★[感想]モンスターズインク

4ヶ月のロングランでした。モンスターズインクの感想です。

  

作品紹介

トイストーリー、バグズライフに続くピクサー製ディズニーのフルCGムービー。
 

あらすじ

「最近の子供は怖がらない」子供の悲鳴をエネルギーにしているモンスターズシティでは、それはまさに死活問題。エネルギーの供給元、モンスターズ社の社長はため息ばかりです。そんな中バッチリエネルギーを稼いでいるのはサリーとマイクのコンビ。モンスターズ社No1の怖がらせ屋。青い毛と角の巨大モンスターのサリーと全身一つ目のマイク。面白くないのはランドールです。彼が夜中にこっそりと用意した子供部屋に通じる扉。そうとは知らず偶然扉を開けたサリーの後ろには、片言しかしゃべれない小さな女の子がいました。
 
 

 

感想 ~ ネタばれ注意

先の読めない展開。軽めの笑いと泣かせるシーンのバランスがいいです。
うまい演出だとおもったのは、サリーが子供を驚かすシーン。No1の怖がらせ屋と言うわりには、そんな場面はほとんど出てきません。話の中盤で新米に手本を示すために、人形の子供相手に驚かすことになるのですが、それがたまたま隠れていたブーを怖がらせることになってしまって・・・。怯えるブーに戸惑うサリーの姿にホロリとしました。
子供向けの映画はわかりやすさが大事です。悪いやつは悪い、いいやつはいい。登場人物は感情がはっきりしていて、あまり凝った複線は引けません。それでいて単調になってはいけないので大変です。
ディズニーのアニメはその辺がとてもうまいです。今回も、実はランドールと社長がグルで、まんまと二人が雪山に追放されてしまうところなどは、本当にこれからどうなってしまうのかと思いました。
残念ながらオチは読めてしまいましたが・・・。
私は英語版で見ました。ブーが時々しゃべる「キディ!!」は「ニャンコ」と訳されていましたが、本当はどうゆう意味なんでしょうか?日本語版には春休みの子供が大勢観に来ていて、ブーとサリーの別れのシーンではウルウル状態だそうです。
 


 

薀蓄

日本での上映は2002年3月2日から始まったが、大好評のため大幅に延長され同年7月中旬までのロングランとなった。
原語版の子供の悲鳴は無理矢理ピクサーへ連れて来られたスタッフの子供の声である。
マイクとセリアがデートをする寿司レストラン「ハリーハウゼン」は、著名モデルアニメーターであるレイ・ハリーハウゼンの名前に由来している。
サリーやランドールなど、大画面スクリーンに社員の名前と成績が表示されるシーン。ここに映っている名前の多くは、ピクサーの社員さんたちのものである。
ランドールが追放されたドアの行き先である人間界は実は、バグズ・ライフに登場する虫の街があるトレーラーハウスと同じセットである。
サリーがブーを部屋に戻して別れる場面では、部屋に散らかった玩具の中に映画『ファインディング・ニモ』のニモや映画『トイ・ストーリー2』のジェシーとアルファベットブロック、ピクサーのショートフィルムのボールが登場する。
本編終了後のスタッフロールと共に、本来アニメーション作品ではあり得ないはずの「NG集(普通の映画作品で起こりそうなNGを数場面紹介)」と、本編でマイクが誤魔化しのネタとして使ったミュージカルを本当に上演する場面が流れる。
時々日本が顔を出しすこの映画。高級レストラン扱いの居酒屋、日本間に富士山、ブーの頭も黒髪。監督が宮崎アニメのファンなことが影響している。


[サリー]
元々、サリーは怖がらせ屋ではなく、管理人として登場する予定のキャラクターだった。
サリーはピクサー作品の主人公の中で初めて恋人が存在しない、少し悲しいキャラクターである。
サリーの毛の本数は232万413本もあるので、サリーを描くのにワンフレームごとに11〜12時間かかった。


[マイク]
コーエン兄弟の『ビッグ・リボウスキー』(1998)がワゾウスキーの由来。


[ブー]
ブーの本名は? ブーの描いた絵に“メアリー”というサインが書かれている。また、ブーの声を担当した赤ちゃんの名前がメアリー・ギブスである。
サリーとマイクがブーをトイレに隠すシーンでブーは歌を唄っている歌は。その時、ブーが唄っていたのは『美女と野獣』である。
『モンスターズ・インク』が制作されていたとき、ブーの声を担当したメアリー・ギブスは2歳半だった。録音ブースに立たせてセリフを読ませるには小さすぎたため、彼女が遊んでいる音声を録音して対応していた。

資料

原題:Monsters, Inc.
コピー:扉の向こうには、見たこともない世界と なぜか懐かしい思い出が、待っています。
監督:ピート・ドクター
脚本:アンドリュー・スタントン、ダニエル・ガーソン
原案:ピート・ドクター、ジル・カルトン、ジェフ・ピジョン、ラルフ・エグルストン
制作:ダーラ・K.アンダーソン
製作総指揮:ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
音楽:ランディ・ニューマン
主題歌:「君がいないと」ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル
撮影:ー
編集:ジム・スチュワート、ロバート・グラハムジョーンズ

サリー / ジョン・グッドマン(石塚英彦)
マイク / ビリー・クリスタル(田中裕二)
ブー / メアリー・ギブス(井上愛理)
ランドール / スティーブ・ブシェーミ(青山穣)
ウォーターヌース / ジェームズ・コバーン(大平透)

配給:ブエナ・ビスタ
公開:2002年03月02日
上映時間:94分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語

制作費:$115,000,000

Monsters, Inc. (Theatrical Trailer #1) – YouTube


 

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参考

モンスターズ・インク – Wikipedia
モンスターズ・インクのサリーについてあなたが知らない10の事実 | Ciatr[シアター]
モンスターズ・インクの少女ブー、衝撃の秘話10選 | Ciatr[シアター]
『モンスターズ・インク』にまつわるトリビア20連発! | ロケットニュース24

更新履歴

3稿)2017年09月19日、シネマドローム
2稿)2016年10月04日、シネマドローム
初出)2002年03年31日、東京つまみ食い

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