宮崎駿の最高傑作。懐かしい風景の中の何気ない話、となりのトトロの感想です。

 

作品紹介

昭和30年代の所沢が舞台。考古学を研究するおとうさんと田舎に引っ越してきたサツキとメイ。大きな木のある森、小川のせせらぎ、お化けがでそうな家に二人は大喜び。そして巨大な古木の下には不思議な生き物トトロが住んでいました。
 
 

感想

メイとサツキ、どちらも5月を表す名前。その二人にぴったりな自然の緑がとてもきれいです。
それに前半大喜びで遊ぶところと、後半のおかあさんを心配して揺れ動くところ。このバランスがすばらしい。
特に病院からの電報を受け取ってからの展開には目を離せません。突然サツキが泣き出すシーン(後述)、メイが迷子になって村中で探すシーン、前半の弾ける明るさあるからこそ、思わず親身になってしまいます。そしてトトロの力ととネコバスの登場で、いろいろな不安が一気に吹き飛んでしまうところが気持ちよかった。
 
  


 

感想

おばあちゃんの本家から病院に電話をした後、洗濯場でおばあちゃんとサツキ。おばあちゃんが中央で洗濯ものに目をやっているカット。その姿勢のまま「心配しないで」と、画面の外のサツキに声をかけます。ふと何かに気が付き驚き横をみるおばあちゃん。その視線にあわせてカメラが移動すると堪え切れずに泣き出すサツキの姿が…。

「おかあさん、死んじゃったらどうしよう!」

慌てて近寄るおばあちゃん。この演出がすごい。気丈に家のことや妹の面倒を見てきたサツキ。遠くからその姿を覗くメイ。初めて見せる弱さ、その見せ方に心を打たれました。
 
 


 

薀蓄

本作の原型となる構想は、宮崎駿が1970年代に日本アニメーション、そしてテレコム・アニメーションフィルムに在籍していたころに書き連ねていたイメージボードに残されている。この時点では主人公の女の子は1人で、メイに似た外見をした5歳の女の子であり、サツキとメイのデザインと性格が混在していた。
宮崎によれば、当初女の子がトトロに出会う場面について、雨のバス停の時と昼間の時との2つの場面を思いついてしまい悩んでいたところ、映画化決定の1年前に入って主人公を2人の姉妹にすることを思いつき、サツキとメイの2人が生まれたという。
宮崎は『天空の城ラピュタ』の公開を終えた後、1986年11月に「トトロ」の企画書を徳間書店に提出する。しかし、舞台が昭和30年代となっていることや題材が地味であることに加え、当初60分程度の中編映画として企画されたために単独での全国公開は難しかったことから、制作企画会議において承認を得るまでには至らなかった。そこに、高畑勲が検討していた『火垂るの墓』を同時上映する案が浮上し再度企画を持ち込んだが、オバケに墓という組み合わせが顰蹙を買って承認されず企画自体が頓挫しそうになった。
宮崎は、「登場人物たちは作品完成後も年々自分の頭の中で年を重ねており、現在では主人公も嫁いで元気に暮らしている」と述べている。「(宮崎の中では)そのまま若いままではいないです。いませんよ。そりゃあ。もうあの人たち(さつきとメイ)はすっかりもう成人になってます。すっかりいい娘になって、その後結婚した後は、知らない(笑)」という。
観客動員数は約80万人。配給収入が5.9億円と『風の谷のナウシカ』を大きく下回り公開当時は振るわず、興行的には外れてしまう(この失敗のおかげで資金回収のために『魔女の宅急便』が製作されることになった)。
黒澤明は「ネコバスが凄く気に入った」と語っており、「黒澤明が選んだ100本の映画」にてアニメ作品で唯一トトロが選ばれている。トイ・ストーリーやファインディング・ニモの監督・総指揮で知られるジョン・ラセターは「僕の人生で最も好きな映画の1つだよ」と述べている[38]。
2005年開催の「愛・地球博」では、本作に登場した「草壁家」が『サツキとメイの家』として再現され、長久手会場に建設された。好評により博覧会終了後も保存され、現在は愛・地球博記念公園にて予約制で見学できる。
時代設定は昭和30年代初頭(カレンダーは1952年及び1958年の日付)とされているが、宮崎は「テレビのなかった時代」と述べており、特定の年代を念頭に置いて演出したわけではない[51]。後に宮崎は、1953年を想定して作られたとも述べている。
宮崎は、トトロと主人公たちが住んでいる緑豊かな集落のイメージの由来について、かつて在籍した日本アニメーションのある聖蹟桜ヶ丘、子供のころに見て育った神田川、宮崎の自宅のある所沢、美術監督の男鹿和雄のふるさと秋田など様々な地名を挙げており、作品の風景はこれらが入り混じったものであって、具体的な作品の舞台を定めたのではないとしている。
2007年(平成19年)頃から当作品についての都市伝説が囁かれている。

資料

洋題:My Neighbor Totoro
コピー:このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。
コピー:忘れものを、届けにきました
併映:高畑勲監督作品『火垂るの墓』
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
原作:宮崎駿
制作:原徹
製作総指揮:
音楽:久石譲
主題歌:
撮影:白井久男
編集:瀬山武司

おとうさん / 糸井重里
サツキ / 日高のり子
メイ / 坂本千夏
おかあさん / 島本須美
カンタ / 雨笠利幸
カンタのおばあちゃん / 北林谷栄
トトロ / 高木均
ネコバス / 龍田直樹

配給:東宝
公開:1988年4月16日
上映時間:88分
製作国:日本
言語:日本語

1988 / となりのトトロ(予告編) / My Neighbor Totoro Trailer – YouTube


 

本編を観るには・・・

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]


価格:4162円(税込、送料無料) (2018/1/13時点)

( 楽天市場 )


となりのトトロ デジタルリマスター版
<キャンペーン特典「ジブリがいっぱい
COLLECTION オリジナル卓上カレンダー 2018」付き>
( オムニセブン )

( Yahoo! )


参考

となりのトトロ – Wikipedia
ジブリの名作映画「となりのトトロ」の続編があった「めいとこねこバス」どこで見れる? – NAVER まとめ
久石譲が本気で「となりのトトロ」弾いたらすごい事なった  大人が泣いた – NAVER まとめ
【閲覧注意!】"となりのトトロ"の都市伝説集【ジブリ】 – NAVER まとめ
《ロケ地》「となりのトトロ」の舞台/ゆかりの地の画像ギャラリー《さつきとメイの家も》 – NAVER まとめ
「となりのトトロ」放映時の面白ツイッターまとめ – NAVER まとめ
[となりのトトロ]スタジオジブリの癒し系キャラ弁レシピ作り方まとめ♪ – NAVER まとめ

更新履歴

4稿)2017年01月12日、シネマドローム
3稿)2015年05月01日、シネマドローム
2稿)2009年11月19日、シネマパレード~隼
初出)2001年07月29日、東京つまみ食い