★[特撮ドラマ]悪魔くんの感想(吉田 メフィスト編:第1話 妖怪ガンマー、第5話 ペロリゴン、第6話 首人形)

● 動いているのを初めて見ました、妖怪ガンマー。眼魔という意味らしい。


★ 作品全体の情報、感想はこちら( 悪魔くんのすべて )をご覧ください

● 1966年10月06日【001】妖怪ガンマー
● 1966年11月03日【005】ペロリゴン
● 1966年11月10日【006】首人形



 

◆【001】 妖怪ガンマー

● 第一話。ファウスト博士登場! 悪魔くん登場! メフィスト登場! 妖怪ガンマー(百目)登場!!

【 データ 】
● 初放映:1966年10月06日
● 脚本:高久進、監督:小林恒夫
● 今週の妖怪:ガンマー
● 今週の魔力:魔力かな縛り、魔力砂嵐、魔力ハットのこぎり

【 感想 】ネタバレ注意!
● 記念すべき第1回。写真入の紹介記事とかは読んだことがあるのですが、この回自体をみるのは初めて。もう50年も前の作品、やっと見れました。なるほど、こういうことだったのか。
● 冒頭から霊柩車。走行中、扉が開き、落ちる棺おけ。なんだ、なんだ。その周りに集まる喪服の人たち。その前で死体は浮き上がり、森の中へ消えていく。凄い展開だ。
(*゚0゚)ハッ
タクシーに乗り込むのは何者? カメラは、走る去るを追わず、ひきながらその足跡を振り返る。象のそれのように巨大な足跡、どんなやつがタクシーに乗ったんだ。
場面はタクシーの中に。「お客さん、どちらまで」。不気味な笑い声で答える客。バックミラー越しに光る眼。ぎゃああああ~ぁ、眼から地を流し、苦しむ運転手。タクシーは火達磨になって崖を真っ逆さま。これは本物の車か、お金をかけているなぁ。でもこれじゃ、妖怪も一緒に死ぬなぁ。
(^^;
● 三人の少年が森の中で何かを見つける。揃って後退り。演技の教科書にでも載っているかのような驚き方Wwww。死体は下半身しか映さず、説明的な台詞を言う悪魔くん。昭和の子供番組はまだ健全です。
● 怪しい老人の後を追い、古井戸の中へと進む悪魔くん。その老人がファウスト博士と知ります。目の見開き方が半端でない。博士というより魔法使いの井出達ですが。演じているは浜村純さん(浜村淳ではありません)。
魔方陣の前、呪文を唱える博士。地響きとともに魔方陣が回りだし、巨大な手が現れる。ドセイ(土星)? 他にも呼び出せるのか!?
博士は悪魔くんを呼び、その顔を見てこういいます。
「 善悪吉兆を乗り越えたこの骨相。万人に1人のこの黒子。 おまえこそは、この世の不幸と戦うために生まれてきた少年じゃ 」
老人は悪魔メフィストと契約を結び、妖怪たちからこの世を守れと説きます。
えっ!? 悪魔と契約すると死後の魂を奪われちゃうんじゃ? 博士と共に悪魔を呼び出す悪魔くん。博士は倒れ、魔方陣からメフィストが現れます。どうなるの? どうなるの? このでコマーシャルだったもよう。
● チョコでなだめ、笛(オカリナ)で脅し、なんとか契約を結ぶ悪魔くん。水鏡に映ったガンマー、お花畑で蓮華を摘む少女が危ない。二人は空を飛び、ガンマー退治に向かいます。
● ガンマーは体中に目玉の付いた妖怪。百目という方が通りがいいかも。またガンマーは眼魔という意味らしい。凄いビジュアル。こんなに目があって、彼には世界がどう見えるのか? 背後から近付いてもばれるなぁ。私の中ではガラナという植物が話題です。


■ ガラナの実 ■

● 魔力(まりき)を駆使し、ガンマーを退治するメフィスト。最後は悪魔くんがトドメ。女の子は無事救出、でもメフィストを怖がるという定番のオチ。パンツ丸見えだなぁ。
● メフィスト役は吉田義夫。悪魔を自然な演技できるって凄い。でもちょっと年配過ぎる配役かも。もうちょっと若いと番組カラーが変わると思います。幸か不幸か、10話で降板。メフィストは若返ることになります。

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◆【005】 ペロリゴン

● 第5話。ペロ? あぁ、あの食いしん坊。年がら年中、涎流している見っとも無い奴だろ。ペロリゴンの登場です。

【 データ 】第05話 ペロリゴン
● 初放映:1966年11月03日
● 脚本:脚本:辻真先、監督:加島昭
● 妖怪:ペロリゴン
● 今週の魔力:魔力地獄の火、魔力復元、魔力岩石落とし、魔力ボーリング

