● フェミニズムって、なんなんだ? めぐりあう時間たちの感想です。
作品紹介
● 《 ダロウェイ夫人 》をモチーフにしたマイケル・カニンガムのベストセラーを映画化。3人のアカデミー賞女優を相手にスティーヴン・ダルドリー(リトル・ダンサー)監督がメガフォンを取る。ニコール・キッドマンがアカデミー最優秀主演女優賞を受賞。
あらすじ
● 1923年、《ダロウェイ夫人》執筆中のヴァージニア・ウルフ。1951年、ロサンジェルスで同書を読む主婦ローラ・ブラウン。2001年、ニューヨーク、エイズの天才詩人の受賞を祝うクラリッサ・ヴォーン。
3人の女性とそれぞれのパーティ。彼女達のそれぞれの一日がスクリーン上で交錯する。
感想
● ある程度の知識がないと、意味がわからない映画があります。この映画がまさにそれ。フェミニズムの知識がほとんどない私には評価は不能でした。
● この手の映画は観客とスタッフの教養比べです。Kさんにストーリーの背景と生台詞(英語)の説明を聞いて、そうゆう話なのかと驚きました。…本当に同じ映画を観ていたのか!?
● 子供を捨て家を出たローラ。やがて子供は詩人になる。エイズに冒された詩人は文学賞受賞の日、クラリッサの手を払い、アパートの窓から飛び降る。
そんな展開の後、年老いたローラがクラリッサを訪ねるシーン。ローラがクラリッサに言う「あなたは幸せものだ」といった意味の台詞。それが人口受精で娘を持ったクラリッサをローラが羨むものだとは…。やっぱりわからない。
(+_+)
● 極めて平凡な私は、人工授精や、子供の嫌いな母親や、レズビアンが判りません。だから、どうして突然怒り出したり、泣き出したりするのか不明なところも。
自殺願望の人が多く出てくる重い話。でもバックに流れるピュアな音楽は綺麗でした。
資料
● 原題 / THE HOURS
● 監督 / スティーヴン・ダルドリー
● 音楽 / フェリップ・グラス
♀ ヴァージニア・ウルフ / ニコール・キッドマン
♀ 主婦ローラ・ブラウン / ジュリアン・ムーア
♀ クラリッサ・ヴォーン / メリル・ストリープ
♂ 詩人リチャード / エド・ハリス
1h55 アスミック・エース
[ ヴァージニア・ウルフ ]
英国の女性小説家(1882~1941年)。《ダロウェイ夫人》など《意識の流れ》の手法を用いた小説で革新を起こした。《自分だけの部屋》などの評論などにより、フェミニズム思想を表明、女性解放運動に影響を与える。ウーズ川に投身自殺。
(参考/マイペディア)
【 Youtube 】映画 「めぐりあう時間たち」 (02 米/日本公開0305) – YouTube
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更新履歴
初出)2005年05月23日、東京つまみ食い