★[感想]植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 ~ ヘクソカズラ

2021年4月23日バラエティ

2018年09月27日 ヘクソカズラ

イントロ

突然、林田アナに目隠しをする山田、あやしい。そのまま番組を進める林田、あぶない。でもなぜ、目隠し? と林田アナ。山田は本日取り上げる植物、その香りを楽しんでもらうためと説明します。

花を鼻に近づける山田、咽る林田。「臭い」「汚物みたい」
今回の植物はヘクソカズラ(屁糞葛)、凄い名前です。
(^へ^;
 

ヘクソカズラ

こんな名前でも心を強く持ち、今日も元気に生きているヘクソカズラ。日本全国で見られるツル植物。釣り鐘型の小さな花が咲くのは8月から9月。花は1日で散ってしまいます。今回はゲストなしかな? 説明を始める山田。

花は綺麗なのに、なぜ臭い? 林田アナの質問に、山田が掲げたのが、カゲロウお銀のイラスト。また古い題材(水戸黄門大16部~23部に登場)を。
それにしてもいつもイラストなのは、著作権料逃れなのか?

お銀は美しいけど、実は忍者。パンチやキックで割るものを退治します。ヘクソカズラは美しい花を咲かせながら、臭いで敵を退治するのです。
 

 

ヘクソカズラの生存戦略

ヘクソカズラにとって悪者とは? それは葉を食べるアブラムシや蛾の幼虫。・・・って、虫に鼻があったのか!

突然、合コンは好きかと聞く山田。嫌いではないと答える林田。さらに、次の3人が来たら、誰を選ぶかと聞きます。

 年収 2,000万円の医者、バツイチ
 年収 700万円の公務員、実家暮らし
 年収 100万円の俳優の卵、イケメン

これだけでは決められないという林田。すぐ決めてくださいと返されます。医者を選ぶ林田。医者に気に入られるために何をするか、トークや料理を頑張る、ヘクソカズラも同じことをしていますと続きます。
 
ヘクソカズラの花は中心がモジャモジャ。この剛毛で虫を選別していると、鼻の拡大写真で説明する山田。花の断面図で、剛毛が蜜のある奥まで続いていることがわかります。アリが剛毛に阻まれて、先に進めない動画。一方、蜂の動画では、蜂が花の奥にまで入り、体中に花粉をつけて戻ってくる姿が見れます。毛で花粉を運ばせる相手を選別。ヘクソカズラ、どの頭で考えたんだ。
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー

続けて、自分の胸毛の写真を見せる山田。髭面も披露。・・・いったい。

ヘクソカズラは「見た目は可憐な少女なのに、その正体は強烈な体臭を持ち、女性の好みにうるさい、剛毛のおっさん」ですと、まとめます。強烈なキャラですね、とうなずく林田アナ。つまり、ネットおかまみたいなものか。

このヘクソカズラにグイグイ近づく虫がいるという山田。パネルででてきたのは「ヘクソカズラヒゲナガアブラムシ」。こいつはワザとヘクソカズラを傷付け、その臭いを食べ体内に貯めるド変態。自分の体を臭くさせ、天敵であるテントウ虫から自分の身を守っているとのこと。これもまた凄い。

生き残るためならば全身を臭くする。人間もヘクソカズラヒゲナガアブラムシに学ばねばならないといいます。われわれ日本人ま全員に好かれようとして、無理に自分を作り、結果多くの人から嫌われてしまう人が多い。嫌うやつには嫌われていい、たとえ少なくても自分を好きな人のために生きる。これこそが植物に学ぶ生存戦略だと思いますと〆ます。

深いですね~と感心する林田アナ。おぉ、確かにうまくまとまった。最後、「※すべては山田孝之の見解です」とテロップが出て、番組は終わります。苦情は山田までということか。www

 

後追い調査

ヘクソカズラ(屁糞葛、学名: Paederia scandens)は、アカネ科ヘクソカズラ属の蔓(つる)性多年草で、やぶや道端など至る所に生える雑草。
夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる。葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。別名で、ヤイトバナ、サオトメバナともよばれる。
日本最古の和歌集である『万葉集』の中にも「屎葛(くそかずら)」の名で詠まれている。
英語では、スカンク・ヴァイン(Skank vine:スカンクの蔓の意味)、スティンク・ヴァイン(Stink vine:臭い蔓の意味)といい、中国植物名(漢名)では鶏屎藤(けいしとう)とよばれる。
花言葉は、「人嫌い」「意外性のある」である。
「名をへくそ かづらとぞいふ 花盛り」 高浜虚子
屁糞葛も花盛り
いやなにおいがあってあまり好かれない屁糞葛でも、愛らしい花をつける時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力があるということ。類語に「鬼も十八番茶も出花」がある。

本編を観るには・・・

 

参考

ヘクソカズラ