ファイナル・デスティネーションの続編。今度の地獄はハイウェイ、デッドコースターの感想です。

 

紹介

ショッキング・ホラー《 ファイナル・デスティネーション 》の続編。
ハイウェイ事故を予知、惨劇を免れたキンバリー。しかし逃れられない運命《 死 》が彼女を襲う。
監督は《 マトリックス リローデッド 》のアクション監督、デヴィッド・リチャード・エリス。

感想

邦題がデッドコースターで続編と気が付かなかったファイナル・デスティネーション2。既に公開、DVDまで出ていました。
 
1は飛行機事故を予知、死を免れたアレックスと同級生に死( 死神? )の魔の手が忍び寄り、次々と事故死するというものでした。2ではハイウェイ事故。惨劇を免れたキンバリー、そのお陰で助かった見ず知らずの人達。彼女らにまたも死の魔の手が。ただ今回は死の順番が逆になり・・・。
 
前にも増して、まどろっこしい死神のテクニック。殺すのを楽しんで入るのか、はたまた映画興行の神の為せる技か。残酷さだけが目立って少し興醒めでした。既に3作目が撮影さられているとか。次回こそ、なぜアレックスやキンバリーが事故を予知できたか、その辺りを解明してもらいたいもの。
 
誰が走っているかわからないハイウェイ、ギアシフトの横のコーヒー、電子レンジに異物、電源コンセントにかかる水、勢いよく膨らむエアバック・・・。

日常生活には危険がいっぱい。入社当時に受けたKYT(危険予知訓練)を思い出しました。これは教科書になるかも。いつ自分を襲うかわからない事故、災害。私達は幸せなのかも、その順番を知らなくて。
 
冒頭のハイウエイ事故シーン。このなんとなく嫌な感じ、付きまとう不吉。そして突然訪れるカタストロフィー(大惨事)が凄い! 初めの10分間は間違いなく★5つ。地獄のハイウェイ(ワンシーン・スペシャル)を参考にして下さい。
 


 

ワンシーン ~ 地獄のハイウェイ ~

キンバリー達を襲うハイウェイ事故。悲惨な事故シーンは思わず目を背けたくなります。でもその前の数分間、観客を不安、ドキドキにさせていくカットが秀逸。時系列にトレースしてみると・・・。

荷物をRV車に詰め込むキンバリー。やってきたシーナに声をかけ、行ってきますと父親と抱き合う。RV車に乗り込み、ぎこちない手つきでエンジンをかけるキンバリー。車の去った後にオイル漏れ(血の滴り)の跡。父親は怪訝そうな顔でそれを見る。

ハイウエイの停止ライン、信号が赤に変わる。危ないと叫ぶシーナ、前の車にぶつかる直前、RV車が停まる。リアシートからからかう二人の男友達。謝るキンバリー。突然、大きなメッシュ袋を持った女が運転席を叩く。驚くキンバリー。女は浮浪者、袋を振って見せる。すると底が抜け、空き缶が辺りに散乱する。信じられないと大笑いをする一同。キンバリーも笑いながら車を前に進める。

葉っぱ(マリファナ)を吹かしながら、向こうでは羽目を外すぞと御機嫌な男友達。横を《 つぶせ!ふぶせ!つぶせ! 》と叫んでいるハイスクールバス。RV車はゆっくりと追い抜いて行く。ラジオをつけると180便の犠牲者を偲ぶ追悼式のニュース。昨日、テレビでやってたやつだ。嫌な顔をするキンバリー。局を変えると今度は《 地獄のハイウェイ 》という曲が。シーナと顔を見合わせ、再び局を変える。

RV車はスポーツカーに並ぶ。エンジンを吹かすスポーツカー、キンバリーの方を興味深げにみる革ジャンの男。みんなが冷やかす。

携帯に父親から電話がかかってくる。取り合わないキンバリー。少し不安げなキンバリーに、気にするなというシーナ。

二人乗りのバイクがRV車の横に付ける。暴走族風の太った男、頭にバンダナを巻いた女。突然、女が服をまくり、胸をさらけ出す。男友達の一人がそれを見て、むせ返るが他は誰も気が付かない。中指を立て走り去るバイク。女が胸を出したと叫ぶ青年に呆れる一同。

パトカーが後ろに付いてるのに気付く青年。みんなが慌てる、薬(ヤク)がばれる!斜線を変えろと言われ、その通りにハンドルを切るキンバリー。けたたましくなるクラクション、慌ててハンドルを戻す。巨大な丸太を積んだトレーラーが、轟音を響かせRV車を抜いて行く。その後ろに車をつけるキンバリー。

マリファナを捨てろと言われ、外に投げ捨てる青年。隣のランドクルーザー、そのワイパーの上に落ちる。携帯をかけながら運転する女、ワイパーに溜まっていた枯れ葉が燃え始め騒ぎ出す。青年を睨みつける女。青年はパトカーが後ろにいることを目線で知らせ、お願い、静かにと頼む。笑う女。

