金城哲夫
特技監督:川上景司
英文タイトル:The Terror of Sweet Honey

ゲスト:
沢井桂子(長谷川愛子)
黒部進(木村重夫)
岩下浩(伊丹一郎)
池田生二(吾作)
熊谷卓三(対策本部司令)
馬渕功(農民B)
草間璋夫(村の自治関係者)
篠原正記(農夫・万作)
中島春雄(県警隊長)
宇留木耕嗣(抗議する村人)
加藤茂雄(抗議する村人)
清水元(長谷川試験場長)

◆ 感想(ネタバレ注意!)

特殊栄養剤・ハニーゼリオンによって巨大化したモグラ、モングラー。この頃はまだ栄養剤って言葉も新しかったんだろうなぁ。

まだSLが走っていたんだ。半世紀前はもはや歴史上の出来事。

イデ隊員に続いて、ハヤタ隊員(黒部進)も登場。若き悩む研究員を演じてます。

わかりやすい真犯人。その動機に絡む美人。美女は何かとトラブルの元。大人になった今、身に沁みて思います。

悪の組織が本当に現れたんだから、怪獣だって本当に現れるかも。ネッシー駄目、雪男駄目、ツチノコ駄目、・・・だめかぁ。

自衛隊がモングラーに一斉攻撃。大モグラ出現も存立危機事態ということか。ただのモグラを寄ってたかって殺さないで!

◆ 本編を観たい方は・・・


 

◆ ナレーション

オープニング
不気味な雷鳴とともに一人の男がアンバランスゾーンに落ちたのです。これから30分、あなたの目はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです。

エンディング小さな心の歪みが、こういう事態を引き起こさないとも限らないのです。何故なら、アンバランスゾーンは貴方の身近に・・・いや、貴方自身の心の中に存在するのです。
  

◆ 薀蓄(うんちく)

ストーリーは怪獣ものよりも、当時のアメリカ映画に多かった巨大生物ものを意識している。
着ぐるみは1967年の福島県会津若松市の会津博覧会の怪獣館などで展示された後、二子玉川園にて1973年に行われた「怪獣供養」にて、ダダやギラドラスなどと共に焼却処分された[6]。怪獣供養の写真に頭部が写っており、カラーライズ化の際には参考にされた。
鳴き声はライオンの鳴き声をアレンジしたもの。
ロケ地:東京農工大学府中キャンパス、生田オープン、野猿街道側道、砧撮影所北のオープン残骸