★[人形劇]サンダーバードの感想(第5話 世界一のビル大火災、第6話 原子炉の危機)


● ドジっ子 フット、再び登場。サンダーバード、第5話、第6話の感想です。


★ 作品全体の情報、感想はこちら( サンダーバードのすべて )をご覧ください

● 1966年05月15日【005】世界一のビル大火災 The Uninvited
● 1966年05月22日【006】原子炉の危機 The Mighty Atom


 

◆【005】世界一のビル大火災 The Uninvited

● 超高層ビルで火災発生。地下に閉じ込められた親子を助けるために出動するジェットモグラ。しかし行く手を阻む鋼鉄の壁。開発中のガスを使わなければならないが・・。

【 データ 】
● 初放映:1966年05月15日
● ゲスト声優:千葉耕市、園田昌子、新井和夫、伊藤克、野田圭一、成瀬麗子、富山敬、作間功

【 感想 】ネタバレ注意!
● ヘリジェットでのテレビ中継。完成した超々高層ビル、トンプソンビルを紹介。なんとその高さは3,000m。ドバイのブルジュ・ハリファでも828m。桁が違います。中にホテルが12あり、地下には商店街が蜂の巣のように張り巡らされているって、アナウンサーも興奮気味。10,000台の駐車場があり商店街とモノレールでつながれているらしい。でも幅800mって随分アスペクト比が見た目と違うなぁ。たぶん日本語に訳しているときに間違えている。中継のカメラがレトロ過ぎて、逆に未来を感じます。
('ー') フフ
● 一方、トレーシーアイランド。レーザーよりも早く鋼鉄を切断するガスバーナーの実験中。バージルとスコットが操作中にダウン、2人とも気を失ってしまいます。原因は不明。髭面でベットに眠る2人。どんだけ寝込んでいたんだ。まだこのガスは使えないとの結論。ブレインズ、またやらかしたか。
( ̄ー ̄)ニヤリッ
● ハイウェーを走る2台の車。乱暴な運転のオープンカーにクラクションを鳴らすカーター一家。パトカーが来てオープンカーを止めます。このお父さんのしがれ声は聞き覚えが・・・。調べると千葉耕市さん、ジャイアントロボのナレーションとかしてた人。懐かしい。
カーター家の会話では駐車場から商店街まで6kmもあるらしい。東京モノレールの約1/3。その間には何があるんだろう? 地下駐車上に入るカーター一家。いま良く見かける地下駐車場とほぼ同じ。
● オープンカーの2人。服装は高級そうだけど、女の方は「アリャリャン コリャリャン おつむのネジがコリャ マタ バッチリ ゆるんでる ♪」って感じで危ない。年の差からすると、この人は妾? 男の声は富山敬みたいだけど。パーキングゲートを猛スピードで突破、車は大破し、駐車場内は火の車に。逃げる2人。炎は本物のよう、これは高層ビル火災。タワーリングインフェルノの先取りか・・・。
(゚゚;)エエッ
● 地下駐車場で迷子になるカーター一家。爆発音を聞いても気にしない様子。案内図はいくらするんだ。呑気に隠れんぼとかしてる場合じゃないのになぁ。
(==;
● 管理室では地下道の扉を次々と下ろし、炎上を食い止めようとします。60Km以内の消防車をすべて召集。しかしパニックを避けるため、ビル内の人々には連絡をしません。50年経ってもこの辺は同じなのか。
