★[感想]植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 ~ ツユクサ

2021年4月23日バラエティ

2018年9月27日 ツユクサ

イントロ

もう1、2年も続いている番組かのよう。特に説明もなく、今回取り上げる植物は何かと話を振る林田アナ。山田孝之登場、髭がない姿が新鮮です。第1回はツユクサでした。その生存戦略とは?

ツユクサ

白板にフェルメール、「真珠の耳飾りの少女」のパネルを貼る山田。

(少女の眉毛はどこに行ったんだ?)

続いて、ゴッホの「夜のカフェテラス」を貼る孝之。

(これって遠近感がおかしくない?)

そして最後にツユクサの写真、そのアップを貼ります。・・・なるほど。

青い花びらがバック、中央に黄色い花粉の塊を配したツユクサ。フェルメールブルーのターバンから流れ落ちる黄色い布のように、アルルの星空の下、人で賑わうにカフェテラスのように、黄色い花粉が目立ってます。青と黄は反対色だから。ツユクサはこの原理を知っていて、わざとこの色の組み合わせを選んで、花粉を目立たせ、昆虫を誘っていると解きます。

新たなパネルはスクールメイツの前で歌うドリフターズ。若い娘の前におっさん。この対比がドリフを目立たせている、これはツユクサのパクり。フェルメールもゴッホもみなツユクサをパクっていると説明されます。

ずいぶん前の民放の番組、若い人はテレビを見ないことを知っての選択か。これがツユクサの生存戦略!? 蜂とか虻とかは色がわかるのか? 虫って色がわかるのか? カマキリ先生に聞いてみたい。話は続きます。

ツユクサの生存戦略

感心して聞いていた林田アナは気付きます。でも、おかしいですよね?花粉を食べられたら、ツユクサは受粉ができず、困るのでは?と。 この突っ込みに、話す人はこう答えます。逆に聞きますが、ツユクサがそんなイージーなミスを犯すと思いますか?と。ちょっとたじろぎ、しないと思うと答える聞く人。ウシジマくん(見たことないけど)は新しいパネルを取り出します。

パネルの中央にはイケてる女性。キャバクラの看板パネルです。綺麗な方ですよねと相づちする、林田アナ。しかし、店に入って、出てくるのはこんな女性だと、別のパネルが、・・・これは。正面からのイラスト、明らかに顔もスタイルも違います。でも、ホクロの位置とかは同じ。妙にリアル。これ看板パネルマジック、略してパネマジと呼ぶらしい。

これもツユクサのパクりだと山田。実は目立ってる花粉はただのオブジェ、花粉に似せたフェイク。ここで解説の資料映像が流れます。

再び、突っ込むアナ。花粉がみな偽物だったら受粉のチャンスはないですよね、本物の花粉はどこにあるんですか? いい質問ですと返す、髭なし孝之。ツユクサはダミーの下に、少しだけ本物の花粉が。虫はそれをいただいているのです。with 資料映像。

間髪を入れず、虫に花粉を食べられては駄目ですよね、と突っ込む理沙アナ。そんなミスをツユクサがすると思いますか? と再び返す髭なし。いや、思いませんと、ちょっと怯えるアナ。(笑)

ツユクサはちょっとだけ花粉の下に、目立たない地味な色をした花粉たくさん用意。昆虫がダミー2の花粉を食べてる時に、体に花粉を付け、受粉を狙うのだそうです。凄い!これなら人間も騙せる。

進化しながらこのような生存戦略を身に付けてたにしても、なぜこんなことが出来るのでしょう? ダーウィンの進化論では説明不可能です。
ツユクサには目も鼻もありません。昆虫が自分のどこを歩いたかすら、わからないはず。ましてやこの世界の全体像など。なのになぜ、こう進化できる? どこかに世代を越えたツユクサの意思を感じるのですが、それはどこに存在しているのでしょう? そこには触れず、キャバクラにも、第二段目の戦略があることが語られます。

まとめ

さらに続く、ツユクサの生存戦略。ツユクサ、その開花は1日だけ。朝から昼過ぎまで。その間に昆虫が自分花粉を運ばなかった時は。ツユクサの花は最後、自己受粉をして、オトシマエを付ける説明する山田孝之。解説は終わります。オトシマエと言う単語がウシジマくんらしい(まだ見たことないけど(二回目))。
( ^ω^ )

後追い調査

ツユクサ(露草、学名: Commelina communis)は、ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物。畑の隅や道端で見かけることの多い雑草である。
6 – 9月にかけて1.5 – 2cmほどの青い花をつける。花弁は3枚あり、上部の2枚は特徴的で青く大きいが、下部の1枚は白くて小さく目立たない。雌しべが1本、雄しべが6本で成り立っている。アサガオなどと同様、早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまう。
朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説がある。英名の Dayflower も「その日のうちにしぼむ花」という意味を持つ。
花の青い色素であるコンメリニンはアントシアニン系の化合物(金属錯体型アントシアニン)で、着いても容易に退色するという性質を持つ。この性質を利用して、染め物の下絵を描くための絵具として用いられた。ただしツユクサの花は小さいため、この用途には栽培変種である大型のオオボウシバナ(アオバナ)が用いられた。オオボウシバナは観賞用としても栽培されることがある。
1996年(平成8年)3月28日発売の390円普通切手の意匠になった。

ツユクサは花を咲かせた後にタネができ、そのタネで子孫を増やしていくのですが、実は地上部だけでなく地中にも閉鎖花と言われる花をつけ、そこにもタネを作ることができます。ですので除草剤などで地上部を枯らしても地中のタネが残りますし、そのタネの寿命も20年以上もつ場合もあると言われているため、これもまた根絶が難しい理由の一つになります。

本編を観るには・・・

 

参考

ツユクサ
ツユクサ
ツユクサは夏に花を咲かせる爽やかな植物。受粉の仕組みが面白い! – ネイチャーエンジニア いきものブログ