★[人形劇]新八犬伝のすべて

新八犬伝で新発見。人形劇、新八犬伝の情報です。


エピソード

前作『ネコジャラ市の11人』(人形劇コメディ)、前々作『空中都市008』(近未来SF)の相次ぐ不振を受け、時代劇という新ジャンルを導入することで、NHKテレビ人形劇の立て直しを図った作品。15分番組(週5日放送)でありながら、平均視聴率20%を記録した番組となった。アクション要素を加味した大胆な脚色や、辻村ジュサブローによる人形美術が人気を博した。
「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」という文字が浮き出る8つの珠をそれぞれ持つ、伏姫ゆかりの八犬士が、悪代官・悪党・怨霊らによってもたらされる困難・妨害を乗り越えて活躍する。また、八犬士同士の出会いや、お互いの素性を知る前の行き違いなども見所で、特に犬塚信乃と犬飼現八が対決する「芳流閣の決闘」は劇場版の見せ場になっている。
物語だけでなく、黒子姿で語りを担当した九ちゃん(坂本九)も人気があった。黒子の九ちゃんは、坂本九本人が顔出しした場面もあるが、スケジュール多忙で、別人が扮していた回もある。九ちゃんの名調子による口上、「因果は巡る糸車、巡り巡って風車」や、番組終了時の「本日、これまで!」は好評で、視聴者の間で流行した。口上の人気にあやかり、挿入歌『仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌』も作られた。
「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」という、それまで知る人がほとんどなかった言葉を日本語の中に定着させたことでも知られる。これは、話中に登場する「霹靂車」(へきれきしゃ:車輪のついた投石機)の名前の由来を説明するために、稲妻のアニメと雷鳴の効果音とともに、「『霹』も『靂』もカミナリ。青空に突然雷が鳴ったら誰でもびっくりするでしょう? このように突然思いがけないことが起きることを『青天の霹靂』と言います…」と、マル九が演技を交えた名調子で、子供にも解りやすく解説したことによる。さらにその後、金権問題で退陣した田中角栄の後継首相に突然指名された三木武夫が、「自分にとっても『青天の霹靂』だ」と述べたことで、この言葉は国民の間に一気に浸透した。
放送終了後、ほとんどのマスターテープが消去されてしまったため、視聴可能なエピソードは、第1話、第20話、最終話の3本のみだと思われていたが、2011年に新たに第86話が番組関係者から提供され、NHKアーカイブスに追加された。
放送当時、家庭用ビデオテープレコーダはまだ普及していなかったため、本作の映像が民間から見つかる可能性は低く、全話の再放送や完全版のソフト化はまず見込めない。1975年には、東宝チャンピオンまつりの1作品として、40分の劇場版が新たに製作・公開された。こちらはDVD化されている。
第1話、第20話、最終話の3話分に加え、坂本九の解説を新たに収録した『NHKライブラリー選集』が1985年5月18日にNHK教育テレビで放送されている。
2012年2月19日放送の『NHKアーカイブス』(NHK総合テレビ)では、ゲストに九代目林家正蔵を迎え、第1話、最終話の一部と、第86話が放送された。この時は、放送終了直前に茨城県日立市沖で震度5弱の地震が発生し、地震速報に差し替えられたため、同年2月29日に改めて放送されている。
馬琴の原作を換骨奪胎して作中に取り込んだものとして、『復讐月氷奇縁』『雲妙間雨夜月』『俊寛僧都嶋物語』ほか十数作があるが、これらはみな、一年間の放送が二年間に延長されたために、間を埋めるものとして借用されたものである。また、『説経集』収録の「をぐり」の主人公、小栗判官と照手姫も登場する。

 

データ


放映期間:1973年04月02日~1975年03月28日
放映日時:月曜~金曜日 18:30~18:45
放送局:日本放送協会(NHK総合テレビ)
放送回数:全464話


コピー:因果はめぐる糸車


出演:坂本九、近石真介、斎藤隆、阿部寿美子
原作:曲亭馬琴『南総里見八犬伝』
受賞:第1回放送文化基金賞奨励賞など


テーマ曲
 オープニングテーマ
 :「新八犬伝メイン・テーマ」
 エンディングテーマ1
 :「夕やけの空」
 エンディングテーマ2
 :「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」
 
 


 

 

サブタイトル

  
 
 

~残念ながら、情報がありません~

 
 


感想

昭和の御代。坂本九の軽快な語り(講談調)、ジュサブローのちょっと怖い人形(文楽風)で人気だった人形時代劇。NHK、夕方6時半の放送だったと思います。ウィークディ15分帯番組、子供向けの朝ドラという感じ。テーマ音楽が流れるともうワクワク、テレビの中に吸い込まれるように観ていました。
丁度塾の時間帯と重なっていたので、塾のある日は番組をカセットテープに録音をしておいて(まだ当時はビデオなんてなかった)、音声だけ楽しみました。そんな手間をかけても、どうしても続きが知りたかったので。なんて面白い話なんだろうと原作本を探しに、おじさんに神保町まで連れて行ってもらった記憶があります。

