一言感想
★ ロープ【粗筋・感想×5 / キャスト】
1962年10月12日公開
| ヒッチコックの実験的サスペンス、全編ワンシーンの衝撃! | Prime |
【感想01】こんな話が1962年(アメリカは1948年)に公開されていたのか…。戦争に勝利、エリートは暇だったのか。唯美主義と耽美主義は何が違う?
【感想02】以前、映画館でリバイバル上映を観た時は、長回しばかり気してたけど、効果は薄いような。舞台は高級なマンション?いい物件だ。
【感想03】カメラ遊びがいつくか。両押戸でブランドンが見えたり見えなかったり。開始30分頃、棒立ちのルパード、カメラの引きで登場。チェスト固定のカメラ巧い。
【感想04】登場人物達が映画の話。グラント?バーグマン?短いタイトル。「汚名」のことかな?なんとかかんとか。タイトルをワザと伏せるのも巧い。
【感想05】拳銃の使い方も巧い。ポケットの拳銃を握りしめながらルパートの推理を聞くブランドン。拳銃を奪ったルパード、その使い方のなるほど。
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【キャスト01】ルパート・カデル / ジェームズ・スチュワート
【キャスト02】ブランドン・ショー / ジョン・ドール
【キャスト03】フィリップ・モーガン / ファーリー・グレンジャー
【キャスト04】ジャネット・ウォーカー / ジョアン・チャンドラー
【キャスト05】ヘンリー・ケントレイ / セドリック・ハードウィック
【キャスト06】アニータ・アトウォーター / イディス・エヴァンソン
【キャスト07】ミセス・ウィルソン / イディス・エヴァンソン
【キャスト08】デイヴィッド・ケントレイ / ディック・ホーガン
【キャスト09】ケネス・ローレンス / ダグラス・ディック
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★ 用心棒【粗筋・感想×2 / 蘊蓄×5】
1961年04月25日公開
| *宣伝文句* | Prime |
【感想01】手首を咥えた犬から、包丁投げまで。展開に無駄なし、迷いなし。三船敏郎の肩コキコキがかっこいい。まさに傑作です。
【感想02】たったひとりで6人斬り。修羅場をさらに散らかすと、外には土下座する2人。場面の切り替わりが秀逸。
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【蘊蓄01】黒澤プロダクションは、1960年公開の『悪い奴ほどよく眠る』が興行的に失敗したため、次の作品では収益が見込めるヒット作を作らなければならなくなった
(用心棒 – Wikipedia)
【蘊蓄02】本木の発言のように、本作の設定はダシール・ハメットのハードボイルド小説『血の収穫』を参考にしており、黒澤も「ほんとは断らなければいけないぐらい使ってるよね」と語【蘊蓄03】衣装デザインは黒澤自らが手がけ、仲代達矢演じる新田の卯之助にスコットランド製のマフラーを巻かせるなど、登場人物の造形を優先させている
【蘊蓄04】宿場町のオープンセットでは、ヤクザの喧嘩を派手に描くため、道幅を江戸時代のそれより広くとっている
【蘊蓄05】そのセットに大量の砂を撒き、セスナのプロペラ1基を含む東宝の扇風機を総動員して風を起こし、西部劇のように空っ風が吹き、砂埃が舞う光景を作った
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★ サイコ【粗筋・感想 / スタッフ・キャスト / 蘊蓄×7】
1960年09月17日公開
| Prime |
【感想】主役と思ってたマリオンが、突然殺されちゃうのが凄い。車で高速道路を走ってたら、まだ先が出来てなかった感じ。オロオロさせられるところが流石だ。
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【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【脚本】ジョセフ・ステファノ
【原作】ロバート・ブロック
【製作】アルフレッド・ヒッチコック
【音楽】バーナード・ハーマン
【撮影】ジョン・L・ラッセル
【編集】ジョージ・トマシーニ
【製作会社】シャムリー・プロダクションズ
【配給】パラマウント映画
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【キャスト01】ノーマン・ベイツ / アンソニー・パーキンス
【キャスト02】マリオン・クレイン / ジャネット・リー
【キャスト03】ライラ・クレイン / ヴェラ・マイルズ:マリオンの妹
【キャスト04】サム・ルーミス / ジョン・ギャヴィン:マリオンの恋人
