★[感想]うずまき

 感想記事の抜粋


原題 うずまき
惹句 気持ち悪くて、気持ちいい
監督 Higuchinsky
女優 初音映莉子
俳優 フィーファン
俳優 大杉漣
女優 高橋惠子
怖いけど、笑っちゃうwww。伊藤潤二原作、うずまきの感想です。

 
 

 

紹介

伊藤潤二原作のB級不条理ホラー
《 うずまき 》を巡って巻き起こる支離滅裂な事件の数々。螺旋階段、ナルト、洗濯機、カタツムリ、カールされた髪、タイヤが・・・、こ、怖い !
(^^;
 

 

感想

不条理ホラー

黒渦町に吹いた生暖かい風。一人の男( 大杉漣 )が《 うずまき 》に取り憑かれる。カタツムリを執拗にビデオに取り、みそ汁の具のナルトを夢中で食べる。

息子に《 うずまき 》コレクションを捨てられると激怒、「 まぁいい、《 うずまき 》はものだけではない 」と左右の目をぐるぐると別々に回し始める。

…一体なんなんだこれは?
(;¬_¬)

最後は洗濯機の中に自ら入り《 うずまき 》になって死亡。火葬場で彼が煙になるのを見ていた妻( 高橋惠子 )は、煙が《 うずまき 》を見て絶叫。
以来《 うずまき 》恐怖症になり、ケーキの上のクリームの形も恐れ始め、指紋を削り、やがて自分の頭の中に三半規(カタツムリ)管があることに気付いて…。
(_´Д`)

感情の隙間

商業作品としては失敗していると思います。主役2人の演技は稚拙(ちせつ)、ベテランの演技は空回り、不気味で意味不明の展開、落ちもなく突然終わる物語。
(狙ってそうしてるのでしょうが)

でもそれらを差し引いても余りある、個性がこの映画にはあります。例えば、煙が《 うずまき 》を作るのを見て絶叫する妻の目は、まるで少女漫画の主人公のように2倍の大きさになります。怖がるのところなのか、笑うのところなのか、どう反応したらいいのかわからない、この持て余す感じ。感情の隙間を付かれるもどかしさ。
(*_*) キュー

螺旋階段から投身自殺したクラスメート、笑っている顔を中心にカメラがぐるぐる回ります。桐絵に付き纏うストーカー( 阿部サダヲ )は、振られた腹いせに車に飛び込みタイヤに巻かれ死亡。カールした髪が伸び続け、電線に巻きついて死亡する恭子( 佐伯日菜子※映像なし )。体の水分が増え、背中に貝ができ、校舎を登るヒトマイマイなど等。まだ表情を準備してない感覚ばかり、ぜひとも原作を読んでみたいものです。

うずまき探し

と、いう訳で私の《うずまき》原作本探しが始まりました。BookCafe方南町店(マンガ喫茶)、青山ブックセンター、マンボウ新宿本店(マンガ喫茶)、紀伊国屋書店新宿南店、紀伊国屋書店新宿本店Forest…、結局ありません。
紀伊国屋南店では書籍検索ができ、本店にはあるとの情報でしたが、行って見るとちょうど売れたばかり。その他古本屋も当たりましたがありませんでした。入荷するとすぐに売れてしまうのだとか…。

メジャーではないが、結構コアなファンがいるみたいです。結局、《 富江 》と合せてインターネットで注文してしましました。
早く来ないかな。
o(^-^)o

資料

原題 うずまき
英題
惹句 気持ち悪くて、気持ちいい
脚本 新田隆男
原作 『うずまき』伊藤潤二

監督 Higuchinsky
制作 宮崎大、三宅澄二
指揮 黒澤満
音楽 鈴木慶一、かしぶち哲郎
主題「Raven」Do As Infinity
撮影 小林元
編集
美術 林田裕至

女優 五島桐絵 / 初音映莉子
俳優 斎藤秀一 / フィーファン
俳優 斎藤敏夫(秀一の父)/ 大杉漣
女優 斎藤雪江(秀一の母)/ 高橋惠子
俳優 五島泰雄(桐絵の父)/ 諏訪太朗
俳優 山口満(ストーカー)/ 阿部サダヲ
俳優 田村一郎(新聞記者)/ 堀内正美
女優 関野恭子(クラスメート)/ 佐伯日菜子

会社「うずまき」製作委員会(オメガ・ミコット=スターマックス=小学館=スペースシャワーTV=TOKYO FM=東映ビデオ)作品
配給 配給:東映
公開 2000年2月11日
上映 91分
国旗 日本
言語 日本語

費用
収入

 

本編を観るには・・・

参考・引用

うずまき (漫画) – Wikipedia
【トラウマ注意】グロ怖マンガ『伊藤潤二』作品がヤバすぎる… – NAVER まとめ
伊藤潤二が描く「うずまき」の魅力を徹底解説! | festy(フェスティー)
ぐるぐるホラーギャグ漫画【うずまき】伊藤潤二
原作を読んでいてもなかなか見られない!劇場版「うずまき」を予習! (page 2) – Middle Edge(ミドルエッジ)
うずまき(2000) | とし104の気ままに映画プログ2
 
 

 

更新履歴

5稿:2019年05月15日、シネマドローム
4稿:2018年01月04日、シネマドローム
3稿:2015年03月14日、シネマドローム
2稿:2010年10月26日、シネマパレード~隼
初出:2005年04月04日、東京つまみ食い
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