★[アニメ]ルパン三世(2015)の感想(PV、第1話 ルパンの結婚、第2話 偽りのファンタジスタ、第3話 生存率0,2%、第4話 我が手に拳銃を)

2016年1月1日アニメ, 感想, 番組

● 30年ぶりのテレビシリーズ、原作テイストに強力な新キャラが。ルパン三世(2015)の感想です。

★ ルパン三世(2015)のすべて

【001】ルパンの結婚
【002】偽りのファンタジスタ
【003】生存率0,2%
【004】我が手に拳銃を
 

 


 

◆ 【プロモーションビデオ】

【 感想 】
● ルパン三世のテレビシリーズが30年ぶりに復活!? 前回はそんな昔だったの? 調べてみると第1シリーズが1971年、第2シリーズが1977年、第3シリーズが1984年。確かに30年ぶりか、でもその間に2時間スペシャルが24本、スピンオフや劇場版アニメ、実写映画化と途切れることのない人気。第1シリーズぐらいしか、ちゃんと見ていないですが。早速何種類かPVを見てみると・・・。
● 舞台はイタリア。音楽は第2シリーズベースですが、絵は第1シリーズ調。むしろ原作に近いかも知れません。お馴染みの5人組。と思いきや新キャラにレベッカ・ロッセリーニ登場。女性キャラ? 不二子の牙城をどう崩すのか楽しみ。
● 声は
 ルパン三世 – 栗田貫一
 次元大介 – 小林清志
 峰不二子 – 沢城みゆき
 石川五右ェ門 – 浪川大輔
 銭形警部 – 山寺宏一
山田康雄が亡くなったのが1995年、納谷悟朗も2013年永眠。増山江威子、井上真樹夫が抜ける中、頑張るなぁ、小林清。
● 2クール、全24話の予定。半年間、楽しめるか、楽しめないか。まずは第1話をみてからです。日テレでは木曜深夜1時29分から。

 


 

◆【001】ルパンの結婚(IL MATRIMONIO DI LUPIN)

● えっ~~、ルパンが結婚!? お相手はサンマリノの名家、ロッセリーニ家の若き女当主、レベッカ・ロッセリーニ!!

【 データ 】
● 初放映:2015年10月02日

【 感想 】
● 「イタリアが愛の国であるならば、すべての愛は俺の手中にある」(ルパン三世)。本シリーズの舞台はイタリア。現地でも放映、その理由はイタリアでのルパン人気らしい。日本よりもコアなファンが多いとか。
● サンマリノ、タクシーの中の銭形警部。その手にはルパンからの予告状が。「こんなことはあってはならないんだ・・・」とつぶやく銭形。教会では礼服(?)に身を包む五右衛門、次元、そして不二子。その先にウエディングドレスと白いタキシード。レベッカとルパン。銭形「・・・あのルパンが結婚なんて」。えっ!?。寄り添うレベッカ、ルパンがこちらにウインクして、オープニング。ほほう、面白い。これは期待できるか。
● オープニングはイタリアの街をバックにしたキャラクター紹介。おなじみの第2シリーズBGMにちょっと軽めのアレンジ。トレモロがイタリアっぽい♪ ルパンのジャケットが青い。不二子、エロ過ぎ。ww
● 教会に乗り込む銭形。ハプニングに喜ぶレベッカ。ドタバタが楽しい。
● ロッセリーニ家の令嬢、ロッセリーニ財閥の若き会長。16歳でモデルデビュー、そして数々の浮名。レベッカのセレブな我が儘が羨ましい、悪戯っぽい仕草が可愛い。結構強力なキャラ、不二子の暗に対する明ということか。
● 結婚式に出る不二子、つれない仕草は焼いているのか・・・。でもそこは不二子、この結婚が偽装と見抜いています。ルパンの本当の狙いはサンマリノの国宝、リベルタスの王冠。なるほど、わくわく、わくわく。
● 牢屋に入れられた銭形、警備のパトリックにルパンは大泥棒なんだと弁明。そこにルパンからの予告状、警備に加わる銭形。王冠を囲む関係者、それを覗き見るルパン。気付く銭型。騒ぎの中、王冠も持ち出すパトリック、実は不二子。本物のパトリックが現れ、不二子を捕らえるも・・。そしてすべてを知り、騒動を起こしていたのは。期待していなかったからか、十分楽しめました。レベッカ(Mrs.ルパン)が元気で、見てて楽しい。
(^^)/ オープニングには出てこないけど、レギュラーなんだよね。
● エンディングテーマ「ちゃんと言わなきゃ愛さない」がいいです。これはジャズ? ボサノバ? 石川さゆりの大人の艶(あで)にドキドキ。はやく2番の歌詞が聞きたいなぁ。作詞はつんく♂。

 


 

◆【002】偽りのファンタジスタ(IL FALSO FANTASISTA)

