★［感想］容疑者Xの献身【ネタバレ】

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身（プレビュー） – YouTube

　感想記事の抜粋

原題容疑者Xの献身
惹句その謎を、愛そう。ガリレオが苦悩する、その謎とは？
監督西谷弘
俳優湯川学 / 福山雅治
俳優石神哲哉 / 堤真一
女優内海薫 / 柴咲コウ
女優花岡靖子 / 松雪泰子
「実に面白い」、容疑者Xの献身の感想です。

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紹介

2008年公開。月９の人気ドラマ、ガリレオの映画化。親友の天才数学者が仕掛ける謎に、天才物理学者湯川学が悩みます。これはドッペルゲンガー！？。
原作は東野圭吾。主演は福山雅治、柴咲コウ。別れた夫を殺した女を松雪泰子、彼女をかばう天才数学者を堤真一が演じます。原作でガリレオに謎解きを依頼する刑事、草薙俊平（北村一輝）も映画に登場。。
日本でのヒットを受け、韓国、中国でも映画化された。
　

容疑者Xの献身 (文春文庫)

感想

発生した事件は超常現象まがい。困惑する新人女刑事・内海薫（柴咲コウ）。事件の調査を依頼する相手は、帝都大学理工学部物理学科准教授・湯川学（福山雅治）。彼の天才的頭脳が、超常現象の謎を解き明かし、犯人逮捕につなげます。

2007年秋の月9ドラマ、ガリレオの映画化。ドラマは２シーズンありますが、この映画は第１シーズンのもの、ガリレオと絡むのは内海薫です。

取り上げられる超常現象はドッペルゲンガー、犯行時刻に別の場所にいた容疑者、花岡靖子（松雪泰子）とその娘。ガリレオも悩む難事件。その背後にガリレオが真の天才と呼ぶ数学教師、石神哲哉（堤真一）がいたという話です。

ドラマでは少なかった、ガリレオの悩む姿が新鮮。内海薫はあまり活躍せず、原作でガリレオに謎解明を依頼する草薙俊平（北村一輝）が目立ちます。相談者は二人要らないような。お陰で弓削志郎（品川祐）なんか、ワンカットです。ガリレオも数式を書き出さなかったなあ。ドラマと違い内容もちょっと重い感じ。

見せ方が上手い。原作譲りなのか、ミスリードな展開、叙述トリック的な映像。ガリレオでなくとも騙されます。
でもそんな簡単なトリックなの。あんなに刑事がいるんだから、一人くらい気が付くと思うんだけど。姑獲鳥の夏クラスだ。
(・・;)
　

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＜ここからはネタバレ、できれば映画を観てから読んで下さい＞

靖子を庇い、自分が犯人だと自首する石神。靖子に対するストーカーまがいの行為も、この布石だったのか。でも、端から見ててもダンカンには、気をつけろという感じでしたが。
( ˙-˙ )真顔

最後の最後、石神の自首を知って警察に向かう靖子、犯人は自分だと告白します。それを聞いて慟哭する石神。すべてが無駄になった悲しみか、自分を思ってくれた靖子の気持ちにか・・・。ティッシュ３回分ほど、もらい泣きしてしまいました。

鬱屈した毎日。隣に引っ越してきた花岡親子に救われたという石岡。わかるかも。私もあの時、Kさんの一言がなかったら、今頃どうなっていたかわからないものなぁ。

　
終わり

蘊蓄

（原作は）第6回本格ミステリ大賞、第134回直木三十五賞受賞作。また、国内の主要ミステリランキングである『本格ミステリ・ベスト10 2006年版』『このミステリーがすごい!2006』『2005年「週刊文春」ミステリベスト10』においてそれぞれ1位を獲得し、三冠と称された（のちに前出の2賞を取り、最終的に五冠となった）。
2008年に日本版、2012年に韓国版、2017年に中国版としてそれぞれ映画化されているほか、舞台劇にもなっている。
月9枠のドラマの映画化は『西遊記』『HERO』に続き3作目となる。2008年初旬に撮入し、映画公開初日には、フジテレビ系で『ガリレオΦ』が放送された。

（容疑者Xの献身 – Wikipedia）