● 隔壁に閉じ込められるカーター一家。だから言ったのに。管理室でも排気口の防火扉が閉まらず、大慌て。未来のイギリスって故障多過ぎ。・・・だから国際救助隊がいるのか!?
火の手は地下から上へ、もう火事を秘密にすることは不可能。火はビル中に広がし、カーター一家にも煙が。スプリンクラーとかないのか。ベニア板でできているみたいに燃えるトンプソンビル。ここまでくると9.11。消火がまったく間に合わない。しかし、カーター家を残し、避難は完了してもよう。さすがに群集は映さないなぁ。ここで初めてカーター一家発見される。この子は何歳くらいなんだろう。特に顔が大きい。
( ̄д ̄) エー
● プールで泳ぐミンミン。凄い水着。また暑さと涼しさの対比だ。救助信号を受けるジョン。これから地球に戻れるのに。すでに崩落寸前のトンプソンビル。これは酷い。すべてアリャリャン女のせいか。1号、2号、モグラー発進。炎で見えなくなるトンプソンビル、そして崩落。35年後にアメリカで本当にビルが崩落するのを見るとは、当時の人は想像もしなかったろうな。
(ー。ー)フゥ
● ここで問題が発生。ジェットモグラで地下駐車場まで行けても、そこからは人手でいくつもの鋼鉄の防火扉を突破しなければならないことが判明。カーター一家を救うためには、開発途中のガスバーナーを利用するしかありません。しかし副作用の原因は未だに不明。パパとレーシーは危険だと作戦を危ぶみますが、スコットは「それではここにいる意味がないから帰る」と強気。パパトレーシーは仕方なく作戦を了承します。スコット、さすが長男。ゲルマン民族の強引さが眉毛に現れています。
● まずジェットブルトーザーでビルの瓦礫を排除。このシーンが凄いです。本物の火(たぶん)で燃え盛る瓦礫をジェットぶるトーザーがグイグイ。一体どうなっているんだ、スーパーマリオネーション!? 昔は動かし方が秘密だったらしい。 毎回のように新しいメカが出てくるけど、ブルーレイでの視聴に堪えるディテール。素晴らしいです。
次はジェットモグラ。今回は少な目の描写。軽く地下駐車場へ。こんなのがあればチリの鉱山落盤事故の時もあっと言う間に救助できたな。
スコットとバージルは宙を浮くバイクで駐車場の中を移動、カーター一家のもとに急ぎます。ガスバーナー、よし! でもちょっと地味な作業、地道なので子どもは飽きるような。
(要所、要所にカーター一家あやうしの映像あり)
● 結局、ガスの副作用は発生しないまま、無事カーター一家を救出。「なぜ、大丈夫だったんだろう? ブレーンズに聞いてみよう」というスコット。ビルは大爆発し、管制室から諦めの声。そこにモグラが戻ってきてエンドタイトル。慌しい終わり方。ドサクサに紛れて回収されない伏線、尺が足りなかったか。
(・・;)
● 考えてみれば’60年代のドラマ、それも人形劇。高層ビルの火災を取り上げること自体凄いこと。高層ビル内のショッピングモール、12のホテルの賑わい。逃げ惑う民衆、バックドラフト、ビルの崩壊というスペクタクルは、’70年代のパニック映画やSFXの登場を待つことになるのですが、この目の付け所はさすが。その後のドラマや映画に大きな影響を与えたに違いありません。

