また銀座へ、またビチェリンへ。今回はチョコレートドリンクを注文しました。
初めにKさんにひとくち飲んでもらいます。えっ!?苦くて飲めない。どれどれ、・・・これでも駄目か、ちょっと甘いくらいな気がするけど。
チョコレートがトロトロ。コーヒーよりはドロドロ。名前は店の名と同じビチェリン。ホットチョコレートと、コーヒー、生クリームが層を作ってます。大人向けのココアと言う感じ、体の中から温まりました。
案内
その歴史は女性とともに・・・
創業当時、カフェは男性たちが集う場所だった。しかし、コンソラータ大聖堂に面したこの店は、すぐに女性たちに人気の場所となります。
その背景には初代の店主ジョゼッペの後、このカフェを仕切ってきたのが女主人だったことが大きいのかもしれません。
当時から店の人気のメニューは、上質なチョコレートのお菓子と飲みもの、アルコールはヴェルモット、ロゾーリオ(バラの花びらのリキュール)、ラタフィア(デザートワイン)の3種類だけ──。
ほかのカフェとは異なる優美な雰囲気が漂うこの特別な店は、女主人の手によって、はじめから貴婦人たちが集うにふさわしい気品と今につながるエレガンスさを備えていたのです。
その伝統は、代々の女主人たちの手によって引き継がれていきます。
マリテ・コスタは、1910年から1975年にかけては店を切り盛りしていたカヴァリ家の女性たちの遺産を引き継ぎ、Bicerinの名を、世界へ広めた女主人です。
1983年に店を引き継いだ彼女は、かつてトリノに花開いたチョコレート文化を研究し、そのオリジナルともいうべきレシピを再現。
さらに、店や家具を19世紀当時そのままの姿へと復元することに情熱を注いだ。30年間にわたる彼女の功績が認められ、マリテは2013年、ブジャネン賞〘*1〙を受賞しました。
2015年にマリテが亡くなった後も、Bicerinの伝統は、その家族と長年彼女を支えてきた女性たちの手によって、今へと引き継がれていきます。
〘*1〙ブジャネン賞:トリノ商工会議所から授与される栄誉ある賞。勤勉で慎重なピエモンテ人気質をイタリア語ではブジャネン(Bogianen)と呼んでいます。
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[公式] ビチェリン・アジアパシフィック&ミドルイースト株式会社
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