★[アニメ]未来少年コナンの感想(プロローグ~第2話)
● アニメの魅力は動きにある。 アニメ、未来少年コナンの感想です。
● プロローグ
● 第001話 のこされ島
● 第002話 旅立ち
● 第003話 はじめての仲間
● 第004話 バラクーダ号
● 第005話 インダストリア
● 第006話 ダイスの反逆
● 第007話 追跡
● 第008話 逃亡
● 第009話 サルベージ船
● 第010話 ラオ博士
● 第011話 脱出
● 第012話 コアブロック
● 第013話 ハイハーバー
● 第001話 のこされ島
● 第002話 旅立ち
● 第003話 はじめての仲間
● 第004話 バラクーダ号
● 第005話 インダストリア
● 第006話 ダイスの反逆
● 第007話 追跡
● 第008話 逃亡
● 第009話 サルベージ船
● 第010話 ラオ博士
● 第011話 脱出
● 第012話 コアブロック
● 第013話 ハイハーバー
● 第014話 島の一日
● 第015話 荒地
● 第016話 二人の小屋
● 第017話 戦闘
● 第018話 ガンボート
● 第019話 大津波
● 第020話 再びインダストリアへ
● 第021話 地下の住民たち
● 第022話 救出
● 第023話 太陽塔
● 第024話 ギガント
● 第025話 インダストリアの最期
● 第026話 大団円
● 第015話 荒地
● 第016話 二人の小屋
● 第017話 戦闘
● 第018話 ガンボート
● 第019話 大津波
● 第020話 再びインダストリアへ
● 第021話 地下の住民たち
● 第022話 救出
● 第023話 太陽塔
● 第024話 ギガント
● 第025話 インダストリアの最期
● 第026話 大団円
◆ プロローグ
【 感想 】
● 未来都市。上空を覆いつくすように一機、また一機、ビルすれすれに飛ぶギカント。その姿は巨大な鉄の蛾。地上には逃げ惑う車・車・車、そして人・人・人。突然の閃光に何も見えなくなる。上空で爆発が2度、3度。地は割れ、むき出しになったマグマが大陸の飲み込んでゆく。間一髪、地球を脱出した宇宙船。しかしやがて力尽き、地球へと落ちてゆく・・・。
● 重苦しい音楽、暗い画面。そこで語られる人類滅亡のナレーション。いまどきの子供だったらこれだけで泣き出すかも。最後に墜落した宇宙船は、コナンのおじいさんが乗っていた船なのか。宇宙戦艦ヤマト(1975年)もそうですが、人類滅亡がブームだったのでしょうか?科学が万能でないことを思い知らされ、社会の矛盾に悩んだ結果、すべてをリセットしたいと考えた人が多かったのかも。1999年7の月も近づいてきてたしなぁ。
(==;
● 未来都市。上空を覆いつくすように一機、また一機、ビルすれすれに飛ぶギカント。その姿は巨大な鉄の蛾。地上には逃げ惑う車・車・車、そして人・人・人。突然の閃光に何も見えなくなる。上空で爆発が2度、3度。地は割れ、むき出しになったマグマが大陸の飲み込んでゆく。間一髪、地球を脱出した宇宙船。しかしやがて力尽き、地球へと落ちてゆく・・・。
● 重苦しい音楽、暗い画面。そこで語られる人類滅亡のナレーション。いまどきの子供だったらこれだけで泣き出すかも。最後に墜落した宇宙船は、コナンのおじいさんが乗っていた船なのか。宇宙戦艦ヤマト(1975年)もそうですが、人類滅亡がブームだったのでしょうか?科学が万能でないことを思い知らされ、社会の矛盾に悩んだ結果、すべてをリセットしたいと考えた人が多かったのかも。1999年7の月も近づいてきてたしなぁ。
