● ディズニー スターウォーズ第一弾、フォースの覚醒の感想です。
作品紹介
●『スター・ウォーズ』シリーズの第7作品目。
● ウォルト・ディズニー・カンパニーが、ルーカスフィルム買収後に製作した初の『スター・ウォーズ』映画。
● 監督はJ・J・エイブラムス、主役はデイジー・リドリー、 ジョン・ボイエガ。
感想
● DVDがリリースされたということで、レンタルリストに追加。「スターウォーズ/フォースの覚醒」(いわゆるエピソード7)を見てみました。本来、映画館で観るべき映画。家では画面も小さく、映像の迫力・凝ったディテールは味わえませんでした。
しかし、その分を差し引いたとしても感じる物足りなさ。ギリギリ合格か、ギリギリ不合格かというレベル。やっぱり、スターウォーズは「帝国の逆襲」(エピソード5)が頂点だったのかなぁ。
舞台は「ジェダイの帰還」(エピソード6)から30年後。その公開が1983年、同じく30年以上前。10年1昔なら3昔、エピソード5は吉祥寺、エピソード6を観たのは新宿で観たんだったなぁ。
(^^;
● 物語は惑星ジャクーで「ごみあさり」(廃品回収業?)をしているレイが、ファーストオーダー(衰退した銀河帝国から台頭)とレジスタンス(共和国の庇護下にある)の戦いに巻き込まれ、自分の力に目覚めて行くというものです。
旧作(エピソード4~6)のキャラたちが、それなりに歳をとって登場(本当に歳をとっているので違和感なし)します。レイアと結ばれたハン・ソロは、子供を授かるも、その子はダークサイドに落ち、いまでは密輸業を再開。レイアは将軍となりレジスタンスを率いています。
ルークは姿をくらまし、最後のジェダイとしてファーストオーダーに追われているという状況。
● ストーリーはエピソード4に似ています。これはオマージュ? それともパクリ?
たとえば導入部。4では、レイア姫がデス・スターの設計図をR2D2に託し、反乱軍に渡そうとしますが、それをルークが手に入れ、戦いに巻き込まれていきます。
それが7では、ポー(レジスタンスのパイロット)がルークの居場所の地図をBB-8に託しますが、それをレイが手に入れ、戦いに巻き込まれていきます。
たとえばクライマックス。4ではデススターへの攻撃。ルークがXウィングでデス・スター乗り込み、フォースの力で壊滅的な打撃を与えます。
7ではフィンとソロがレイを救出にキラー・スターに乗り込み、内部から破壊活動、壊滅的な打撃を与えます。
他にもエピソード4時代、話題になったあのシーン、このシーンが意識的に盛り込まれている感じがします。「チャルマンの酒場」は「マズ・カナタの酒場」で、ファルコン号では再びホログラムチェスが。もちろんあの砲座も活躍します。
● エピソード7ではレイがルークに対面するところで終了、観客のため息が聞こえそうです。やっぱりこの後、エピソード8ではレイはルークから教えを受け、その中で「私がおまえの父だ」とか言われるのかなぁ~?
カイロ・レンに再会するレイアは、殺されそうになるところを、実は生きていたソロに助けられ、「愛している」「知っている」というのかなぁ~?
そして、レイが駄目だった場合は、「もう一人おる」のでしょうか?
(^^;
● さて、何がものたりなかったのでしょうか? オマージュに凝ったため「新しさ」がなかったのでしょうか? ただ単にダースベーダのテーマがなかったのが利いているのでしょうか?
エピソード4を見たときは、「 遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・ 」で、おっとなり、スクリーンいっぱいのタイトル、大音量のテーマ曲に驚き、オープニングクロールに引き込まれ、そこに小型船を追う巨大宇宙船。頭の上を過ぎて行く、巨大スターデストロイヤーに圧倒されました。あの理屈なしで楽しめる映像がなかったことは間違いありません。
VFXに飽食のいま、それを求めるのは酷なのかもしれません。でもスターウォーズにはそれを求めてしまうのは仕方がないこと、エピソード8ではヨーダみたいな新キャラを出して盛り返してもらいたいところです。ジャー・ジャー・ビンクスみたいなのは駄目です、念のため。
(^^;
資料
● 監督:J・J・エイブラムス
● 脚本:ローレンス・カスダン、J・J・エイブラムス、マイケル・アーント
● 原作:『スター・ウォーズ』 (ジョージ・ルーカス)
● 製作:キャスリーン・ケネディ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク
● 製作総指揮:トミー・ハーパー、ジェイソン・マクガトリン
♂ ハン・ソロ – ハリソン・フォード(磯部勉)
♂ ルーク・スカイウォーカー – マーク・ハミル(島田敏)
♀ レイア姫 – キャリー・フィッシャー(高島雅羅)
♂ カイロ・レン – アダム・ドライバー(津田健次郎)
♀ レイ – デイジー・リドリー(永宝千晶)、ケイリー・フレミング(幼少期)
♂ フィン(FN-2187) – ジョン・ボイエガ(杉村憲司)
♂ ポー・ダメロン – オスカー・アイザック(小松史法)
♀ マズ・カナタ – ルピタ・ニョンゴ(杉本ゆう)
♂ 最高指導者スノーク – アンディ・サーキス(壤晴彦)
● 音楽:ジョン・ウィリアムズ
● 撮影:ダン・ミンデル
● 編集:メリアン・ブランドン、メアリー・ジョー・マーキー
● 製作会社:ルーカスフィルム、バッド・ロボット・プロダクションズ
● 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ(米国、日本)
● 公開:2015年12月16日(イタリア、フランス)
● 公開:2015年12月17日(台湾、香港)
● 公開:2015年12月18日(米国、日本)
● 上映時間:136分
● 製作国:アメリカ合衆国
● 言語:英語
● 製作費 :$200,000,000
● 興行収入:$2,000,000,000
本編を観るには・・・
参考
● 映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に隠されている10個の秘密 – GIGAZINE
● スター・ウォーズ「フォースの覚醒」 は「お祭り」ではあるが「革命」ではない – エキレビ!(1/7)
● フォースの覚醒の内容でまだ明らかにされていない9個の謎(超ネタバレ注意) – ジョニーリンゴ
● ネタバレあり:僕が「フォースの覚醒」を嫌いなたったひとつの理由|ギズモード・ジャパン
● ネタバレ:スター・ウォーズ フォースの覚醒 感想と考察 – おとなのらいふはっく
● スター・ウォーズの「エピソード4」と「エピソード7」の似たシーンを比較しまくるとこうなる – GIGAZINE
● 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』オマージュ/引用、トリビアチェックポイントまとめ【ネタバレ注意】
● スターウォーズ オープニングクロールのまとめ(全文+日本語訳) – NAVER まとめ
● Ban's Collection <b>12.05.30</b> STAR WARS BASIC FIGURE : THE POWER OF THE FORCE / GUNNER STATION – MILLENIUM FALCON with LUKE SKYWALKER
● 【シネマ羅針盤】『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で復活した名シーン、特撮界の“伝説”が語る秘話 | cinemacafe.net
● ミレニアム・ファルコン/マジメに考えてはいけないSWメカPART1|作家集団Addictoe オフィシャルブログ
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