エンジンの異常を知らせる警告灯。やはり点検をしなければと言い出すキンバリー、それを制するシーナ。

斜め前を走るミニバン。お腹をさすりながら運転する黒人女性、妊娠している。大きくため息をつく。

斜め前を走るミニバン。お腹をさすりながら運転する黒人女性、妊娠している。大きくため息をつく。

軋(きし)みながら全速力で走る丸太トレーラー。

後ろから物凄い勢いで一直線に走ってくるバイク。

ヨタヨタとRV車に近づいてくるビール会社のトラック。見ると運転手がビールを飲んでいる。ゆっくりと追い越していくトラック。荷台には《 責任ある飲み方を 》と注意書き。呆(あき)れるキンバリー、シートベルトを締め直す。

スピードを上げるRV車、ワゴン車に並ぶ。助手席の子供がこちらを見て笑っている。トラックとRV車のおもちゃを両の手に持ち、正面衝突を繰り返しさせながら笑っている。

黒煙を吐きながら走る青いセダン。長髪、不精髭の運転手は鼻から麻薬を吸っている。すぐ後ろを走るRV車、青年が《 環境破壊だぞ 》と怒鳴りつける。

クーペを抜くRV車。助手席にはティーンの少年。空のペットボトルでドラムのように、ダッシュボードを叩いている。

猛スピードで接近するバイク、RV車を抜き去る。

コーヒーが今にもこぼれそう、小刻みに揺れている紙コップ。本部に戻れとの無線が入り、ハンドルを切る警官。スピードを上げ、RV車を抜いて行く。

セダンの男はパトカーに抜かれ、慌てて薬を隠す。片膝立てて座っている不精髭の男。パトカーに悪態をつく。

トレーラーの後ろに付くパトカー。トレーラーは鎖を引きずっている。膝にコーヒーがこぼれ、大慌てで拭くものを探す警官。トレーラーからゆっくりと1本、また1本丸太が落ち始める…。

前を見る警官、バウンドした丸太が目の前に。声を上げる間もなく、丸太は警官の頭ごとパトカーを貫通。猛スピードのバイクは丸太を避けるが転倒、バイクと共にハイウェイを滑走するライダー。丸太に接触、激しく横転するセダン。横になった丸太にぶつかり、ようやく停止するライダー、そこに乗っていたバイクが突っ込む。横転していたセダンの横転がようやく止まる、そこに別のトレーラー、ブレーキの音も空しくセダンに突っ込む、爆発するセダン。ランドクルーザーは丸太に正面衝突、そのまま引っ繰り返える。逆さまになる運転席、潰される女。少年を乗せたクーペ、止めて~!!と叫ぶが、ペットボトルがペダルの下に入り、ブレーキが踏めない、そのまま炎の中へ。RV車は巧みに丸太を避けるが、ついに接触。斜めに回転しながら惨劇の中へ。トレーラはバランスを崩し、頭を大きく横に振る。連結部、その大きなバーに突っ込むスポーツカー。辺りに悲鳴が木霊する。気が付いたキンバリーはシーナを呼ぶ。革ジャンの男はシートベルトが外れず、生きたまま焼かれていく。悲しそうにそれを見つめるキンバリー、別のトレーラーがゆっくりと現れ、スポーツカーを踏み潰し、RV車に近付いてくる。ゆっくりと、しかし確実に。キンバリーが悲鳴をあげる。
・・・。
・・・。
はっと我に返るキンバリー。突然、大きなメッシュ袋を持った女が運転席を叩く・・・。

やはり映像でないとこの不安な雰囲気、惨劇は伝えられないなぁ。
(^^;
 
[HD] Highway Crash [Final Destination 2 Movie] – YouTube

 

資料

原題:Final Destination 2
コピー:生き残るのは、死んでも無理
監督:デヴィッド・エリス
脚本:J・マッキー・グルーバー、エリック・ブレス
原作:-
制作:クレイグ・ペリ、ウォーレン・ザイド
出演:A・J・クック、アリ・ラーター、サラ・カーター、マイケル・ランデス
音楽:シャーリー・ウォーカー
主題歌:-
撮影:ゲイリー・カポ
編集:エリック・A・シアーズ

キンバリー・コールマン / A・J・クック
トーマス・バーク刑事 / マイケル・ランデス
クレア・リバーズ / アリ・ラーター
ミスター・ブラッドワース / トニー・トッド
ユージーン・ディックス / テレンス・“T・C”・カーソン
キャット / キーガン・コナー・トレイシー

配給:ギャガ
公開:2003年7月5日
上映時間:90分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語

制作費:$26,000,000
興行収入:$90,426,405(世界)

Final Destination 2 (HQ-Trailer-2003) – YouTube

本編を観るには・・・


デッドコースター
(Blu-ray Disc)
( オムニセブン )


参考・引用

デッドコースター – Wikipedia
超映画批評「デッドコースター」85点(100点満点中)
映画「デッドコースター2」ネタバレあらすじと結末の感想 | hmhm
お気楽映画日記 デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2
「デッドコースター」感想 – Memorandum
【閲覧注意!】「死のピタゴラスイッチ」!超グロいホラー映画「デッドコースター」シリーズ | RENOTE [リノート]
デッドコースター | あの映画のココがわからない まとめサイト Wikia | FANDOM powered by Wikia

更新履歴

4稿)2018年03月20日、シネマドローム
3稿)2015年05月09日、シネマドローム
2稿)2011年03月31日、シネマパレード~隼
初出)2006年05月15日、東京つまみ食い