★[感想]スパイダーマン(2002年)

 感想記事の抜粋


原題 Spider-Man
惹句 Who is Spider-man?
監督 サム・ライミ
俳優 トビー・マグワイア
俳優 ウィレム・デフォー
女優 キルスティン・ダンスト
俳優 ジェームズ・フランコ
蘊蓄 本作は1週間に1億ドルの記録を達成した最初の映画となり、114,844,116ドルの新たな週末記録を樹立した。
ピーター、自分の使命に気付く。スパイダーマンの感想です。
【発掘】2002年公開、最初の実写版のスパイダーマン。公開当時に観た時の感想です。
※ この記事は 2002年05月20日に「東京つまみ食い」にアップしたものです。

 


スパイダーマン 日本版パンフレット
(Yahoo!ショッピング)

 

作品紹介

スーパーマン、バットマンなどに続くアメコミの実写版。
1962年にマーヴルコミックスに登場して以来、今も活躍を続けるスパイダーマン。
不可能といわれていた映画化に「死霊のはらわた」「ダークマン」のサム・ライミが挑んだ。すでにPart2の製作が決定!
 

 

あらすじ

殴りかかってくる腕が止まって見える!手首から放たれる糸!そして指先に伸びる棘が塀をよじ登らせた!。
ニューヨークに住むティーンエイジャー、ピーターは遺伝子操作の蜘蛛に噛まれ、突然「大いなる力」を手に入れる。自分の力に戸惑いながらも、やがてピーターは正義の心に目覚め・・・。
世界を我が手にと目論むゴブリン。対峙するスパイダーマン。戦いは続くが、お互いにまだその正体を知らない。
 

 

感想

<ネタバレ注意>

スパーダーマンがニューヨークの街を糸一本で飛び回る。実写にすると不自然になるのではと思ってましたが、躍動感十分に描かれてました。むしろゴブリンの空飛ぶサーフボード(円盤みたいなの)の方に無理を感じる。飛行シーンの実写って難しい。宮崎アニメの方が上かな。

虐められっ子が不思議は力を手に、ヒーローに。よくある設定です。でも正義の心に目覚めるシーンが巧かった。車を買って憬れの子乗せようと、賞金目当てで賭けレスリングに出場するピーター。なんとか優勝するのですが、プロモーターはピーターに賞金を渡そうとしません。そこに押し入ってきた強盗。ピーターは騙された腹いせから、その強盗を見逃してしまいます。
暫くして叔父さんとの待ち合わせ場所に向うペーター。すると大勢の野次馬が・・・。なんと叔父さんは強盗に刺されてしまったのです。犯人を追うスパイダーマン。しかし捕らえてみると、その男は先ほど見逃した強盗でした。・・・驚くピーター、犯人を捕らえた後も悩み、そして自分の使命に目覚めます。ちょっと社会派。

もうすぐ超人ハルクが映画化されるそうです。アメリカもキャラ不足なのでしょうか、リバイバルが多いです。

終わり

ワンシーン

賭けレスリングに出場するスパイダーマン。自作のコスチュームでの場登場です。ですが、これがなんともショボイ。Tシャツに絵の具で蜘蛛の巣を書いただけ。戦い方もギコチなく、笑わせてくれました。
 

 

蘊蓄

映画化の企画自体は以前からあり、壁に張り付き、スパイダー・ウェブで街を縦横無尽に飛び回るスパイダーマンの姿を実写映像化するのは技術的に困難といわれていたが、21世紀になりCGをはじめとする特撮技術が進歩した事により、映画化が可能となった。監督には当初ジェームズ・キャメロンの名が挙がっていた。
本作の制作は非常に困難を極めたという。撮影開始間もないころに、スタジオでの撮影中に機材が崩れるという事故が発生し、その事故でスタッフが1名死亡してしまうという惨事が起きた。
本作の舞台はニューヨークとなっているが、撮影の真っ只中に9.11が起きたため、既にカメラに映っていたワールドトレードセンターをすべてCG等で消去しなければならなくなり、完成も危ぶまれたという。劇場用特報や先行ポスターも9.11が起きる前はワールドトレードセンターが映っていたが、事件後は別のものに差し替えられた。
作は1週間に1億ドルの記録を達成した最初の映画となり、114,844,116ドルの新たな週末記録を樹立した。それまでの最高記録だった『ハリー・ポッターと賢者の石』の9000万ドルを上回った。

映画の3日間の記録は『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』がのちにこの記録を破り、オープニング週末の1億1480万ドルは、北米の映画の興行収入の中で、続編ではない1作目では最も高く、8年後には『アリス・イン・ワンダーランド』がそれを上回った。

 

資料

原題 Spider-Man
英題 Spider-Man
惹句 Who is Spider-man?
脚本 デヴィッド・コープ
原作 スタン・リー、スティーヴ・ディッコ

監督 サム・ライミ
製作 イアン・ブライス、ローラ・ジスキン
指揮 アヴィ・アラッド、スタン・リー
音楽 ダニー・エルフマン
主題
撮影 ドン・バージェス
編集 ボブ・ムラウスキー、アーサー・コバーン
美術 ニール・スピサック
視覚 ジョン・ダイクストラ

俳優 ピーター・パーカー(スパイダーマン)/ トビー・マグワイア
俳優 ノーマン・オズボーン(グリーン・ゴブリン)/ ウィレム・デフォー
女優 メリー・ジェーン・ワトソン / キルスティン・ダンスト
俳優 ハリー・オズボーン / ジェームズ・フランコ
俳優 ベン・パーカー / クリフ・ロバートソン
女優 メイ・パーカー / ローズマリー・ハリス
俳優 J・ジョナ・ジェイムソン / J・K・シモンズ

会社 コロンビア ピクチャーズ、マーベル・エンタープライゼズ、ローラ・ジスキン・プロダクションズ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 2002年5月11日
上映 121分
国旗 アメリカ合衆国
言語 英語

費用 $139,000,000
収入 $821,708,551


 

本編を観るには・・・

関連 ~ スパイダーマン(トビー・マグワイア)

 

参考・引用

スパイダーマン (2002年の映画) – Wikipedia

 

更新履歴

2稿)2021年08月16日、シネマドローム
初出)2002年05月20日、シネマドローム
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