【キャスト05】ミルトン・アーボガスト / マーティン・バルサム:私立探偵
【キャスト06】アル・チェンバース / ジョン・マッキンタイア:保安官
【キャスト07】フレッド・リッチモンド / サイモン・オークランド:精神科医
【キャスト08】トム・キャシディ / フランク・アルバートソン:金持ちの経営者
【キャスト09】チェンバース / ルリーン・タトル:保安官夫人
【キャスト10】キャロライン / パット・ヒッチコック:マリオンの同僚
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【蘊蓄01】原作はエド・ゲインの犯罪にヒントにした小説『サイコ』。
【蘊蓄02】映画の内容が漏れないよう、ヒッチコックは映画化権を匿名で買い取った。スタッフは市場に出回った原作を可能な限り買い占めた。
【蘊蓄03】トイレが出てくるのは、この映画が初である。マリオンが書いたメモをトイレに流し、シャワーシーンへと続く。
【蘊蓄04】シャワーシーンは、45秒の間に77回カットが切り替わっている。
【蘊蓄05】シャワーシーンの血は、実はハーシーのチョコレートシロップ。
【蘊蓄06】キャロライン(マリオンの同僚)役を演じているのはパトリシア・ヒッチコック(ヒッチコック監督の娘)
【蘊蓄07】エンドクレジットが終わったら幕を閉じ、照明も消し、30秒間完全な暗闇にした。観客が孤独になり、自分の感情と向き合うようにとのヒッチコックの指示。
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【参考】サイコ (1960年の映画) – Wikipedia
【参考】2022年の映画、ヒッチコックの映画術(字幕版)
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★ 生きる【粗筋・感想×9 / 蘊蓄×3】
1952年10月09日公開
【感想01】買い物に出ようと思ったら、NHK総合で放送されるのを発見。観出したら止まられず、最後まで観続けてしまいました。昼メシ食べ損ねた。
【感想02】30年ぶりぐらい前に1度鑑賞済。以前は「ハッピーバースデイ」が心に残りましたが、今回は「ゴンドラの唄」が沁みました。自分は死ななくてよかった。
【感想03】待合い室で他の患者から胃癌の時の医者の対応を聞く渡辺。そのままの説明を医者からされて。・・・笑えない、本当に胃潰瘍の時は何と説明?
【感想04】打ちひしがれて病院を出る渡辺。無音の中歩いていると、突然、周りの音が聞こえだします。心ここにあらず。癌とわかった時のショックの表現が巧み。
【感想05】飲み屋、同情した小説家と飲み歩く渡辺。新宿?銀座?六本木?凄い人々々。実は撮影所内にあったセット「東宝銀座」らしい。
【感想06】キャバレーでリクエストした「ゴンドラの唄」、ピアノに合わせ歌い出す渡辺。泣きます。最後にもう一度歌うシーン、今度は管弦楽。心境の変化が表れています。
【感想07】渡辺が、とよにプレゼントする靴下(ストッキング?)。昔はそんなに高価なものだったのか。息子が勘違いして、責め立てるシーン、そんなに驚かなくてもw
【感想08】為すべきことを見つけた渡辺、階段を下りていく彼を他の客が歌う「ハッピーバースディ」。そしてその後、すぐに渡辺の葬式。残り50分。巧いなぁ。
【感想09】渡辺の葬式、彼の最後の半年間が明らかに。陳情のおかみさん、同僚、助役、…。回想シーン中心に、警察官が最後の様子を明かす。本当巧いな。
【蘊蓄01】主演の志村喬は、撮影に入る前に盲腸の手術をして痩せていたが、黒澤に役柄としてそれくらい痩せていた方がよいから太らないように求められたため、志村はサウナに行って減量したという。志村が『ゴンドラの唄』を歌うシーンでは、黒澤から「この世のものとは思えないような声で歌ってほしい」と注文され、早坂文雄のピアノでレッスンを重ねた。
【蘊蓄02】作中に引用された『トウ・ヤング(英語版)』『カモナ・マイ・ハウス』など、アメリカのポップスの著作権をめぐってトラブルが起こり、1974年までリバイバル上映が出来なかった。
【蘊蓄03】 主なロケ地は東京都内で、野球場が新宿の東京生命球場、プラットホームが両国駅、アイススケート場が後楽園、遊園地が豊島園である。歓楽街は東宝スタジオにある銀座街のオープンセットを利用して撮影された。キャバレーのシーンでは、スタジオ内に新橋のキャバレー「ショウボート」を参考にしたセットを作り、本物のホステス250人を自前の衣装で出演させた。
(生きる (映画) – Wikipedia)
【参照】第16回 黒澤映画『生きる』と成城、祖師ヶ谷大蔵の意外な関わり Vol.2 | コモレバWEB
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