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◆ 第001話 のこされ島
【 あらすじ 】
● 残され島に暮らすコナンとおじい。そこにラナが流れ着く。島以外にも人が生き残っていることを知るおじい。モンスリーがやってきて、ラナを連れ去ろうとするところまで。
● 残され島に暮らすコナンとおじい。そこにラナが流れ着く。島以外にも人が生き残っていることを知るおじい。モンスリーがやってきて、ラナを連れ去ろうとするところまで。
【 データ 】
● 初回放映:1978年04月04日
● 脚本:中野顕彰
● 絵コンテ:宮崎駿
● 演出:宮崎駿
● 美術監督:阿部泰三郎
● 初回放映:1978年04月04日
● 脚本:中野顕彰
● 絵コンテ:宮崎駿
● 演出:宮崎駿
● 美術監督:阿部泰三郎
【 感想 】
● 島の中心、丘に突き刺さった宇宙船。カビが生え、ツタに覆われています。ひとり日記をつけるおじい。40秒ほどの語りで、この世界を説明、スムーズな導入です。
● 「ハナジロがあわられた!」飛び込んでくるコナン。抱え込んでるのは魚!?ぱっくり噛み切られ下半分がありません。モリを手に海に向かうコナン。おじいの描写と対照的、動く動く。www
● 水中での対決シーン、今回の見せ場のひとつです。コナンとハナジロ(サメ)の動きを見ているだけで面白いです。カット割りがテンポの良さ、カット内のキャラの動く方法、その組み合わせが一層動きを生き生きとさせています。
● 小魚のモブシーンあり。テレビなのに贅沢な。
● ハナジロの目が不気味。その使い方が巧い。ハナジロがコナンに気づくシーン、コナンを探すシーン、岩に埋もれても実はまだ生きているシーン。ぎょろりと動く白目が効果的。
● ハナジロを背に走るコナン、平行して飛ぶアジサシ。コナンが目で追うと、その先、砂浜に集まっているたくさんのアジサシ。近寄ると鳥達は離れ、そこに倒れたラナが。普通だと、たまたま通りかかってラナに気が付くとしちゃうところが、この段階を経ることで、より自然で、よりドラマティックになっています。
● ラナをみて驚くコナン。すぐに逃げ出し、立ち止まります。ふたたびラナに近づき、足でつつくコナン。動いたラナに、再び逃げ出し、また立ち止まります。近づき話かけると気がつくラナ。しかしタイミングよく口を開けたハナジロにラナは驚き気絶、それをみたコナンは大慌てでおじいの元へ。ハナジロを倒したコナンとは思えない、慌てぶりが笑えます。早くも足技が登場したし。
(^^)
● 水が飲みたいというラナ。一気に鍋一杯分の水を飲み干します。驚くコナン。食べ物を持ってくるようにいうおじい。落ち着いたラナから、地球には他にも生きている人間がいることを知ります。なるほど。
夜、夢にうなされるラナ。寝言から辛い思いをしてきたのがわかります。心配するコナンとおじい。まえの水を飲むシーンもそうですが、このちょっとした話が積もり積もって、キャラクターへの思い入れにつながるんだろうなぁ。ナウシカとかもテレビで2クール、やってほしかったけど、もう無理そうだなぁ。
● 夜明け。椅子で寝ているおじい、毛布をかける手。ラナはひとり外へ、後を追うコナン。海辺でアジサシと話をするラナ、鳥たちが騒ぎ、見つかるコナン。やりとりが続き、徐々に打ち解けていくふたり。宮崎駿監督はコナンとラナに思い入れがあり、大部分を自分で描いたと聞きます。この2人の台詞も一人で考えたのかな?