時は室町時代。館山城主 里見義実は安西景連に攻められ、すでに籠城ひと月。万策尽きた義実は、犬の八房(やつふさ)にこう呟きます。

「もし景連の首を取ってきたら、伏姫をおまえの嫁にやってもいいぞ」

戯れのひとこと。でもそれを聞いた八つ房は一声吠えると、城を抜け、影連の首を加えて戻ってきます。形勢逆転、里見軍の勝利。安房の国に平和が戻ったのですが・・・。それからというもの伏姫にまとわりつく八房。姫の部屋にまで暴れ込む八房に怒る義実、八つ房に槍を向けますが、伏姫が間に入りまる。たとえ畜生との約束でも、約束は約束。伏姫は八つ房とともに城をでます。
富山(とみさん)の洞窟で八房と暮らす伏姫。助け出そうとやってきた金碗大助と義実が、八房を撃ち殺しますが、その弾は伏姫の胸にも。その時姫の胸元の八つの珠が空に昇り、八匹の子犬の姿に。伏姫は義実に、八人の子供たちをこの世に残してまいりますといい、息を引き取ります。
金碗は自害しようとしますが、義実はそれを止め、伏姫の残した八人の子供たち、八犬士を探し出すように命じます。髪を切った大助は、ゝ大法師(ちゅだいほうし)となって、諸国を巡ります。
これが長い物語の始まり。様々な物語の中、ひとりまたひとりと八犬士は見つかり、最後は8人揃って、里見城の窮地を救うことになります。

全464話。人気で放送予定が1年から2年に伸びました。なので滝沢馬琴の別の話(『復讐月氷奇縁』『雲妙間雨夜月』『俊寛僧都嶋物語』など)も入っています(滝沢馬琴が文句の電話をかけてくるという演出があったww)。なぜ再放送しないのだろう?と不思議に思ってましたが、それには理由がありました。収録したテープ、マスターのテープがないらしい。当時はメディアが高価だったため、上書きして収録していたそうです。・・・もったいない。
なのでDVD化も不可能、わずか4話だけ(第1話、第20話、第86話、第464話(最終回))残っているとのこと。でも私のようにテープに録音している人はいたらしく、Youtubeには他の話も上がっています。聞いてみると、これが今聞いても面白いです。テレビの前に置いてマイクで音を拾っていたのか、電話の呼び出し音が入ってたり、家の人の会話や物音が入ってたりしていますが。
(^∇^)

「琵琶湖」の話(301話~305話(未完))を聞いてみました。まず、九ちゃんの語り、リズムがいい。拍子木、琵琶の音もタイミングよく入り、映像が無くても話に引き込まれます。
ストーリーもよく練られています。トントンとテンポよく話は進み、意外な展開をします。ギャグにも思わずくすり。迫力があるのは声優陣(全部で数人しかいない)の技か。特に玉梓が怨霊の声と言ったら、もう魘(うな)されそうです。つくづく人形の動きを観れないのが残念です。「悪女 舟虫」とか、「さもしい浪人 網干左母二郎」、「関東管領 扇谷定正」、「役の行者」も見たかった(聞きたかった)なぁ。
そういえば、うちも物持ちだからカセットテープいっぱいあるけど、別な話、残っていないかなぁ。あぁ、駄目だ毎回上書きしてだっけ。
(==;

なぞがなぞを呼ぶ、因果は巡る糸車、閑話休題、ちょうど時間となりました、本日はこれまで。今だったら流行語大賞に選ばれそうなセリフも多々。あまりの懐かしさに3歳くらい若返ることができました。今はわからない言葉もすぐ調べて便利だなぁ。

 

 

キャスト

語り(黒子):坂本九
近石真介:犬塚信乃、犬田小文吾、里見義実、赤岩一角、太田薪六郎、河鯉孝嗣、沼垂加地恵、北条早雲、阿公(くまきみ)
斎藤隆:犬川額蔵、扇谷定正、網干左母二郎、氷垣残三、朦雲、山林房八
穂積隆信:犬飼現八(途中で関根信昭に交代)、役の行者、技平、文五兵衛
関根信昭:犬江親兵衛、犬飼現八
花形恵子:犬坂毛野、五十子、栞、十六夜
木下秀雄:犬村角太郎、尚権威、蟇田素藤、運玉の義留、犬江屋梅吉
川久保潔:犬山道節、丶大法師、弥々山蟇六、毛国禎、河鯉権佐守如
阿部寿美子:玉梓、舟虫、重戸
鈴木弘子:伏姫、浜路、雛衣、リョンピン、中婦君(ちゅうふきみ)


スタッフ

原作 – 曲亭馬琴「南総里見八犬伝」
脚本 – 石山透
音楽 – 藤井凡大
主題歌 – 坂本九「夕やけの空」「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」
人形 – 辻村ジュサブロー
制作 – 日本放送協会(NHK総合テレビ)


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2稿:2017年09月08日、テレビの悪足掻き
初出:2010年12月23日、テレビのまわし者