七人、Loppiと10分間1本勝負を繰り広げる
夜の10時過ぎ、帰ると真っ暗な家。父も母もいません。1人暮らしとはこういうものか。ビジネスホテルに泊まることはありますが、それとはまた違った感じ。
3人でも広すぎるのに、今は1人。初めは不気味な音を聞いたり、何かいる気配を感じたりしてましたが、それにも慣れました。錯覚だったのか・・・。でも空き巣に入られているのではないかとの不安は根強く残っています。
今月(5月)一杯、母は入院。一人ではおいておけない父は、施設にショートステイで預けました。
「なんともないんだから、家に帰りたい」「ごはんがまずい」。様子を見に病院に行くと母は必ずそう言います。同じ事を何度も聞き、頭に浮かんだ言葉はうまく声に出せない様子。差し入れのプリンを美味しそうに食べます。
父は黙って施設にいます。週に1度、外泊として家に戻る日々。迎えに行くと急に足取りが軽くなり、係りの人を驚かせます。やっぱり家がいいんだな、自分が建てた家だもの。
来月は休暇もとったし、時短勤務に。ふたりとももう少し我慢してください。
さて、ひとり暮らし。それはそれで楽です。躓かれたり、どこかに持っていかれたりしないので、物の置き場に気を使う必要がありません。面倒なら食べなければいいので、食事の準備も不要。自然と麺類が多くなります。洗濯も部屋に干しっぱなし。これ以上効率的な置き場はないと頷きます。暑くなってきたので、ゴミの処理は早めに。食器洗いは小まめに。家のお金の管理も自分で。でも時々ふと、今までその多くを目の見えない母に任せていたんだ思い、自己嫌悪に陥いることもあります。
さて、ここからが本題。
この際だからAmazonで買い物をしよう。ネットショッピングは宅配で届くので、母の負担に。そう思ってメール便だけに制限していましたが、これはチャンスかも。改めて調べてみると、コンビニ受け取りが広まっていました。そうだ、そうだった。ということで、ほしかったTシャツを買い物カゴへ。受け取り場所を近くのコンビニに設定します。
なんでもかんでもコンビニ受け取りできるわけでなく、同じ店のTシャツでも駄目な場合あり。不思議です。
注文を確定すると受け取り時の注意事項が。受け取る時、身分証明書がいるんだ。そうなのか・・・。逆にそれだけいいのか、簡単だなぁ。
すぐに注文受け取りのメール。次の日、出荷のメール、また次の日はコンビニに届いたとのメール。状況がポイントポイント、トラッキングされます。
けどなかなか取りにいけない私。やっと病院の帰りにコンビニへ。免許証を手に店員さんに問い合わせます。するとまずLoppiという端末(なんて読むんだ)での操作が必要とのこと。そうなんだ、そんな話は聞いてないなぁ。早速操作を始めますが、これがわからない。操作自体はATMよりも簡単ですが、用語がわからないです。具体的な操作はというと・・・。
まず、トップ画面。大きなボタンが3つ。
「各種番号をお持ちの方」「Loppi専用コードをお持ちの方」「各種サービスメニュー」から、どれかを選ばないといけません。なんとなく「各種番号をお持ちの方」を選びます。
次は番号検索。お持ちの番号(商品番号、Lコード、予約番号、受付番号、お客様番号、支払いコードなど)を入力・・・って、一体何を入力すればいいんだ?メールで届いていたのは「注文番号」「お問い合わせ伝票番号」だけだったと思うけど。
どちらも入力して、ここでは「お問い合わせ伝票番号」を入力すれば先に進むことがわかりました。
(-。-;)
そして次、認証番号の入力。認証番号? そんなの聞いてないよぉ。
画面の下のほうには、
「お申し込み時に案内された番号を入力してください(電話番号、注文番号等)」
の文字が。試しに電話番号を入れましたが、駄目でした。
小さなスマホの画面でPCメールを表示、小さな文字の十数桁の文字を見ながら組み合わせ、いろいろなパターンを試します。結果10分以上、端末と格闘する羽目になりました。結局ギブアップ。店員さん、私は決して怪しいものではありません。
家に帰って再度、パソコンでメールを確認。すぐにわかりました。実はもう一通Amazonからメールが来てました。なぜ送信アドレスを他のと変えるんだ!?
「コンビニでの受け取り方」というタイトル。これか!!!
ここに認証番号も書いてありました。身分証明書はいらないのか。
翌日コンビニでLoppi操作。30秒で終わりました。日頃の注意力散漫がこんなアドベンチャーに。やれやれだぜ。
┓(´Д`)г=3
購入したのはこれ。猫Tシャツです。大切に着よっと。
更新記録
(2017年05月14日 ~ 2017年05月31日)
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新作映画 2017年第23週、22週、21週公開
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タイトルの言葉
デルヴォー 表参道で見た、ルーモア・ド・ブリヨン。タイトルはバックにステッチされた文字から。「 ceci n’est pas un Delvaux 」は、「これはデルヴォーではありません」という意味です。
ベルギーの画家、ルネ・マグリット。その作品「イメージの裏切り」のパロディらしい。本家はパイプ。その絵の下に「これはパイプではありません(Ceci n’est pas une pipe.)」と書かれています。絵に描かれたパイプは確かにパイプではないけど、本物のバックに書いちゃったら、おかしいのでは?
Kさんによると、これはそんな表面的なことではなく、深い意味があるらしい。そうなんだ。調べてみると、メタメッセージ、パラ言語、メタ発言・・・。なぞの言葉がたくさん。勉強することは多いです。
「デルボォー」は高価なので、盗まれないようにそう書いてある。そんなジョークもあるらしい。確かに100万円以上のバックって・・・、車が買えるものなぁ。