● 木の上の2人。上空にファルコ(飛行艇)が現れる。「隠れて!!」叫ぶラナ。ここから物語は急転回します。ファルコに驚き、喜ぶおじい。浜辺に降立つファルコ。降りてくる男と女。途端におじいの表情が険しくなります。こいつらは・・・。戦闘服に身を包み、銃を身に着けたモンスリーとクズウ。立ち尽くすおじいに気にも留めず進むモンスリー。
「おまえたち、この島になにしに来た」とおじい。その声に「あら、あんたまだ言葉を覚えていたの?」とモンスリー。それを遠巻きにみていたコナンはラナを残し小屋に近づきます。
●「おまえたちは、まだこんなことをやっているのか」「あの大戦になにも学ばなかったのか」と詰め寄るおじい。モンスリーは「戦争をおこしたのは、あの時大人だった、あなたたちじゃないの」「私たちはまだ子供だった、子供が生き残るためにどんな苦しい思いをしたか、あんたにわかる!?」と切り返します。おじいは口をつむぎます。おおきな犬と遊ぶ少女。19話に登場するモンスリーの少女時代を思い出しました。
● 「村の全員を集めなさい」というモンスリーに、無言で奥に下がるおじい。クズウが後を追い、声をあげます。ロケット弾を抱えて、現れたおじい。「島から出て行け」と凄むおじい。捨て台詞で引き上げるモンスリー、クズウは振り向きざまに銃をおじいに。コナンが岩を投げますが、すでに弾は発射されロケット弾に。無軌道に発射されたロケット弾、大慌てで逃げるモンスリー、クズウ。しかし弾はラナのもとに向かい、叫び声をあげて逃げ出すラナ。それに気付くモンスリー。おじいを気遣うコナン、「あの子を守ってやれ」とおじい。ラナを探すコナン。すでにラナはファルコに連れ去られ、それを追うコナン、発進するファルコ。ジャンプ一番ファルコの翼に飛び乗り、「行かせるものか!」と翼に槍を突き刺すコナン。しかし、ファルコはゆっくりと上昇、空へと消えてゆく。え、どうなるの、どうなるの、と思ったところでエンディング。一週間も待てないよぉ。・・・と、ファルコの着陸からここまでが3分強。テンポの良さが70年代とは思えません。この感想も続きます。
● 島の中心、丘に突き刺さった宇宙船。カビが生え、ツタに覆われています。ひとり日記をつけるおじい。40秒ほどの語りで、この世界を説明、スムーズな導入です。
● 「ハナジロがあわられた!」飛び込んでくるコナン。抱え込んでるのは魚!?ぱっくり噛み切られ下半分がありません。モリを手に海に向かうコナン。おじいの描写と対照的、動く動く。www
● 水中での対決シーン、今回の見せ場のひとつです。コナンとハナジロ(サメ)の動きを見ているだけで面白いです。カット割りがテンポの良さ、カット内のキャラの動く方法、その組み合わせが一層動きを生き生きとさせています。
● 小魚のモブシーンあり。テレビなのに贅沢な。
● ハナジロの目が不気味。その使い方が巧い。ハナジロがコナンに気づくシーン、コナンを探すシーン、岩に埋もれても実はまだ生きているシーン。ぎょろりと動く白目が効果的。
● ハナジロを背に走るコナン、平行して飛ぶアジサシ。コナンが目で追うと、その先、砂浜に集まっているたくさんのアジサシ。近寄ると鳥達は離れ、そこに倒れたラナが。普通だと、たまたま通りかかってラナに気が付くとしちゃうところが、この段階を経ることで、より自然で、よりドラマティックになっています。
● ラナをみて驚くコナン。すぐに逃げ出し、立ち止まります。ふたたびラナに近づき、足でつつくコナン。動いたラナに、再び逃げ出し、また立ち止まります。近づき話かけると気がつくラナ。しかしタイミングよく口を開けたハナジロにラナは驚き気絶、それをみたコナンは大慌てでおじいの元へ。ハナジロを倒したコナンとは思えない、慌てぶりが笑えます。早くも足技が登場したし。
(^^)
● 水が飲みたいというラナ。一気に鍋一杯分の水を飲み干します。驚くコナン。食べ物を持ってくるようにいうおじい。落ち着いたラナから、地球には他にも生きている人間がいることを知ります。なるほど。
夜、夢にうなされるラナ。寝言から辛い思いをしてきたのがわかります。心配するコナンとおじい。まえの水を飲むシーンもそうですが、このちょっとした話が積もり積もって、キャラクターへの思い入れにつながるんだろうなぁ。ナウシカとかもテレビで2クール、やってほしかったけど、もう無理そうだなぁ。
● 夜明け。椅子で寝ているおじい、毛布をかける手。ラナはひとり外へ、後を追うコナン。海辺でアジサシと話をするラナ、鳥たちが騒ぎ、見つかるコナン。やりとりが続き、徐々に打ち解けていくふたり。宮崎駿監督はコナンとラナに思い入れがあり、大部分を自分で描いたと聞きます。この2人の台詞も一人で考えたのかな?
