★[感想]シン・ウルトラマン

 感想記事の抜粋


原題 シン・ウルトラマン
惹句 そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。
監督 樋口真嗣
俳優 斎藤工
女優 長澤まさみ
俳優 有岡大貴
女優 早見あかり
蘊蓄 スペシウム光線などの光学作画は、初代『ウルトラマン』と同様に光学合成の飯塚定雄が紙に手描きした作画素材をデジタル上に取り込んで使用している。


禍威獣映画、シン・ウルトラマンの感想です。

 

 

作品紹介

シン・ゴジラの次はシン・ウルトラマン。昭和のキャラクターは偉大です。
空想特撮映画、シン・ウルトラマン。円谷プロダクション、東宝、カラーが共同で製作。企画・脚本、庵野秀明。監督、樋口真嗣。

 

感想

シン・ウルトラマン、アマゾンprimeで先行配信していたので観てみました。庵野秀明の企画・脚本、良くも悪くも観た後、何かが残ります。以下、箇条書きで感想をアップします。

冒頭、続々と怪獣(映画の中では禍威獣)が登場します。ゴメス、マンモスフラワー、ペギラ、ラルゲユウス、カイゲル(貝獣ゴーガ?)、パゴス、・・・って、みんなウルトラQじゃん!どれもオリジナルよりも数倍迫力がありました。マンモスフラワーの花弁が落ちていくシーンとか感動。あぁ、こっちが観てみたい。毎週1話づつ放送してくれ~。禍威獣対策で科特隊(映画の中では禍特対)が出来たと言う流れです。

ただ、ここで制作費を使い過ぎたのか、本編の禍威獣はネロンガとガボラ、それも台詞にあるように首をすげ替えれは使い回せる形状。あとは宇宙人(映画の中では外星人)との闘いになったのは残念。

禍特対の一人、神永新二(斎藤工)はネロンガとウルトラマンの戦いに巻き込まれ死亡。それを知ったウルトラマンは神永に成り代わり、禍特対のメンバーとして働きます。禍威獣が現れるとウルトラマンに変身するという設定。オリジナルと同じか。

ウルトラマンはタイトルから数分で登場。少しスリムになったかも。あれは銀色だったのか、スペシューム光線に迫力があります。大きな違いはカラータイマーがないこと。3分以上戦えます。盛り上げに欠かせない設定かと思ってたけど、映画とテレビじゃ違うのか。
(調べると体の模様が赤や青に変わることで残エネルギーを表してたらしい)

ヒロインは浅見 弘子(長澤まさみ)。公安調査庁より巨人対策のために出向した分析官、神永新二の相棒となります。言いたいことはズバズバ、反論も早い!神永のバディになりますが、神永は単独行動、いつも反発してます。

ザラブ外星人登場。津田健次郎、売れてるなぁ。消えたデータを復元できる能力ほしい!偽ウルトラマン登場、横浜基地を攻撃。そして正体をネットにアップされるウルトラマン。ビンチ!薄っぺらなくせにザラブ外星人、活動的です。オリジナルに現れたザラブ星人の設定を継承しています。オリジナルは第18話「遊星から来た兄弟」。

なんと浅見が突如巨大化。その影にメフィラス外星人が。なんと禍特対に名刺を出すメフィラス外星人(山本耕史)、三浦義村にしか見えない。こいつもデータ消せるのか、地球のRASISはどうなってるんだ!「私の好きな言葉です」は私の好きな言葉ですww。ウルトラマンと居酒屋、割り勘で飲むメフィラス。この辺りはセブンの雰囲気です。オリジナルは第33話「禁じられた言葉」。

最後にゾーフィとゼットンもでてきます。人類を殲滅するつもりのゾーフィ。ゼットンはその武器。天体制圧用最終兵器、1テラケルビン(=1兆度)の超高熱球、放たれれば地球がその星系ごと蒸発し、数光年先まで影響を及ぼすって、いったい・・・。ゼットンがともかく巨大、本土決戦用特別攻撃最終質量兵器「地球」の次ぐらいに大きいですww

シン・ウルトラマンを観た後、すぐにシン・ゴジラを見直しました。映画の規模と話の練り具合が明らかに違います。シン・ゴジラをキャストと時間の無駄遣いと結論付けたか、ざっくり簡略化されています。

ただシン・ゴジラが残っている部分も。令和の御代のリアルさがあります。禍威獣はともかく、例えば禍特対は、基地など持たずノートパソコンを持って、自衛隊の隅を間借りと言う状態。維持費大変だものなぁ。忘れたいリアル(予算)は残したもよう。隊長でなく班長と言うのもリアル。

終わり

蘊蓄

原典では「光の国」だが、「国」ではやや狭いイメージになることから、本作品では「光の星」という名称となっている。
緩めの世界観にしたかったことから、政府系組織内外の設定などは『シン・ゴジラ』に比べてかなりフィクション寄りとなっている。
劇中におけるメフィラスの「私の好きな言葉です」「河岸を変えよう」「割り勘でいいか、ウルトラマン」という独特の言い回しが、ファンの間で「メフィラス構文」と呼称され話題になった。

 

資料

原題 シン・ウルトラマン
英題 SHIN ULTRAMAN
惹句 そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。
惹句 空想と浪漫。そして、友情。
脚本 庵野秀明
原作

監督 樋口真嗣
製作 和田倉和利、青木竹彦、西野智也、川島正規
指揮 臼井央、黒澤桂
音楽 宮内國郎、鷺巣詩郎
主題 米津玄師 – M八七  Kenshi Yonezu – M87 – YouTube
撮影 市川修、鈴木啓造
編集 栗原洋平、庵野秀明
美術 林田裕至、佐久嶋依里
視覚 井上浩正、大野昌代

俳優 神永新二(ウルトラマン)/ 斎藤工
女優 浅見弘子()/ 長澤まさみ
俳優 滝明久()/ 有岡大貴
女優 船縁由美()/ 早見あかり
俳優 大隈泰司(内閣総理大臣)/ 嶋田久作
俳優 小室肇(防衛大臣)/ 岩松了
俳優 メフィラス(外星人)/ 山本耕史
俳優 政府の男 / 竹野内豊

声優 ウルトラマン / 高橋一生
声優 ゾーフィ / 山寺宏一
声優 ザラブ / 津田健次郎

会社 TOHOスタジオ、シネバザール
会社「シン・ウルトラマン」製作委員会
配給 東宝
公開 2022年5月13日
上映 113分
国旗 日本
言語 日本語

費用
収入


 

本編を観るには・・・

 

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参考・引用

映画『シン・ウルトラマン』公式サイト
シン・ウルトラマン – Wikipedia
『シン・ウルトラマン』を見る前に知っておきたい『ウルトラマン』のキホン① | Febri

 

更新履歴

初出)2022/12/09、シネマドローム
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