フグ提灯で有名、づぼらやへ行きました。
案内
大正9年の創業、「ふぐなら日本一」の名物店。
提灯フグの看板(フグ氏)も有名
ふぐの形をした5階建ての建物
地図
感想
大阪は新世界にあるふぐ料理の店。くいだおれ人形、グリコの看板、カニ道楽の巨大なカニ。アイキャッチとしてはその次ぐらいに、ここのフグ提灯の看板は有名です。でも味は今ひとつでした。
通天閣の風景
梅田や道頓堀、公園向こうの天王寺に比べてと、新世界には高いビルがありません。だから一際(ひときわ)目立つ、通天閣。空がとても広いです。
そこに続く通りは、時代を感じます。昔の浅草の雰囲気。アトラクションではなく、現役なのがすごい。ロイド眼鏡にドテラ、雪駄(セッタ)を履いたおじさんがこちらに向かって歩いてきます。回りには酒焼けした人が大勢。
有名な串揚げ屋とスマートボールの店を覗くともう通天閣。すぐ前に100円駐車場があるという不思議な地価感覚です。展望エレベーターの前は行列が出来てました。この辺は危ないらしいので、長居は無用。引き返して、づぼらやに入りました。
老舗の味?
大きなビルの一階、ここがづぼらやか…。
ショーケースの中には、ふぐ料理の数々。中に入ると一昔前のデパートを思わせる作りの店内です。せっかくだからと3500円のふぐ御膳を頼みました。手持ち無沙汰に回りを見ていると、子供連れのお父さんが来店、私の斜め前に座りました。幼い子供が対面(といめん)では、食べさせられないと言うことで、子供用の脚の長い椅子を用意してもらい、横に座らせています。
ふぐ御膳はてっさ(ふぐ刺し)、ふぐの唐揚、てっちり…。ふぐ料理の総出演です。すでにテーブルの上は料理で埋まってしまいました。でもふぐ刺しを食べてガッカリ。いつ捌(さば)いたのか、もう萎(しな)びてしまっています。唐揚は暖かいけど、少しパサパサの鳥肉のよう。骨の処理も面倒です。最後の望みは固形燃料で暖めるてっちり。乾いた紅葉(もみじ)をポン酢醤油にとかし、煮えたてを食べると、これはなんとか合格点でした。でも一番うまかったのは、ふりかけのかかったご飯という寂しさ。老舗の味ということで、何らかの驚きか工夫があるのかと期待してましたが残念です。
親子連れもふぐ御膳を頼んでいたよう。広げた配膳に苦労して食べてる親子に、なんの声もかけない店員にも疑問が残りました。これは夜来ても美味しくないなぁ、きっと。
リンク集
づぼらや:新世界本店
づぼらや 新世界店 – 動物園前/ふぐ [食べログ]
づぼらや 新世界本店(新世界/和食) | ホットペッパーグルメ
づぼらや 新世界店(新世界/ふぐ(ふぐ料理)) – ぐるなび
この記事は 2004年03月29日 東京つまみ食い にアップしたものです。