★[感想]キック・アス

 感想記事の抜粋


原題 Kick-Ass
惹句 正義の心で悪をKILL
監督 マシュー・ヴォーン
俳優 アーロン・ジョンソン
女優 クロエ・グレース・モレッツ
俳優 クリストファー・ミンツ=プラッセ
俳優 ニコラス・ケイジ
蘊蓄「KICK-ASS」というのは「すげぇイケてる」「やっつける」というような意味のスラング。


ヒットガールが美味しいところを全部持って行きました(^^)。キック・アスの感想です。

  

 

作品紹介

コミックオタクがヒーローに。危なっかしい・・・。(^^;
  

 

感想

ここ数年、ハリウッド映画で注目を浴びるのはコミック原作もの。スーパーマン、バットマン、スパイダーマンという古典的なヒーローがリメイク、リビルドされていると思ったら、Xメンやファンタスティックフォー、キャプテンアメリカ、ハルクが参戦。それもひと段落したら、徒党を組み始め、今は仲間割れ。地球レベルのキャラ不足を感じます。
それにしてもマーベルとDCコミックばかりだけど、アメコミにはサンデーとかビックコミック、コロコロコミックとかのポジションはないのかなぁ。
(´-`).。oO

さて、この映画の主人公、デイヴ(アーロン・ジョンソン)。ニューヨークに住むハイスクール・スチューデント。スーパーヒーロー好き。ある日「 誰もがスーパーヒーローが好きなのに、なぜ誰もスーパーヒーローになりたがらなのか? 」と疑問を持ち、自らがヒーローになることを決意します。
ネットでコスチュームを購入。ウエットスーツのような、ニット地のような。全身緑色に黄色い縁取り。・・・弱そう。
(^^;
その格好で普通に街を歩くディヴ、ドン引きする町の人々。周りから後ろ指を射されながらも、できることからコツコツと。ゴミ拾いから始めます。健気だ。
(@@。
 
そしてついに活躍の場が。車上荒らしの不良たちを果敢に注意。でも反撃に合い、ナイフで刺され、車にひき逃げされ・・・。(ホントに刺された!)
コスチュームのことは黙っていてと救急隊に頼んだことから、全裸で搬送されることに。それが学校で話題になり、ディヴはホモということに。おかげで憧れの人、ケイティと話をできる仲になります。ヒーロー復活!俄然やる気のディヴはリンチの仲裁に入り、3人相手に立ち回り。その姿がYoutubeにアップされ、一躍時の人に。その勢いでケイティに付きまとう薬の売人のアジトに単身乗り込むディヴ。これは殺される・・・。危なっかしさMAX。観客をハラハラさせるディヴ。しかし間一髪というところで、この映画の真の主役が顔を出します。
w( ̄△ ̄;)wおおっ!すげぇ

ディヴの危機を救ったのはヒットガール(クロエ・グレース・モレッツ)。紫のウィッグに怪傑ゾロのようなマスク。まだあどけないこの少女が強い、強い。文字通りバッタバッタの敵を切り殺します。
父親はビックダディ。バットマン調のコスチューム。この二人の登場で物語が面白くなります。
(ビックダディ、ニコラス・ケイジに似てるなぁ・・・と思ったら、本当にニコラス・ケイジだった)

法はお構いなし、麻薬組織の壊滅を目指すヒットガールとビックダディ。そこには組織のボス、フランク・ダミーコとの因縁が。そこに巻き込まれていくデイヴ。・・・と話は続きます。
 
ディヴのヘッポコヒーローぶり。時々見せる正義に燃えた真剣なまなざし、それがこの映画のテーマなのかもしれませんが、ヒットガールの魅力に全部持っていかれています。その圧倒的な強さ、口の悪さ。ビックダディの敵討ちに単身敵陣に乗り込んだ時の空中リロード(弾倉交換)に声を上げてしまいました。
(^^;

それに日本語吹き替えで観たのでわかりませんでしたが、ヒットガール(11歳)がC-word、F-wordを連発。アメリカ中で物議をかもしたとか、しないとか。

最後、ヒットガールを2度も助けるデイヴも、ちょっと本物のヒーローっぽく。第2弾、第3弾が作られたのも頷けるB級アクション。もっとハードだという原作コミックを読みたくなりました。

終わり


キック・アス/ピンズ 4個セット
(Yahoo!ショッピング)

