銀座メルサの日本蕎麦店です。
案内
妙興寺が発祥の寺方蕎麦が味わえる。
既に閉店、残念。
地図
感想
なんか、日本蕎麦が食べたくなったぁ~。その一言でジャンルが決定。でもこの辺にはいい店がなかったような。ケータイでぐるなびにアクセス。銀座の蕎麦を検索します。クーポン券があるところがいいなぁ。
パラパラと画面をめくると、行ったことがある店が。長浦です。一時期、日本蕎麦に凝ってた時に行きました。あの時は上品過ぎるという感想だったような、10年近く前の話だから店も私も変わっているはず。クーポンも使えるし、行ってみるか。
※ あとで前にも感想を書いてることに気が付きました、実はこう。
シャッターを浴びる猫を横目にビルの中へ。ニューメルサの7階。昔は2階だったと思ったけど、移動したのかな。エスカレーターで上って行きましたが、このビルって・・・。何か昭和40年代を引きずっています。
トイレにいく時に垣間見た階段。なんか怖い~。さすがにシャッターを押せませんでした。もっとも幽霊も枯れていそうですか。ニューメルサでこうだと、ただのメルサはどんなところなんだろう?
~ 長浦 ~
午後5時過ぎ。店内には私たちの他、客は2~3組。和光に三越。4丁目の交差点が目と鼻の先。銀座のまさに一等地。窓辺のゆったり4人席に2人。申し訳ない程です。
店員さんは、明らかに私たちよりも年配。水を出すのが遅れたのを謝りながら、注文を取りますいえいえ、いいんですよ~。セットは止めて、お好みにしちゃお。もう始めから日本酒にしちゃうと。頼んだのはこんなところです。
~ 高野山般若湯 ~
《 不飲酒戒 》。お坊さんは飲んではいけないお酒。お湯なら文句がないということで、お湯と呼んで飲んだといいます。それにしても渋い、渋過ぎる。今の歳からこんなことしてて、一体どんな爺さんになるのか。我ながら心配に。味も喉触りもいつもの日本酒と違うような。
一口飲んだKさんは恵比寿 なゝ樹の《 吉田屋治助 》か、北千住 鶏旬の《 醸し人九平次 》に似てるという感想。私は古酒という単語が浮かびました。
~ こんにゃく田楽 ~
こんにゃくの並べ方、味噌のかかり具合。こんにゃくの味、味噌の絡み具合。すべてに仕事の丁寧さを感じます。般若湯との相性もぴったりです。品があるというのとは違う、修行による高みというか、何か強さすら感じます。食べてる方まで、身が引き締まるというか・・・。
~ だし巻き玉子 ~
ちゃんと出汁が聞いているだし巻き玉子は珍しいとKさん。なるほど。ニンジンと青菜(ほうれん草?)を巻いてあるのも珍しい。だし巻き玉子と厚焼き玉子。東京では厚焼き玉子が多いような気がしたので調べてみると、やはり関東は厚焼き、関西はだし巻きが主流だそうです。
~ 天ぷら盛り合わせ ~
汁と大根を2つづつ出してくれました。海老が他の店より太かったのが嬉しかったです。
(^^)
~ いたわさ ~
美味しい板わさは、本当に美味しいのです。少し期待しましたが、普通でした。700円じゃ、しょうがないか。
~ 鶏肉のわさび和え ~
軽くボイルした鶏肉にわさびを合えています。とりわさと言わず、鶏肉のわさび和えと呼ぶのは、蕎麦屋に馴染みがない人への考慮かなあ…。
~ 一口そば ~
最後に注文したのが一口そば、でもこの選択は大失敗。蕎麦は3つに分けられ、おのおのに薬味が入れられいるのですが、みんな葱が入ってました。
(--;
選り分け切れなかったので、薬味を丸々残したら、まずかったでしょうかと心配されてしまいました。
・・・実は。。。
~ もりそば ~
Kさんはもりそばを注文。そうめんのような味との評価。そう言われれば、一口そばも、そんな感じ。酒酔い(追加で灘の金杯も飲んだ)と、葱酔いでよくわかりませんでしたが。
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ここの蕎麦は室町時代に建てられた尾張の禅寺、妙興寺が発祥だとか。それで普通の蕎麦を町方そば、ここの蕎麦を寺方そばと呼んでいるそうです。ここのメニューも恵順という僧侶が15品に及ぶ蕎麦の食法を『蕎麦覚書』として記録したものから。先代が現代風にアレンジ(現代人の味覚を考慮して、蕎麦よりもそうめんに合うもの、或はうどんに合うものと整理)し、提供し始めたらしい。なぜ、そうめんに合うのが現代風なのかは不明ですが、それでこの味なのか・・・。
私は更科よりは田舎、それもバリ固ぐらいがいいなぁ。また山形のそば街道に行きたくなった。
リンク集
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