★ エノテカ・ミレ 銀座店(4)~ 2016 クリオ・パタール・モンラッシェ グラン・クリュ / ルシアン・ル・モワンヌ【写真5枚】

エノテカ・ミレ、4回目。これは今まで飲んだ中で、一番高価なワインです。

案内 ~ 2016 クリオ・パタール・モンラッシェ グラン・クリュ

ルシアン・ル・モワンヌは1999年にムニール・サウマ氏と、その妻であるロテム女史によってボーヌの中心街に設立されたワイナリー。
手掛けるワインはコート・ドール全域にわたり、グラン・エシェゾー、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、モンラッシェなど錚々たる畑ばかり。自らの畑は持たず、一流ドメーヌが所有する特級畑、一級畑のみで造られたワインを樽で購入し、熟成、瓶詰めを行うといういわゆるネゴシアンスタイルでワインを生み出しています。畑の所有者の名は一切公表されていませんが、誰もが知る錚々たる名門ドメーヌばかりが名を連ねているといいます。
樽で購入したブドウ果汁はその後自分のセラーに移し、低温で温度管理しながらゆっくりと自らの手でマロラクティック発酵を行い熟成。その際に使われる樽に使用するオークは、各ワイン(区画)とヴィンテージの特徴に合わせて、じっくり、そして丁寧に炭であぶって造るというこだわりぶりです。
そして、特筆すべきは、他の生産者とは一線を画す特異な熟成方法。ブルゴーニュのドメーヌは熟成セラーが限られていることもあり、基本的に熟成は1年ですが、ルシアン・ル・モワンヌは、倍の25ヵ月以上の熟成を行います。しかもその間、酸化を避けるため澱引きを一切行いません。また、亜硫酸を極力加えず、ワインから出た澱と炭酸ガスで酸化を防ぐという伝統的な手法で熟成されます。
究極の目利きで優れた畑を選び抜き、とでもユニークな方法で仕立て上げた彼のワインは、まさに最高の生産者の、最高のキュヴェを集めた豪華コレクションと言えるラインナップ。ブルゴーニュのあらゆる常識を塗り替えた、「夢のワイン」とも言える作品なのです。
モンラッシェやバタール・モンラッシェの畑は、ピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェにまたがっていますが、シャサーニュ側だけに認められた唯一の特級畑がこちらのクリオ・バタール・モンラッシェ。栽培面積1.5haと非常に小さな区画で生産量も少なく、市場でもあまり見かけない稀少なワインです。

地図

感想

エノテカ・ミレ、4回目。今回は原点回帰、高めのワインを少量いただくことにしました。アナゴを食べてから、エノテカ・ミレへ。飲んだのは世界の高品質シャルドネ、各30ml・4グラスセットです。
 


~ シャルドネ祭り ~

 
中でも「2016 クリオ・パタール・モンラッシェ グラン・クリュ / ルシアン・ル・モワンヌ」は、いままで飲んだワインの中でも一番高価な白ワイン。ボトルの価格は78,000円らしい。さすが銀座、普通に買う人いるんだろうなぁ。美味しいのはもちろん、こういうのを神の雫(しずく)と言うんだな。
 

 
他のワインも十分美味。でもボトルを見てて、不思議なことに気が付きます。

「あれ? このボトル、栓が空いてない」

中身は減っています。一体どんなイリュージョン?
  

 

   

  
店の人に聞いてみると、これはコラヴァンというものを使っているとのこと。細い注射針のようなものをコルクに差し、コルクを抜くことなしにワインが注げるらしい。ワインの酸化を気にしなくていいとか。いろいろあるなぁ。
(^。^)

 

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