★[感想]ジョン・ウィック

 感想記事の抜粋


原題 John Wick
惹句 見惚れるほどの、復讐。
監督 チャド・スタエルスキ
俳優 キアヌ・リーブス
俳優 チャド・スタエルスキ
俳優 ミカエル・ニクヴィスト
俳優 ディーン・ウィンタース
蘊蓄 一番影響を受けたのがサニー千葉(千葉真一)で、彼の『激突! 殺人拳』からアクションと芝居を学んだ。
鉛筆1本で3人を殺す男、ジョン・ウィックの感想です。

 

 

作品紹介

結婚を機に引退した殺し屋、ジョン・ウィック。妻に先立たれ、静かに暮らしていた彼だが、その愛車に目を付けた若者に安息をみだされる。ジョンの家に強盗に入り、車を盗み、愛犬を殺しす若者。彼の父親はロシアンマフィアのボス、ヴィゴ。ジョンが息子を探しているのを知り、息子を叱る。なんてことをしてくれた、相手が悪すぎる・・・。

隠し撮りの写真ぐらいしか話題にならなくなっていたキアヌ・リーブスが主演兼・製作総指揮。ブギーマンと呼ばれた伝説の殺し屋役で復活を遂げました。

2015年公開、監督チャド・スタエルスキ。キアヌ・リーブスのほかに、ミカエル・ニクヴィスト、アルフィー・アレン。R15+指定。
 

 

感想

ジョン・ウィック、公開当時話題に。続編も先頃5作めの制作が決定するほどの人気です。Amazonプライムで会員特典になっていたので、観てみました。

はじめマフィアの若造にコテンパンにされるジョン・ウィックでしたが、復讐(妻からもらった仔犬を殺された)に燃えてからはスクヒか、ガラハッドか。大胆で冷静、ひとり敵のアジトに乗り込み、壊滅状態に。強い強い。

地下鉄や公園での隠し撮りぐらいしか話題にならなくなっていたキアヌ・リーブス、完全復活という感じです。

とは言うものの、他の出演者は知らないロシアの人ばかり。アクションシーンもお金のかかるCGは使わず、スタントマンの肉体労働で盛り上げてる感じ。B級映画感にどっぷり、逆に肩肘張らずに楽しめます。

面白さの秘密は分かりやすさと、ちょっとした意外性か。ぼこぼこにされたジョン・ウィックが実は伝説の殺し屋だったとか、復習は妻の仔犬(妻は病死)を殺されたことだったり。敵の数とか気にせず、普通に敵地に乗り込んでいくジョンの大胆さ、連絡した殺し屋はすぐ来るストレートさ、謎のコンチネンタルホテル。まわりくどさがないので、アクションに集中できます。

映画で見ることのある執事。日本には10人ほどしかいないらしい。それなら、殺し屋というのは本当にいるのか? 餃子の王将やオウムの事件に殺し屋が関わっていると噂されていますが。

本場(?)イギリスでは、契約殺人の実態を調べたことがあるらしい。1974年から39年間で、契約殺人の事件は27件。ヒットマンが35人、ヒットウーマンが1人だったとか。(・・・なぜ、事件より殺し屋の数が多い?)

契約料は、200ポンド(約34,000円)から10万ポンド(1700万円)。犬の散歩や買い物など、いつもの用事の最中に殺されているそうです。怖いなぁ。プロの殺し屋ではなく、素人が請け負うことも多いとか。需要はあるんだなぁ。

終わり

蘊蓄

2015年9月28日から本作のプロモーションで来日していたキアヌ・リーブスは情報番組『ZIP!』のインタビューに応じ、「昔からアクション映画が好きで、子どもの頃は格闘ごっこやチャンバラをして遊んでいた。一番影響を受けたのがサニー千葉(千葉真一)で、彼の『激突! 殺人拳』からアクションと芝居を学んだ。僕は映画用のカンフーならできるけど、サニー千葉は実際に人をボコボコにできる。情熱を感じる」と答えていると、千葉本人が登場するサプライズがあった。

 

資料

原題 John Wick
英題 John Wick
惹句 見惚れるほどの、復讐。
脚本 デレク・コルスタット
原作

監督 チャド・スタエルスキ
制作 ベイジル・イヴァニク、デヴィッド・リーチ、エヴァ・ロンゴリア、マイケル・ウィザリル
指揮 キアヌ・リーブス
音楽 タイラー・ベイツ、ジョエル・J・リチャード
主題
撮影 ジョナサン・セラ
編集 エリザベート・ロナルズ
美術 ケビン・カバナー

俳優 ジョン・ウィック(伝説的な殺し屋)/ キアヌ・リーブス
俳優 ヴィゴ・タラソフ(ロシアンマフィアのボス)/ ミカエル・ニクヴィスト
俳優 ヨセフ・タラソフ(ヴィゴの息子)/ アルフィー・アレン
俳優 アヴィ(ヴィゴの顧問弁護士)/ ディーン・ウィンタース
俳優 グレゴリ(ヨセフの友人)/ オマー・バーネア
女優 ミズ・パーキンズ(女殺し屋)/ エイドリアンヌ・パリッキ

会社
配給 ポニーキャニオン
公開 2015年10月16日
上映 101分
国旗 アメリカ合衆国
言語 英語

費用 $20,000,000
収入 $88,761,661
 

 

 
 

本編を観るには・・・

関連 ~ ジョン・ウィック シリーズ

 

参考・引用

ジョン・ウィック – Wikipedia
映画『ジョン・ウィック:パラベラム』オフィシャルサイト
調査で判明、英国のカジュアルな「殺し屋」たち | WIRED.jp

 

更新履歴

初出)、シネマドローム
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