● 木の上の2人。上空にファルコ(飛行艇)が現れる。「隠れて!!」叫ぶラナ。ここから物語は急転回します。ファルコに驚き、喜ぶおじい。浜辺に降立つファルコ。降りてくる男と女。途端におじいの表情が険しくなります。こいつらは・・・。戦闘服に身を包み、銃を身に着けたモンスリーとクズウ。立ち尽くすおじいに気にも留めず進むモンスリー。
「おまえたち、この島になにしに来た」とおじい。その声に「あら、あんたまだ言葉を覚えていたの?」とモンスリー。それを遠巻きにみていたコナンはラナを残し小屋に近づきます。
●「おまえたちは、まだこんなことをやっているのか」「あの大戦になにも学ばなかったのか」と詰め寄るおじい。モンスリーは「戦争をおこしたのは、あの時大人だった、あなたたちじゃないの」「私たちはまだ子供だった、子供が生き残るためにどんな苦しい思いをしたか、あんたにわかる!?」と切り返します。おじいは口をつむぎます。おおきな犬と遊ぶ少女。19話に登場するモンスリーの少女時代を思い出しました。
● 「村の全員を集めなさい」というモンスリーに、無言で奥に下がるおじい。クズウが後を追い、声をあげます。ロケット弾を抱えて、現れたおじい。「島から出て行け」と凄むおじい。捨て台詞で引き上げるモンスリー、クズウは振り向きざまに銃をおじいに。コナンが岩を投げますが、すでに弾は発射されロケット弾に。無軌道に発射されたロケット弾、大慌てで逃げるモンスリー、クズウ。しかし弾はラナのもとに向かい、叫び声をあげて逃げ出すラナ。それに気付くモンスリー。おじいを気遣うコナン、「あの子を守ってやれ」とおじい。ラナを探すコナン。すでにラナはファルコに連れ去られ、それを追うコナン、発進するファルコ。ジャンプ一番ファルコの翼に飛び乗り、「行かせるものか!」と翼に槍を突き刺すコナン。しかし、ファルコはゆっくりと上昇、空へと消えてゆく。え、どうなるの、どうなるの、と思ったところでエンディング。一週間も待てないよぉ。・・・と、ファルコの着陸からここまでが3分強。テンポの良さが70年代とは思えません。この感想も続きます。
◆ 第002話 旅立ち
【 あらすじ 】
● ラナを連れ去られたコナン。おじいの死、そしてその言葉を胸に島から旅立つまで。
● ラナを連れ去られたコナン。おじいの死、そしてその言葉を胸に島から旅立つまで。
【 データ 】
● 初回放映:1978年04月11日
● 脚本:胡桃哲
● 絵コンテ:宮崎駿
● 演出:宮崎駿
● 美術監督:阿部泰三郎
● 初回放映:1978年04月11日
● 脚本:胡桃哲
● 絵コンテ:宮崎駿
● 演出:宮崎駿
● 美術監督:阿部泰三郎
【 感想 】
● ファルコに連れ去られるラナ、追うコナン。第1話の最終シーンをプレイバック。でもラナの顔がちょっと違うような。ラナはすべて宮崎駿が書いてるんじゃないのか・・・。
● ファルコの翼の上を走るコナン。そんなことできることないと思いきや、最近トム・クルーズが映画でやってて吃驚しました。
● コナンに向けられた銃口を外させようと懸命なラナ。しがみ付いて足でキック。慌てるモンスリーたちの姿が笑えます。
● 足技も空しく、ファルコから振り落とされるコナン。残され島に戻り、おじいの元へ。おじいが残され島の過去を話します。こんなに人がいたのか、それが二人しか残っていないということは・・・。子供には聞かせられないような話があったに違いない。
(--;
● おじいの死。その悲しみの表現がユニークです。泣き叫びながら岩を持ち上げ、地面に叩きつけるコナン。持ち上げる岩がだんだん大きくなって、その力む姿と変顔もMAXに。緊張と弛緩の繰り返し。最後自分より大きな岩を海に投げ捨てた後、すべてを出し切ったコナンはその場に倒れこみます。この演出はまさに天才。悲しみが痛いほど伝わるのに、笑わされるのが辛いです。悲しみを次に引きずらない区切りのつけ方としても巧いです。