※ ネット上の感想を読んでいたら、終盤、アリャリャン女が改心して、大人しい運転をするシーンがあるとの話がありましたが、私の見たのにはなし。別にノーカット版があるのかな?

 


 
【 ジェフ・トレーシー(Jeff Tracy)】
● 声:ピーター・ダイネリー / 小沢重雄
● 2009年1月2日、カンザス州の農園生まれ、56歳。国際救助隊総司令。
● アメリカ空軍に入隊。数理的才能を買われ宇宙局事業団に参加し、宇宙飛行士として月面に立った経験を持つ。
● 妻であるルシルの死をきっかけに軍及び宇宙局を退役。
● 退役後は土木建設事業を起こし、事業及び彼やブレインズの特許によって巨万の富を得る。その資本を元に、多くの人間の協力を得て国際救助隊を設立。
● 人命こそが何よりも優先されるとの信条を強く持つ。
● 初期設定では彼が人類初の月面着陸を果たしたということになっていた。これは、サンダーバードが制作された1965年の段階では、人類が月面に到達することなどはるか遠い未来のことと考えられていたため。
● 『サンダーバード ARE GO』では船の事故で行方不明という設定になっている。

 


 

◆【006】原子炉の危機 The Mighty Atom

● 久々にフット登場、オーストラリアの原子力施設が大変なことに。

【 データ 】
● 初放映:1966年05月22日
● ゲスト声優:水鳥鐵夫、井上真樹夫、大宮悌二
文部おさむ、八奈見乗児、明石一

【 感想 】ネタバレ注意!
● わ~ぃ (^。^)/ ふたたびフット登場。今回もわかりやすい悪役。ひとりぼっちの破壊活動でトレーシー一家に挑みます。彼の経済状況が気になるところ。残念ながら今回は、キラノ~キラノ~はなし。
● 今回のターゲットは灌漑(かんがい)原子炉のプラント。オーストラリアに作られたこの施設は海水を真水に変え、砂漠を緑の大地に変えるというもの。これは21世紀になっても実現していないなぁ。でも今回の物語、2011年3月11日より前に見るか、それ以降に見るかで大きく感想が変わりそうです。テレビでは流せないかも。
(T△T)
● 目的の説明もないまま、警備員に発見されるフット。銃撃戦に。それが引き金になり、施設は次々と爆破。流れる「小さな事故ですのでご心配しないでください」の放送がリアルです。しかしプラントは壊滅状態に。放射漏れどころか、原子炉に燃え移り、きのこ雲。役人はその事実を隠し、本当にヤバクなった頃にメルボルンの街が危ないと発表します。
震災前はまさかそんなこと無いだろうと誰もが思ったでしょうが、実際に日本で起きました。原子炉の屋根は飛んだし、事実は隠されていた。違うのはマスコミの方が高飛車だったことくらい。放射能に汚染された大地の描写。ほぼ無音で淡々と荒地を映します。復興が進まない福島をみるようです。
(TwT。)
● ここまで国際救助隊の出番なし。トレーシーアイランドにやってきたペネロープが、やっと来れたと大騒ぎ。黒柳徹子はこの時33才です。飲み物の出し方で揉めるキラノとパーカー。平和だなぁ。
● 一方、政府の研究ユニットに集まる何処かの人々。そこでお披露目されたのはネズミ型ロボット。いったいどんな機能が。それは機密施設に忍び込み、その計器を撮影するというピンポイントなもの。どうやって計器と識別するかは人の顔。人が覗き込んでいるものを計器と判断し、撮影する仕組み。顔認識の方が難しそうだけど。www
しかし掌サイズの自走式。オリジナルインターフェースで写真がモニターに。これは便利だ。ラングレー博士も興味津々と思っていたら、この男、実はフット。人形が人形のお面を取った!! 語呂が悪いので苗字も教えてもらいたいところ。眼力で周りを気絶させ、マウスを持ち去ります。これでサンダーバードの秘密が暴けるとほくそ笑むフッド。写真を見て何がわかるというんだ。
● アフリカで再開した灌漑原子炉プラント。作業員は2人だけ、再びフットに狙われます。プラント内の計器を撮影するマイティマウス。作戦成功。次は高性能爆薬でプラントを爆破、国際救助隊を誘き出します。・・・セキュリティとかないのか。
(==;
・・・ドタバタあって・・・
2号に忍び込ませていたマウスを回収するフット。やっと秘密が暴けると思ったのもつかの間。写っていたのはネズミに驚くペネロープの姿だけ。表情豊か、2号に乗っていたのね。怒るフットはマウスを破壊してしまいます。あっ、原子炉プラントの情報まで、もったいない。
(^^;

 


 
【 スコット・トレーシー(Scott Tracy)】
● 声:シェーン・リマー / 中田浩二
● 2039年4月4日生まれ(26歳)、長男。
● サンダーバード(TB)1号担当。
● 主に救助現場での指揮にあたる。
● エール大学とオックスフォード大学卒。
● 救助隊創設前はアメリカ空軍に所属し、多くの功績を上げていた。
● 名前の由来となった宇宙飛行士は、スコット・カーペンター。
【薀蓄】
● 英国版スコットは結構ジョーク好き。日本語版では訳し切れていないケースが目立つ。
● スコットの声優・中田浩二は「エースをねらえ」で宗方コーチの声をやっていた。
● スコットはギターが弾ける。


【 ジョン・トレーシー(John Tracy)】
● 声:レイ・バレット / 桜井英一
● 2040年10月8日生まれ(25歳)、次男。
● 天文学者で、専門書を執筆するほど。
● 基本的に宇宙ステーション・TB5号に滞在している。
● ハーバード大学で学位を取得。
● 名前の由来となった宇宙飛行士はジョン・グレン。
【薀蓄】
● J.アンダーソンは、ジョンとゴードンの人形が嫌いだった。


 




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初出:2015年11月05日、テレビの悪足掻き