● 新キャラ2人め正式登場。

【 データ 】
● 初放映:2015年10月09日

【 感想 】
● のんびり部屋でサッカー観戦のルパン。2ゴールを決めたブロッツィのおかげで、トトカルチョで負けたもよう。すでにハットトリックの前ぶりか。
● 試合後、インタビューか私服でテレビに写るブロッティ、浮かない顔。その前に一瞬、レベッカ登場。しかし今回の出番はこれまで。寂しいなぁ。
● サッカー場でルパンを探す銭形警部。ビップ席のイタリアマフィア、モンディーニに気が付く。カメラはモンディーニに。自分のチームに買ってもらわねばとつぶやく。さりげなく登場人物の紹介、うまいパス回しです。それにしてもこの目つきの悪い新入りは誰だ。前回もチラリ登場していたようだが。
● 酒場。ワインを飲むルパンと次元。そこえブロッティを連れ不二子登場。仕事の依頼だという。ドーピングの証拠をモンディーニに握られ、次の試合(決勝戦)に出るなと脅されていると言う。ルパンは引き受ける条件と指を三本立てる。一話に比べるとテンポが遅いなぁ。
● MI-6の情報をハッキング、モンディーニの狙いを知るルパン。屋敷に忍び込み、カルテ(ドーピングの証拠)を奪う。追っ手には斬鉄剣が炸裂。今シリーズ、五右衛門の扱いがゾンザイだ。
● ブロッティにカルテを渡すルパン、ブロッティが薬に手を出した本当の訳を見抜く。いい話だね、泣かせるじゃねぇか。
(@@。
● なるほど、ルパンとネットでチェスをしていたのは目つきの悪い男、この男がMI-6ってことか。

 


 

◆ 【003】生存率0,2%(0,2% possibilità di sopravvivere)

● 新キャラ2人め、正式登場! MI-6エージェント、コードネームはニクス。今回の特殊能力はエコーロケーション!?

【 データ 】
● 初放映:2015年10月16日

【 感想 】
● 一度アップした感想を、間違って消してしまった模様。バックアップは無いので、もう一度感想を書きます。・・・ぜんぜん、前回と違うような。
(--;
● ホテルの最上階、ルパンからの予告状を受け取るレベッカ。おぉ、今回は活躍するのか。
(^。^)/
一方、誰かに追われる次元、そして宮殿(美術館?)を襲うルパン。あっさり、マリーアントワネットの首飾りを盗み出します。簡単に盗みすぎだなぁ。せっかく新シリーズなんだから、こういうところで「おっ」と思わせてほしいところ。次元は捕まり、ルパンに連絡「相手が悪い、今すぐそこを離れろ!」。ここでタイトル。
● ホテルにイギリス皇太子が到着。SPのもとに不審者尋問開始の連絡が入る。十字架に貼り付けにされる次元、悪態をつき、手足に電極がセットされる。皇太子に笑顔で近づくレベッカ、おもてなしの準備ができていると誘う。予定はキャンセル、ホテルに残ることになるジェームズ皇太子。拷問なのか何なのか、うめき声を上がる次元。ソフトだなぁ、時代だなぁ。そこへ「不二子が吐いた」との連絡が。
● 別なホテル優雅に紅茶をすする不二子。黒服たちに対等にやりあう。ルパンの目的はマリーアントワネットの首飾り。説明の中でカリオストロ男爵登場。カリオストロ男爵って本当にいたんだ、詐欺師らしいけど。マリーアントワネットの首飾りも歴史的な事件。
● 首飾りを手に逃走するルパン、車の中から本部の指示を受けるニクス。殺しの番号って本当にあるのかな。車載コンピュータでルパンをサーチするニクス。こんなシステムあったら何もいらないなぁ。
● まるで行き先を予知するかのようにルパンの前に現れるニクス。驚くルパン。撃ち合いが始まる。ちょっといい雰囲気だったのに、この銃撃戦は。ニクス、弾撃ちすぎ。それでもかすり傷ひとつルパンにつけられない。見せ場なのにもったいない。ルパンの弾を見切ってよけるニクス。これも特殊能力か。
● ニクスの能力はエコーロケーション(反響定位)、真田さん(ヤマト)みたいな顔して凄い。逆手に取ったルパンはまんまと次元の元へ。しかし、追いついたニクスと格闘の末、頭に銃口を突きつけられるルパン。最後の一服を頼み、受け入れるニクス。そこにSPから連絡がはいり・・・。レベッカを騙して皇太子をホテルに残させたのはルパンで、それで助かったと言うオチ。ふ~む。
● MI-6が出てきたとなると銭形は。レベッカがでてきて不二子は。五右衛門も新しい芸を見せないと出番がなるなりそう。新旧交代を感じる余裕のある話でした。
(^^;

 

