★[コメディ]奥様は魔女(1stシーズン)の感想(第01話 花嫁は魔女だった、第02話 おおスイートホーム)
超有名シットコム。奥様は魔女の感想を第一話から。気に入ったエピソードのみ感想を書いていきます。とりあえず第一話、第二話を。
◆【001】花嫁は魔女だった
ストーリー
感想(ネタバレ注意!)
「むかしむかしあるところに可愛らしい女の子がおりました。ある日その女の子はひとりの若く血に燃えた男性と衝突しました」
回転扉に一緒に入ってしまうサマンサとダーリン。
「またぶつかり」
デパートの売り場でぶつかる二人。
「またまたぶつかりました」
別の売り場でぶつかる二人。
「そこでお互いに怪我をしないうちに相談しようという話になりました」
ロビーでコーヒーを飲む笑顔の二人。
「こうして二人は仲良くなりました」
社交ダンスを踊る二人。
「そしていつしか二人は同じことに夢中になるようになりました。ラジオ・・・」
公園の芝生の上にラジオ。カメラがずっと寄ると、キスしているふたり。
「テレビ・・・」
テレビなど見ず、口づけするふたり。
「汽車・・・」
オープンカーの中で接吻中のふたり。
「青年は段々にこの女の子が好きになり、とうとう我慢ができず、男の子なら誰でもすることを致しました」
教会で指輪をかわすふたり。
「彼は彼女に申し込んだのです。ごく普通の結婚式をあげ、ごく普通の新婚旅行を、ごく普通のホテルの部屋でした。しかしただ一つ普通でなかったのは、この女の子は魔法使いでした。」
部屋で髪を整えているサマンサが、ブラシを指で呼び寄せるww
おお!これはオープニングナレーションのロングバーションだ!
Σ(゚Д゚)
夕方の夜6時。再放送が繰り返された「奥様は魔女」。小学生だった私は、夕食を食べながら見ていました。魔法(とは言っても事件になるのは、ほとんどサマンサ以外魔法使いによるもの)に大慌てする人間たち。シチュエーションコメディの傑作。その後に続く日本の魔法少女ものの元祖です。
戦後の貧しさを引きづっていた日本。このドラマをみて、アメリカ人の明るさ、一般人の優雅な生活、そして人情はアメリカでも同じなんだと知ったドラマでした。
新婚旅行中の二人。ホテルの一室でひとり和んでいるサマンサ。そこにエンドラ(サマンサの母)登場。こんな初めから出演(で)てたのか・・・www
人間と結婚したと聞き、呆れるエンドラ。一緒に帰りなさいというエンドラに動じないサマンサ。彼(ダーリン)が来ると慌てるサマンサにエンドラがひとこと。
「だいじょうぶ、ゴリラなんかにはしないよ」
部屋に向かうダーリン、バスローブ姿。・・がホテルのロビーに瞬間移動。驚くダーリン、ひとこと「シャンペンのせいかな?」www
アメリカ人って、いつもこんな風に冗談をいうのかなぁ~。子供の頃から疑問に思っているけど、大人になったもアメリカ人の友達がいないので不明のまま。
(==;
観客の笑い声(canned laughter)が利いてます。「他の人が笑うとつられてしまう」法則を巧みに利用、ついつい笑ってしまいます。ドリフの全員集合では、これを生でやっていたかと思うと驚きます。
自分が魔法使いであることを打ち明けるサマンサ。まったく信じないダーリン。魔女であることを証明しようと、点かないライターに火をつけるサマンサ、灰皿を左右に動かし、窓を開け、グラスをダーリンの手に出すサマンサ。・・・ティコティコティンなしか。
もちろん、CGなど使えず。ワイヤーや磁石、カット割りで魔法を処理。子供でもそれとわかるので安心して見てられます。
自分の奥さんが魔女。ショックを受けるダーリンはあちこち相談に。そして決心します。サマンサに一言。「僕はどうしても君を諦められない」
「まぁ、あなた」とダーリンに抱きつくサマンサ。「私、きっと素敵な奥さんになってみせるわ」
いいなぁ、サマンサ。
(@@。
この頃はまだアメリカも昭和。ウーマンリブ運動前で、旦那様の後にちょっと引いて尽くす奥様が理想だったもよう。その辺が日本で大人気になった理由かも。
こんな奥さんほしい!サマンサは俺の嫁。・・と思っていた小学生男子は多かったと思います。ちなにみダーリンは「愛しい人」という意味のダーリンではありません。ダーリンはダーリンという名前なのです。・・・ひょっとしてキラキラ?
