★[特撮ドラマ]怪奇大作戦のすべて

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大人の特撮。特撮ドラマ、怪奇大作戦の情報です。


エピソード

毎回描かれる怪奇現象が、実は人間の手によって引き起こされた科学犯罪であり、これに立ち向かう正義の捜査チームという図式で構成されているのが特徴。
怪獣や超兵器が登場する派手な特撮ではなく、本編に溶け込んだ特撮(光学合成を駆使し、科学犯罪をリアルに表現する)が目標とされた。
TBSから支給された制作費は、1クール13本につき6900万円(1話あたり530万円)。これは空想特撮シリーズ3部作とほぼ変わらない破格の予算であり、知名度の高いレギュラー出演者やゲストが集められた。
ほぼ毎回のように近未来的な科学技術による殺人事件が描かれ、陰惨でグロテスクな描写も少なくなかった。
平均視聴率は22.0%。当時としても十分ヒット番組といえる数字だったが、タケダアワーの合格ラインは非常に高く、第1クールの放映終了時期に「延長措置なし」の判断が下された。『戦え! マイティジャック』の12月終了に続き、番組の受注が完全に途絶えてしまった円谷プロは、1968年12月12日に大幅な人員整理を決行した。
監修の円谷英二は、昭和20〜30年代にかけて『透明人間現わる』『透明人間』『美女と液体人間』『電送人間』『ガス人間第一号』など一連の変身人間による犯罪を描いた映画で特技監督を担当しており、円谷プロには得意とするミニチュアワーク以外にも、この種の特撮ノウハウの蓄積があった。
トータス号は初代スバル・サンバー360をベースにボディを新造し、各種特殊装備を搭載した小型車両。
本作の劇伴曲は玉木宏樹が作曲、山本直純が音楽監督としてクレジットされている。主題歌は作曲・編曲共に山本の名義だが、編曲は玉木が行った可能性が指摘されており、玉木は「主題歌の絡みは(中略)僕もアレンジを手伝ったんじゃなかったかな」と語っている。 劇伴曲にはバスクラリネット、のこぎり(ミュージックソー)、ジューズ・ハープ、京琴といった特殊な楽器が用いられた。
本作は子供向けの30分番組としては珍しく、主題歌がエンディングに流れる構成になっていた。
牧史郎役の岸田森は1982年(昭和57年)、12月28日午前4時59分 、食道ガンのため、43歳の若さで死去している。
1969年2月23日に放映された第24話「狂鬼人間」は1984年に岡山放送で再放送されたのを最後として、その後は一切放映されず、またビデオソフトとしても1983年、1991年、1995年(ただし95年版は発売と同時に販売が中止された)に公刊されただけで、その他の「怪奇大作戦」ソフトには収録されていない。そのため、この作品は現在では「欠番」であるとみなされている。
第2話「人喰い蛾」では監督の円谷一がバーの客、第13話「氷の死刑台」では検視官助手と川辺武の2役で特殊技術の高野宏一が、第15話「24年目の復讐」では牧を殴るボーイ・健役として脚本家の金城哲夫がカメオ出演している。
第4話「恐怖の電話」、第9話「散歩する首」、第20話「殺人回路」では、本作のスポンサーである武田薬品工業をタイアップしており、第4話では、アリナミンの幟、第9話では、エンディングバックに会社のネオンが登場し、第9話と第20話では、プラッシーが登場している。
第11話「ジャガーの眼は赤い」にはウルトラセブンの姿のサンドイッチマン、エンディングバックには『ウルトラセブン』第23話「明日を捜せ」に登場したシャドー星人のマスクが登場している。
第12話「霧の童話」の鎧や武具は、映画『風林火山』で使用されたものを三船プロダクションから借用している。サード助監督を務めていた宮坂清彦は、落ち武者の感じを出すために矢を折ってしまい会社から叱責を受けるが、監督の飯島敏宏の執り成しにより処分を受けずに済んでいる。 


 


データ


放映期間:1968年9月15日 ~ 1969年3月9日
放映時間:毎週日曜 19:00 ~ 19:30
制作局:円谷プロダクション、TBS
製作総指揮:円谷英二(監修)
放送回数:全26話


出演:勝呂誉、岸田森、原保美
オープニング:作曲:玉木宏樹
 「メインタイトル(OPENING (A))」
エンディング:
 サニー・トーンズ「恐怖の町」
 


 