【 薀蓄 】
● ニュクスとは、ギリシア神話に登場する原初の神で、夜の女神である。ニュクスとはギリシア語で夜の意味で、夜の神格化である。
● ヘーシオドスの『神統記』によればカオスの娘で、エレボス(幽冥)の妹であり、エレボスとの間にヘーメラー(昼)とアイテール(上天の清明な大気)、カローン(地獄の渡し守)をもうけた。
● 恐ろしい黒い翼を持つニュクスは黄昏時に地面から二輪の馬車を駆って天空を馳せ行き、漆黒の夜を世界に運んでくる。


 

◆ 【004】我が手に拳銃を(Tiratore scelto)

● 丸腰の次元が1人、ならず者のアジトに乗り込む。

【 データ 】
● 初放映:2015年10月23日

【 感想 】
● 廃墟の教会。ならず者に囲まれたミルコ、俺の許可無く銃を持っていることが許せないとエリク。ならず者達は銃をミルコに向け、教会に響くの銃声音。ここでタイトル。今回は次元が主役のはずだが。
● 歯痛に苦しむ次元、病院の受付で痛み止めを要求。診察しないと渡せないという受付を怒鳴りつけようとするが、なにしろ歯が痛い。そこになんの騒ぎなのと現れた女医リービア。次元の銃に気付き取り上げ、代わりに診察することになる。歯痛は辛いからなぁ。
● 病院に運び込まれてくるミルコ、致命傷はないが意識もないもよう。病院にはミルコのような生きた屍となったものが大勢。みなエリクの仕業だ。通称、殺さずのエリク。彼に逆らったものは皆、そうなる運命とリービアがいう・・・。
なぜ致命傷を避けるのかエリク。捕まったときに刑を軽くするため? 大勢で囲んで一斉射撃。それでも致命傷にならないって、全員達人か。
● 病院に乗り込んでくるエリク、次元が街に銃を持ち込んだのを聞きつけていた。銃を出せと病院で暴れるエリクたち。これは酷いと腰に手をやる次元、丸腰では戦えないでしょとリービア。銃を持って逃げるようにいうリービアであったが、引き出しに入れたはずの次元の銃は既になくなっていた。銃を持ち出したのはニノ。ミルコの親友だったニノはその敵を討つために銃を手に。しかしエリクの手下に見つかり教会へ。血だらけになったニノは病院に戻り、次元は銃を取り返しにエリクのもとへ向う。
丸腰で敵陣に乗り込む次元、ホードボイルドだなぁ。次元好きにはたまらないエピソードかも。エリクを倒し、止めるリービアをおいて去っていく・・・って話なのかな。
● 教会、ならず者に囲まれた次元。八方から発砲され・・・。場面は進み、同じ教会。警察が教会を囲んでいる。ならず者の死体とエリックの死体。警察が首をかしげる中、状況を再現させてみる銭形警部。とっつぁん、出番があってよかったね。
銭形の推理はこう、次元は囲んだならず者達の銃を巧みに避け、相打ちにさせた。命乞いするエリクをおいて去ろうとした次元は、後ろからマシンガンを撃つエリクに、頭上のシャンデリアを打ち落とし殺したと。
ならずものが囲んで銃を撃つシーンは何度かありましたが、同士撃つになるのは当たり前。銃の腕が皆確かだからできる芸当かと思ってた。乱射してくるエリクを一発で仕留める次元。やっぱりプロは弾も大切にしないとね。

 

【 薀蓄 】次元大介
● ルパン三世の相棒で拳銃の名手。拳銃を持っていない状態から弾丸を発射するまでのスピードが驚異的に速く、その速さは「速撃ち0.3秒」とまで言われるほどである(作中では0.7秒と言われているところがある)。
● 顎髭を生やし、主に紺系のダークスーツとソフト帽を常に着用している。
● 名前の由来は、モンキー・パンチが「四次元」「次元が違う」などといった、「次元」という言葉が大好きであるため。
● 愛用リボルバー銃は S&W M19 コンバット・マグナム。
● 帽子:主にボルサリーノ製を愛用。サイズ58.25cm、ツバの長さ8.6cm、厚さ1.5mm、ゾウアザラシ・オス4歳の腹の皮製。
● 腕時計:オメガ・スピードマスター、ロレックス・サブマリーナー、ゼニス・エルプリメロを愛用
● 愛車:ダッジ・チャレンジャー、フォード・マスタング マッハ1(プロトタイプ)、シトロエン・2CV、パンサー・FF、ミニクーパー、三菱・500、モーガン・プラス8
● 猫背であり、よくポケットに両手を入れて歩く。
● たびたび虫歯による歯痛に悩まされる。
● 次元は元々「ルパンを長髪にして髭と帽子を付け加えて完成されたキャラである」と、作者のモンキー・パンチが『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』で語っている。


 

  


 

3稿:2015年10月25日、テレビの悪足掻き、第4話の感想
2稿:2015年10月17日、テレビの悪足掻き、第3話の感想
初出:2015年10月11日、テレビの悪足掻き