ダーリンの会社に、シーラが訪ねて来ます。ダーリンの元カノらしい。未練たっぷり、ネチネチを祝いの述べるシーラ。こんなキャラはいたっけ? それに、こ、こ、この声は小原乃梨子(のび太、ドロンジョ)若い!
みんなに紹介するからとパーティに誘う、シーラ。ダーリンはサマンサを連れてパーティへ向かいます。
ジャケット姿のサマンサ、でもパーティの席はみんな正装。パーティでもシーラのサマンサ弄(いじ)りが止まりません。ついに堪忍袋の緒が切れて、反撃を開始するサマンサ。・・・でも服を脱がすのは、ちょっとやり過ぎ。おっ、ティコティコティンも登場。
(*^^*)
「なにも君だけが悪いとは言ってないよ」サマンサを軽く責めるダーリン。「魔法は使わないといったじゃないか」「習慣って、恐ろしいわ、つい出ちゃったの」「君なら止められる、僕は信じてる」「ありがとう」
(台所の)洗い物をさっさと片付けて、こっちにおいでと誘うダーリン。
「ごめんね」と一言いって、魔法で片付けるサマンサ。「本当に止められるのかしら」というサマンサの一言でエンドタイトル。
う~ん、今見ても面白い。子供の頃は気が付かなかったけど、色っぽいシーンが見え隠れだったんだ。
・・・なるほど。
続きにちょっと期待。やはくセリーヌでてこないかな。
◆【002】おおスイートホーム
ストーリー
今回はマイホーム購入の話。その家の隣にはあの人が。グラディスさん初登場です。
感想(ネタバレ注意!)
家の外装も魔法でちょい。木を生やしたり、芝生を植えたり。花壇を作って、はい、完璧。
これは編集でやっているということは子供でもわかりますが、大人になると見方が変わります。まず、木を生やしたままのシーンをまとめて撮って、
次に木を抜いて、木のないシーンを撮って。詳細は絵コンテが必要、段取りまでを考えていると、楽しく見れません。
(^^;
それを窓から見た隣の家のグラディス夫人。木が生えた、芝生が生えたと大騒ぎ。軽く聞き流す旦那。興味津々の夫人と、やる気のない旦那の会話が笑えます。魔法のかかっている状態を夫人に見せて、旦那が見るときはいつも魔法のキャンセル後。噛み合わない夫婦、完璧な鉄板です。
(^^)
Mr.ビーンみたいな顔してるグラディス夫人役はアリス・ピアス。実は番組開始時点で末期の卵巣癌との診断を受けていたそうです。でも周囲に隠して役に臨んだとか。シーズン2の終了を待たずして亡くなったそうです。病身での演技だったとは、役者魂だなぁ。
◆本編を観るには・・・
◆参考・引用
奥さまは魔女 (テレビドラマ) – Wikipedia
奥さまは魔女 (1965) – 私的 昭和テレビ大全集
「奥さまは魔女」とドラマの笑い声 (canned laughter):上級英語への道:So-netブログ
#32 奥さまは魔女 ( ドラマ番組 ) – 台町子ども会野球部のブログ – Yahoo!ブログ
2稿:2017年11月23日、テレビの悪足掻き(感想追加)
初出:2017年11月15日、テレビの悪足掻き