大塚康生さんはBSアニメ夜話でこのシーンについて語ってました。岩の重みを表現するために、持ち上げたら少し押し返されたように見せたとのこと。何枚かセル画を進めたら、少し戻して、また先に進めて撮ったんだとか。アニメでもあえて現実世界の縛りを残し、リアルを出す。このシーンが印象深い理由の1つだと思います。
● バラクーダ号とダイス登場。モンスリーに見せる顔と陰口を言う時の顔。この落差は永井一郎の面目躍如です。しかし、この二人が最後結ばれるなんて誰が想像ができるでしょうか?でも結婚してしばらくすると、この状態に戻るような気がしますが。
(==;
● 「人間はひとりで生きてはならないのだ」おじいの言葉。その言葉を胸に自作の船で大海にでるコナン。ラナとまだ見ぬ仲間を求めて。「人間はひとりで生きてはならないのだ」・・か。
● ここからしばらく画面にはコナン一人。小船を作り、出航、漂流、嵐・・・。間を持て余しそうですが、そうなりません。大小のボンベをつないで作る小船。ここでもコナンの足技が。縫った帆を試しに丘で広げるコナン、風に煽られウィンドサーフィン状態に。目を離せない状態が続きます。結局今回も30分間たっぷり濃縮。凄いなぁ。
(゚~゚)ふぅぅぅん
● ファルコに連れ去られるラナ、追うコナン。第1話の最終シーンをプレイバック。でもラナの顔がちょっと違うような。ラナはすべて宮崎駿が書いてるんじゃないのか・・・。
● ファルコの翼の上を走るコナン。そんなことできることないと思いきや、最近トム・クルーズが映画でやってて吃驚しました。
● コナンに向けられた銃口を外させようと懸命なラナ。しがみ付いて足でキック。慌てるモンスリーたちの姿が笑えます。
● 足技も空しく、ファルコから振り落とされるコナン。残され島に戻り、おじいの元へ。おじいが残され島の過去を話します。こんなに人がいたのか、それが二人しか残っていないということは・・・。子供には聞かせられないような話があったに違いない。
(--;
● おじいの死。その悲しみの表現がユニークです。泣き叫びながら岩を持ち上げ、地面に叩きつけるコナン。持ち上げる岩がだんだん大きくなって、その力む姿と変顔もMAXに。緊張と弛緩の繰り返し。最後自分より大きな岩を海に投げ捨てた後、すべてを出し切ったコナンはその場に倒れこみます。この演出はまさに天才。悲しみが痛いほど伝わるのに、笑わされるのが辛いです。悲しみを次に引きずらない区切りのつけ方としても巧いです。
大塚康生さんはBSアニメ夜話でこのシーンについて語ってました。岩の重みを表現するために、持ち上げたら少し押し返されたように見せたとのこと。何枚かセル画を進めたら、少し戻して、また先に進めて撮ったんだとか。アニメでもあえて現実世界の縛りを残し、リアルを出す。このシーンが印象深い理由の1つだと思います。
● バラクーダ号とダイス登場。モンスリーに見せる顔と陰口を言う時の顔。この落差は永井一郎の面目躍如です。しかし、この二人が最後結ばれるなんて誰が想像ができるでしょうか?でも結婚してしばらくすると、この状態に戻るような気がしますが。
(==;
● 「人間はひとりで生きてはならないのだ」おじいの言葉。その言葉を胸に自作の船で大海にでるコナン。ラナとまだ見ぬ仲間を求めて。「人間はひとりで生きてはならないのだ」・・か。
● ここからしばらく画面にはコナン一人。小船を作り、出航、漂流、嵐・・・。間を持て余しそうですが、そうなりません。大小のボンベをつないで作る小船。ここでもコナンの足技が。縫った帆を試しに丘で広げるコナン、風に煽られウィンドサーフィン状態に。目を離せない状態が続きます。結局今回も30分間たっぷり濃縮。凄いなぁ。
(゚~゚)ふぅぅぅん
初出:2015年04月23日、テレビの悪足掻き