サブタイトル

 
【001】1968年09月15日放送 壁ぬけ男
 怪奇トリック:特殊繊維による「壁抜け」、スペクトル破壊器

【002】1968年09月22日放送 人喰い蛾
 怪奇トリック:人間を溶かすチラス菌を持つ毒蛾、ケミカルメース
 

 
【003】1968年09月29日放送 白い顔
 怪奇トリック:高出力レーザーガン

【004】1968年10月06日放送 恐怖の電話
 怪奇トリック:空中放電装置
 

 
【005】1968年10月13日放送 死神の子守唄
 怪奇トリック:スペクトルG線発射機による冷凍殺人

【006】1968年10月20日放送 吸血地獄
 怪奇トリック:事故死の後、吸血鬼としての蘇生
 

  
【007】1968年10月27日放送 青い血の女
 怪奇トリック:青い血の人造人間が操る殺人人形

【008】1968年11月03日放送 光る通り魔
 怪奇トリック:火山での自殺未遂による燐光人間化
 

 
【009】1968年11月10日放送 散歩する首
 怪奇トリック:鏡、人形、変装による浮遊生首のトリック

【010】1968年11月17日放送 死を呼ぶ電波
 怪奇トリック:殺人電波発射テレビ
 

 
【011】1968年11月24日放送 ジャガーの目は赤い
 怪奇トリック:ホログラフィ立体映像装置

【012】1968年12月01日放送 霧の童話
 怪奇トリック:精神錯乱ガス
 

 
【013】1968年12月08日放送 氷の死刑台
 怪奇トリック:人体実験による冷凍人間化、サンビーム500

【014】1968年12月15日放送 オヤスミナサイ
 怪奇トリック:睡眠学習装置
 

 
【015】1968年12月22日放送 24年目の復讐
 怪奇トリック:沈没船での長い生活により水陸両棲人間へ

【016】1968年12月29日放送 かまいたち
 怪奇トリック:真空切断装置による現代版かまいたち殺人
 

 
【017】1969年01月05日放送 幻の死神
 怪奇トリック:特殊X線照射装置、光源体パーフェクトライト

【018】1969年01月12日放送 死者がささやく
 怪奇トリック:ユニ・ポリエステル製の指紋手袋、コンパクト型録音機
 

 
【019】1969年01月19日放送 こうもり男
 怪奇トリック:リモコン蝙蝠、小型ジェット噴射

【020】1969年01月26日放送 殺人回路
 怪奇トリック:コンピュータ制御による絵から抜出て殺人を犯すダイアナ
 

 
【021】1969年02月02日放送 美女と花粉
 怪奇トリック:アルコールと反応して猛毒に変化する熱帯植物の花粉

【022】1969年02月09日放送 果てしなき暴走
 怪奇トリック:車の排気ガスと共に散布される神経異常を誘発させるGガス
 

 
【023】1969年02月16日放送 呪いの壷
 怪奇トリック:日本軍が開発した放射性物質 = リュート物質を塗りつけた壺

【024】1969年02月23日放送 狂鬼人間
 怪奇トリック:脳波変調機
 

 
【025】1969年03月02日放送 京都買います
 怪奇トリック:カドニウム光線発振機による物質電送

【026】1969年03月09日放送 ゆきおんな
 怪奇トリック:気象異常による幻影・雪女
  


感想

面白い裏番組があったのか?それとも子供には難解すぎたのか?はたまたまだ番組情報収集能力が未熟だったのか?子供の頃から科学好きの私。4つの目は欠かさず見てたのに、怪奇大作戦は見た記憶がありません。
今回、見るきっかけとなったのは、「けいおん!」そのパロディ動画。タイトルもズバリ《 もしも「けいおん!」が怪奇大作戦だったら 》。
\(^ ^)/ ワーイ なんのこっちゃ。

けいおん!(その時はタイトルぐらいしか知りませんでした)の名シーンのBGMや効果音を、そっくり怪奇大作戦のそれに変えたもの。意外に馴染んで、そのものものしさが、ホワホワアニメにスパイシーを加わえてます。オチの場面ではネガ反転。「タンタンターン、タタタタタタタタタタターン♪」、怪奇大作戦のテーマと共にタイトルが。「青い縞の女」「狂喜人間」「ギター買います」。笑えます。

傷だらけの天使の、岸田今日子の子分役しか知らなかった岸田森(しん)。キョドキョドしているイメージしかないけど人気あったんだ。岸田今日子とは従姉弟同士、悠木千帆(樹木希林)と結婚、離婚していたらしい。え~~っ!!知らないことが多いなぁ。1982年43歳の若さで他界。酒の飲みすぎだったとのこと。

トータス号って乗りにくそう。 (^^;

衝撃的だったのは第1話、怪盗キングアラジンの回。予告状を出して盗みを働くという当時でもレトロな怪盗、仏像を狙います。追い詰められると壁の中に逃げ込むという芸当の持ち主。このアラジンのコスチュームが酷い!!化粧が恥ずかしい!!タケちゃんマンやブラックでビルの方が洗練されて見えます。
(==;
ふつう第1話って気張るだろうにこれはいったい。高度成長期っていってもこんなものだったのか・・・。壁抜けの特撮も納得できません。ガス人間とか伝送人間とかで培ったノウハウはどこへ。なぜ技術が生かされなかったのか、再発防止策を強く求めます。ww

怪奇事件を科学のメスで究明する。テーマはいいのですが、それに見合った事件が発生せず、また謎解きに首を傾げるものも。あまり現実的なトリックだとミステリーになっちゃうし、難しいんだろうな。・・・というものの全26話をみたので、各話の感想はサブタイトルからリンクする予定です。

 

キャスト


牧史郎:岸田森

三沢京助:勝呂誉

的矢忠:原保美

野村洋:松山省二

小川さおり:小橋玲子

町田大蔵:小林昭二

次郎:中島洋

 

スタッフ


監督:飯島敏宏、円谷一、実相寺昭雄、鈴木俊継、小林恒夫、安藤達己、長野卓、仲木繁夫、福田純、満田かずほ

脚本 上原正三、金城哲夫、佐々木守、若槻文三、市川森一、福田純、高橋辰雄、藤川桂介、田辺虎男、石堂淑朗、山浦弘靖

プロデューサー 守田康司、野口光一、淡豊昭、熊谷健、橋本洋二



本編を見るには・・・



怪奇大作戦 DVD-BOX 上巻
( オムニセブン )



 


関連作品

2013年 怪奇大作戦 ミステリー・ファイル
2007年 怪奇大作戦 セカンドファイル
2004年 怪奇事件特捜チームS・R・I 嗤う火だるま男
 




3稿:2018年07月27日、テレビの悪足掻き
2稿:2015年08月22日、テレビの悪足掻き
初出:2012年03月02日、テレビのまわし者

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