【 感想 】ネタバレ注意!
● 遊園地の横の沼には怪獣がいたという話。その名もペロリゴン。オオカミフェイスに長~~~~~~い舌、だらしなく伸びた下からは消化液がだらだら。このビジュアルも強烈です。舌で人を巻き取り食べる。消化液を大量に浴びせ溶かす。あんなに大きいのに近くにくるまで気が付かない不思議。どう聞いても鳴き声が人間がやってるとしか思えないところが好き。

● 実は封印されていたペロリゴン。トラックがお地蔵さんを壊し、この世に現れたという設定。水木しげるっぽい。この頃はまだお地蔵様が現役だったんだなぁ。カミナリ親父も現役。入園料が足りない情報屋を裏口から入園させようとする悪魔くんたち。園長が見つけ、怒鳴り付け、追いかけてきますが、どこかやさしい。刑事事件にはならないもよう。

● やっぱりあったペロリゴンに食べられる展開。古くは鯨に呑まれたピノキオのおじさんん、最近では巨人に食われたエレン。消化液の強さがポイントか。

● 悪魔くんの妹登場。なんともつたない演技。でも子役は巧すぎないほうがいい。この子は幸せになれたんだろうか? ちなみに父親役は三遊亭円歌師匠(歌奴)です。

 


 

◆【006】 首人形

● 第6話。トラウマ注意!!人気ナンバーワンエピソード、首人形登場です。

【 データ 】第06話 首人形
● 初放映:1966年11月10日
● 脚本:七条門、豊田総治、監督:小林恒夫
● 妖怪:マネキン妖怪
● 今週の魔力:魔力石崩し、魔力マシンガン、魔力蜘蛛の巣、魔力口封じ、魔力????(聞き取れない(--l)、魔力やまあらし

【 感想 】ネタバレ注意!
● カミナリの夜、マネキン倉庫。山と積まれた足・足・脚・脚。その中の2本が動き出し、通路に立った。上半身と腕を呼び出し合体。歩く姿は人と同じ。夜の闇に消えていきます。
バイクの男が声をかけるとうなずく女。後ろに乗せ勢いよく走り出すバイク。でも女の様子がおかしい。
「イィヒィヒィヒィヒィ」
甲高い嘲笑。驚くバイクを止める男。女の首が落ちる。うぎゃあぁぁぁ!!
女の首は一つ目に変わり、ふわふわと胴体のもとへ。悲鳴を上げる男に白いガス。消火器かwww。するとイケメンマネキンの出来上がり。・・・って何のためだ。
(^^;

● 明日の公演を前にバレエの練習に励む生徒と先生。気が付くと鏡の中の生徒は二人。えっ!? あなたは誰!? 
「イィヒィヒィヒィヒィ」
コロン。首が落ちたと思ったら、目が寄り目に、そして一つ目に。口もデカイし、タラコ唇。マネキンの取るリズムで踊り出す生徒と先生。ガスを浴びて、美人マネキン二体誕生。
・・・だから何のためだ。
(^。^;

● マネキンが人を襲う話、首人形。子供の頃にみてトラウマになりました。ネットの感想を読むと、同じような人は多いみたい。
なにしろ強烈なキャラデザイン。大きな一つ目、大きな口。この二つだけで顔の90%を占めてます。話す言葉は「イィヒィヒィヒィヒィ」のみ、コミュニケーションができない!!
目の前に現れたら、きっと今でも怖い。(==;
それにマネキンたちのスタイルのよさと言ったら・・。当時の日本人から見たらこのスタイル、まさに妖怪そのものだったかも。

● 果実が枝からこぼれるように、マネキンの首が落ちる。目が大きくなり、より目に。そして一つ目に。この変化を3、4枚のコマ撮りだけで表現。チープな特撮がむしろ想像力をかきたて、CGなんかより記憶に残ります。

 
● メフィスト対マネキン。形勢逆転また逆転、気が抜けません。それでいて要所々々、コメディタッチ。マネキンのリズムで踊るバレリーナ、笑える。全身石膏で固められた悪魔くん、可愛い。
1話完結なので、やりたいことは全部遣っておこうという意気込みか。今の番組にも見習ってほしいものです。

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3版:2016年06月17日、テレビの悪足掻き、感想追加
2版:2016年06月16日、テレビの悪足掻き、感想追加
初出:2016年06月11日、テレビの悪足掻き