ミンディ名言集

日本語吹き替えで観たので気付きませんでしたが、ヒットガールは放送禁止用語連発らしい。彼女のC-word、f-wordの数々をどうぞ。

“I’m just fucking with you, dady.”
 (パパ、ちょっとからかっただけよ)
“Ok, you cunts, let’s see what you can do now. Eeny, meeny, miny, moe.”
 (クソ馬鹿野郎ども。どこまでやれるかみせてみな。どいつにしようかな~)
“Oh, dude, that is one gay-looking taser!”
 (ちょっと、そのスタンガン、マジでゲイっぽいんだけど)
“Hey, asshole, you can’t use the front door now.”
 (ちょぉっと、あんたバカァ。ドアから出ちゃだめでしょ)
“You just consult the mayor’s office. He has a special signal he shines in the sky.
It’s a shape of a giant cock.
 (空にシグナルを投影するの、デカチンの形のね)
“The show is over, mother-fucker!”
 (ショーは終わりよブタどもっ!!)
”What a douchebag!”
 (オ○○野郎め!)
”Shut the hell up, and pick up your weapon!”
 (黙って武器を持ちな!)
”I know that, dumb-ass!”
 (マヌケ、知ってるよ)

※「ぼくんち」で観月ありさが、c-wordで啖呵を切ったのを思い出しました。(^^;
※ c-word、F-wordについては、こちらに詳しく紹介されています。
  日本語と英語のギャップ 映画で学ぶCワードとFワードについて – 降ったり晴れたり

薀蓄

この映画の原作もコミック。
「KICK-ASS」というのは「すげぇイケてる」「やっつける」というような意味のスラング。
クロエ・モレッツは放送禁止用語を多用するこの役柄について、(役柄の上で)「あの文脈だと特に意味を持たない言葉で、『おい!』と同じような形で使っているわけでしょ」と語っている。しかし監督と脚本家に「なるべくコミックを忠実に再現したいから、とりあえずワンテイクだけ言ってくれ。そのテイクは使わないだろうから」と説得されたが、結局使われたとも語っている。
売人ラズールのアジトで大暴れするヒットガール。その時流れる音楽は「BANANA SPLIT」

クロエ・モリッツはほとんどスタントなしで演じている、バタフライナイフの扱いもおなじ。
カツアゲを窓から目撃していたのと、キックアスを車でひいたのは同じ人物(?)

資料

原題 Kick-Ass
英題 Kick-Ass
惹句 正義の心で悪をKILL
脚本 ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン
原作 マーク・ミラー、ジョン・ロミータ・Jr『キック・アス』

監督 マシュー・ヴォーン
製作 アダム・ボーリング、マシュー・ヴォーン、ターキン・パック
指揮 マーク・ミラー、ジョン・ロミータ・Jr
音楽 ジョン・マーフィ、ヘンリー・ジャックマン
主題
撮影 ベン・デイヴィス
編集 ピエトロ・スカリア、ジョン・ハリス、エディ・ハミルトン
美術 ラッセル・デ・ロザリオ
–>

俳優 デイヴ・リズースキー(キック・アス)/ アーロン・ジョンソン
女優 ミンディ・マクレイディ(ヒット・ガール)/ クロエ・グレース・モレッツ
俳優 クリス・ダミーコ(レッド・ミスト)/ クリストファー・ミンツ=プラッセ
俳優 デイモン・マクレイディ(ビッグ・ダディ)/ ニコラス・ケイジ
俳優 フランク・ダミーコ / マーク・ストロング
女優 ケイティ・ドーマ / リンジー・フォンセカ

会社 マーヴ・フィルムズ
会社 プランBエンターテインメント
配給 カルチュア・パブリッシャーズ
公開 2010年12月18日
上映 117分
国旗 アメリカ合衆国、イギリス
言語 英語

費用 $30,000,000
収入 $96,188,903


 

本編を観るには・・・

参考・引用

キック・アス (映画) – Wikipedia
クロエ・グレース・モレッツ – Wikipedia
キック・アス(ネタバレ)|三角絞めでつかまえて
めのおかしブログ: 最強の11歳 「ヒット・ガール」クロエちゃんが超クール!・・・お子さま向けのスーパーヒーローものではありません~「キック・アス」~
原作VS映画 – 『キック・アス』 – THE KAWASAKI CHAINSAW MASSACRE
CUT2010年12月号の『キック・アス』特集及びその他の雑誌事情 – 男たち、野獣の輝き
"Kick-ass!!!":ミンディ名言集 ( 習いごと ) – Finlandに暮らして。。。 – Yahoo!ブログ
Kick-Ass – Internet Movie Firearms Database – Guns in Movies, TV and Video Games
特選ヒットガール写真集 – キック・アス~ファン、ヒット・ガール~ラブ
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更新履歴

2稿)2022年05月17日、シネマドローム
初出)2017年01月17日、シネマドローム
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