★[感想]インファナル・アフェア

 感想記事の抜粋


原題 無間道
惹句 男には決断すべき時がある。心に秘める愛がある。
監督 アンドリュー・ラウ、アラン・マック
俳優 トニー・レオン
俳優 アンディ・ラウ
俳優 ンソニー・ウォン
俳優 エリック・ツァン
蘊蓄 無間(むけん)地獄は阿鼻(あび)の別称。八大地獄の八番目。五逆(父母殺しなど)の大罪を犯したものが落ちる地獄。救いがなく、絶え間なしに苦しむ。
2002年、香港映画賞総ナメのサスペンス・ドラマ。インファナル・アフェアの感想です。

 

 

作品紹介

2002年、香港映画賞総ナメのサスペンス・ドラマ。
香港マフィアに潜入した捜査官ヤン、マフィアのボスの命で警察組織に潜込んだラウ。10年の長い潜伏の後、お互いのスパイの存在が明らかになり・・・。
ハリウッドが高額でリメイク権を獲得。2006年にマーティン・スコセッシ製作・監督、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン主演で、『ディパーテッド』としてリメイクされた。
2012年、西島秀俊、香川照之主演で製作されたTBSドラマ『ダブルフェイス』のモチーフとなった。
三部作が2005年に完結。
 

感想

よくよく練られたストーリー。警察、マフィア。どちらのシーンでも、二人の正体がばれるのではと緊張。それがずぅ~~と続きます。モールス信号なんてバレ易い連絡方法に、またドキドキ。裏社会ものなのに発砲は中盤とラストだけ。そんなところにも、スタッフのシナリオへの自信を感じます。

ラウにしろ、ヤンにしろ、若い頃の役者が二人に似てなくて戸惑う。若い潜入捜査官が決まったから、そろそろヤンは死ぬんだなと思っていたら同一人物でした。
(^_^;
ステレオ屋で二人が会うのも早すぎるような。もうちょっと状況が煮詰まってから会う方が効果的の気がします。

ウォン警部とマフィアのボス、サムの存在感に圧倒されます。あの眉毛は石原裕二郎?丹波哲郎?片岡千恵蔵?違うなぁ。あの仏顔はなべおさみ?谷啓?六平直政?思い出せずイライラ、悔しい思い。

ウォン警部の突然の死に驚き、ヤンの身の上を案じます。新しい連絡相手はラウ。この辺の展開も巧い。ちょっと強引なところがありますが…。この緊迫状況のままパート3までいってほしかった。

昔の恋人に会うヤン。恋人は娘の年をごまかしました。本当はヤンの娘?。ラウの正体を知ったマリーはあの後どうなった?

二人のボス、ウォン警部とサムが死に、ヤンまで・・・。続編など作れなそうと思ってたら、パート2の予告がDVDのおまけに。なるほど昔に戻るわけね。でもパート3はどうするんだろう?

終わり

蘊蓄

無間(むけん)地獄は阿鼻(あび)の別称。八大地獄の八番目。五逆(父母殺しなど)の大罪を犯したものが落ちる地獄。救いがなく、絶え間なしに苦しむ。

八大地獄とは「等活地獄」「黒縄地獄」「衆生地獄」「叫喚地獄」「大叫喚地獄」「焦熱地獄」「大焦熱地獄」「無間地獄」。

 

資料

原題 無間道
英題 INFERNAL AFFAIRS
惹句 男には決断すべき時がある。心に秘める愛がある。
脚本 アラン・マック、フェリックス・チョン
原作

監督 アンドリュー・ラウ、アラン・マック
製作 アンドリュー・ラウ
指揮
音楽 コンフォート・チャン
主題
撮影 ライ・イウファイ、アンドリュー・ラウ
編集 ダニー・パン、パン・チンヘイ
美術 チウ・ソンポン、ウォン・ジンジン
視覚 クリストファー・ドイル

俳優 ラウ(潜入マフィア)/ アンディ・ラウ
俳優 ヤン(潜入捜査官)/ トニー・レオン
俳優 ウォン警部 / アンソニー・ウォン
俳優 サム(マフィア幹部)/ エリック・ツァン
俳優 若き日のラウ / エディソン・チャン
俳優 若き日のヤン / ショーン・ユー
女優 マリー(ラウの恋人)/ サミー・チェン
女優 ドクター・リー(ヤンのカンセラー) / ケリー・チャン
俳優 キョン(マフィアの構成員)/ チャップマン・トウ

会社
配給 コムストック
公開 2003年10月11日
上映 102分
国旗 中国(香港)
言語 広東語、北京語、英語、タイ語

費用 US$6,428,966
収入


 

本編を観るには・・・

参考・引用

インファナル・アフェア – Wikipedia
映画『インファナルアフェア』紹介、香港映画の最高傑作はこれだ!2と3もオススメ![ネタバレなし]|Cinema A La Carte
インファナル・アフェア 特集: 批評家絶賛の話題作。押えておきたい4つのポイントはこれ! – 映画.com

更新履歴

5稿)2021年12月07日、シネマドローム
4稿)2017年09月12日、シネマドローム
3稿)2015年06月11日、シネマドローム
2稿)2010年09月22日、シネマパレード~隼
初出)2005年07月18日、東京つまみ食い
Translate »