★ 愛玉子【写真0枚】

谷中 愛玉子

案内

アイギョクシ(愛玉子、学名:Ficus pumila var. awkeotsang)はクワ科イチジク属のつる性植物。その果実から作られるゼリーのデザートをオーギョーチ(台湾語のò-giô-chíから)という。
愛玉子という名の由来は、台湾通史の「農業志」に記載があり、実を水の中で揉みだすと固まる性質を発見した人が愛娘の名「愛玉」にちなんでつけたものとされている。
愛玉子は植物の中でもとりわけペクチンの含有量が多いため、寒天などのように加熱することなく固まる珍しい特質がある。乾燥したひとつかみの種子を布袋に入れて水の中で10分程度揉んでいると、果実をくるむペクチン質の部分が溶け出て水を吸ったゲル状に膨潤し、弾力性が出てくる。それを2時間ほど放置すれば常温で寒天状の愛玉子ゼリー(オーギョーチ)ができる。用いる水に適度のカルシウムが含まれていなければ凝固しないため、蒸留水や軟水では作れない。また油分によっても凝固が妨げられる。
通常は氷水や冷蔵庫で冷やして食べる。愛玉子ゼリーそのものには際立った味や強い甘みがなく、一般的にはレモンシロップなど甘みのあるシロップをかけて提供される。台湾の夏の風物詩で、 屋台やデザート店、レストランなど幅広い場所で食べることが出来る。タピオカティーを販売するドリンクスタンドでは、愛玉子ゼリー入りの飲み物が定番商品として販売されている。 東京都台東区上野桜木にも、「愛玉子」と言う専門店がある。

地図

感想

濃い黄色の上に太い筆で「 愛玉子 」。かなりインパクトのある看板。谷根千の中では特出した個性です。

引き戸の入り口。入り口横にあるディスプレイ、中が埃だらけです。勇気を出して扉に手をかけました。
狭い店内には小さなテーブルが数卓。暗く、自然に全体が焦げ茶色になったよう。個性的な外観と話題性のあるデザートのせいか、よくガイドブックに載ってます。そのせいか若い学生らしいグループが1組、先に入っていました。

《 愛玉子 》を注文。愛玉子はデザートの一種です。テーブルの上の説明を読んで見ると…。
材料は愛玉。ごま粒大の種を水にさらして揉むとエキスが溶け出し2~3時間で寒天状に。それを固まったら切って出来上がりだそうです。

愛玉子が出てきました。かき氷を食べる時のようなガラスの器です。中には粒の大きい寒天のようなものが入っています。一口食べて、思わず一言。

「 ぬるい! 」

寒天に味は有りません。一応シロップはレモン味ですが、例えて言うならかき氷のシロップを水で薄めて、ちょっと砂糖を入れた感じ。これで冷たいとおいしいかもしれませんが。正直言って全部食べるのは苦痛でした。昔は行列ができるほどの賑わいだったとか。そうであればデザートは間違いなく進歩している。

でも驚いたのは、後から入ってきたお客さん。一人はビールを飲みながら愛玉子食べているし、もう一人はお持ち帰りを頼んでいました。どうやって持って変えるのだろう・・・。

※ 愛玉子は現在の中華のファミレス、バーミアンでも食べることができます。

リンク集

谷根千散歩で訪れたい♪ 昭和レトロな老舗甘味処「愛玉子 (オーギョーチー) 」へ行こう | キナリノ


この記事は 2003年08月25日に 東京つまみ食い にアップしたものです。

 

お取り寄せ

Translate »