★ デリー 銀座店 ~ ラブリーコース【写真10枚】【長文】

上野店に続き、デリー銀座店に行きました。

案内

デリーの創業者、田中敏夫は、富山県の味噌・醤油などを扱う食品会社に生まれ、35歳で佃煮の製造販売を行う田中食品工業を設立しました。しかしながら、時代とともに食文化が変わり佃煮の製造が斜陽産業になったため廃業、7年後に閉鎖することになります。戦前、創業者は商社マンとしてインド、パキスタン、スリランカに長年駐在し、油や石鹸の原料となるコプラ(椰子の固形油脂分)の国内輸入を行っていました。閉鎖の失意の中、インド駐在時にメイドさんや友人宅で食べていたおいしいカレーを思い出し、「あのインドカレーを日本に紹介しよう」と一念発起した創業者は、佃煮を作っていた料理人と共に、インドから取り寄せたスパイスを使い、当時食べていたカレーを再現するために試作を重ねました。そして、昭和31年、デリーを創業することになります。デリー開店後も、生来の研究熱心さで、インドの料理学校やレストランで、調理を学び続けています。デリーのカレーは、インドの味だけではなく、創業者が和の食品作りに携わっていたことによる技術やアイディアが取り込まれた、唯一無二のオリジナルカレーとして誇れるものとなったのです。
しかし、上野店がオープンする1年前の昭和30年、創業者・田中敏夫は結核のため入院し、3年間の療養生活を余儀なくされます。その間、経営全般については妻・やす代が全てを引き受けました。療養後、敏夫はさらなるインド・パキスタン料理研究のためインド国立料理学校に入学し、その間すべてを任されたのもやす代でした。店舗の切り盛りとサービス、経営の陣頭指揮まで、この「内助の功」なくして、現在のデリーの存在はありません
昭和31年2月28日現上野店所在地において個人営業を開始しました。当時カレーハウス・デリーと称しカレー粉をまったく使用しないインド現地の民族食、カレー料理を提供する唯一の店として発足しました。デリーという社名は歴史上、様々な王朝が立ち、イギリスの植民地の中心でもあり、独立後も首都である、デリーという首都名から取りました。当時の日本人はインドと言っても、デリーという名称くらいしかなじみがなかったので、デリーという名前にすれば、インドのカレー屋だとすぐわかるだろうと考えたからです。社名と同様に、インドの地名から名づけたカレーが多いのもデリーの特徴です。開店2~3年後からデリーの店の前には、大手商社や銀行からの黒塗りの車が多く止まっていて注目されたり、近くの東大の教授の方々、はたまた落語家さんからも支持されていました。上野店は、今でもデリーファンの聖地として、創業当時そのままの趣で、お客様に愛されています。

地図

レポート

御徒町のデリーで食べたカシミールカレー。癖になったか、また食べたくなってきました。確か交詢社通りに銀座店があったような…。ランチはこれかな。

ゴールデンウィークで日本人はみな海外かと思いきや、今年はそうでもないもよう。休みが2回に分かれ、それぞれ短いから?いつもの週末よりも銀座がこんでるような気がします。

デリーの入っているビルに到着。エレベーターに乗り、3階のドアが開いて吃驚。ドアの外に人の背中の壁ができていて降りれない!そんなに人気の店なのか?Kさんに話をすると、面白いと言うことになり、ディナーはインド料理になりました。

再び、デリー 銀座店へ。夜は空いているかな…甘かったです。同じような人の壁、諦めてそのままエレベーターで下ります。小さな女の子に睨まれたとのこと。抱かれてこちらを向いてた子と目が合ったらしい。降りたものの、他も混んでるだろうし…。結局、もう一度デリーへ。強行突破すると待ってるのは10人程度。エレベーターの扉と店の入口が近くので、詰まっているだけのもよう。間にはトイレもあるのか、動線が考えられてない。

それにしても待ち列ができてないのが気になる。店の人にどう並んでるのか聞くと、自由だとのこと。それじゃ揉め事になりそうな。せめて順に記帳するとか、並び順を床に矢印で示すとか…。女の子が睨みたくなるのも納得です。後から来たかカップルも同じ疑問を持ったもよう。自由らしいと教えてあげました。

睨んでた女の子の家族も4人テーブル席に座れました。奥の席も空いたと思ったら、予約のおばちゃんたち突然登場。結局、20〜30分待って席へ。いろいろ問題はあっても帰る人は皆笑顔。美味しいに違いありません。コスパの良い「ラブリーコース」を注文。こんな感じです。


~ ラブリーコース ~

 


~ 賑やかな店内 ~

 


~ 飲み物タイム ~

 
スープ
結構辛いです。辛さだけではなく薄っすら出汁が効いてる感じ。日本人向けにアレンジされてるなぁ。

 
サモサ、スリランカスペアリブ、パパド
スペアリブが美味しい。今までで食べたスペアリブの中でもベスト5に入るかも。ナイフとフォークでもいいですが手掴みで食べるチャンスなので、そうしました。

 
サラダ
サラダ山盛り。美味しいですが、ドレッシングかけ過ぎ、酸っぱいです。もったいない。

 
タンドリーチキン
これがタンドリーチキン?ステーキかハンバーグのよう。唐揚げの辛いやつじゃないのか?ストレスなくサクサクカットできて、辛さも適度。美味しいです。Kさんも気に入ったもよう、絶賛でした。

 
カレー
好きなカレーが選べたので、カシミールカレーにしました。上野店と同じ辛さ、辛いですがさっぱりしてます。でもヒリヒリは早めにきました。ライスがもう半皿欲しいとおもったら、Kさんからまわってきました。

 
デザート

 

 
ふたりで一万円弱、いろいろ面白かったし。銀座にはたくさんの店があるんだから、同じ店に入るのはもったいないかも。銀座も新しい店を調べておこうっと。

 

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リンク集

 [食べログ] デリー 銀座店 (DELHI)
 [公式] カレーとインド・パキスタン料理専門店 デリー
 [一般] 【実食レポ】創業約70年のインド・パキスタン料理専門店!「デリー銀座店」に行ってきた| 庄野くん?のブログ
 

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