★[感想]キューティーハニー

 感想記事の抜粋


原題 キューティーハニー
惹句 日本のハートをチュクチュクしちゃう。
監督 庵野秀明
女優 如月ハニー / 佐藤江梨子
女優 秋夏子 / 市川実日子
俳優 早見青児 / 村上淳
俳優 ブラック・クロー / 及川光博
蘊蓄 原作者である永井豪は、本作について「ハニーのピュアな部分に焦点をあてることで、庵野さんオリジナルのハニーになっている」と評価している。
キューティーハニー、たくさんあってわからない。今回は佐藤江梨子主演の実写版の感想です。

 

  

作品紹介

永井豪の同名コミックを「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が実写映画化

感想

庵野監督、サトエリ主演。実写でもない、アニメでもない、デジタルコミック・シネマというので新しい映像が見れると期待しましたが、それほどでもなく残念。面白かった点だけ列挙すると・・・。

話の発端である自分や父の死が省略、回想シーンも最低限なところ。
シスター・ジルを男優(ミラクル三井の人)が演じてるところ。(実は演技も同じww)
父の敵と知り、ハニーが泣きながら敵を倒すところと、パンサー・クローが倒された後に見せる執事(部下)の悲しみ。

この辺りは庵野監督っぽい? でも一番はゴールドクローの片桐はいり。ちょっとコミカルな演技とメイクだけでない怪人ぽさがハマリ役。失礼!

のっけからサトエリのバスタブシーン、このスタイルの良さは真似できる女性は少ない。ゴミ袋だけ巻いて商店街を走り抜けるシーンはあっけに取られました。おにぎり好きの歌う派遣社員という設定も笑えます。体柔らかいなぁ。ケータイ電話の着信音は「キングギドラの鳴き声」でした。
面白かったのは変身ではなく変装。バイクレーサー、婦人警官、パンサークローの手下、宇津木博士、秋夏子、ストリート シンガー、係長。こういうところは、あえてCGを使わず、コスプレ・化粧で処理してます。・・・でも製作費の軽減のためなのかも。
(^^)

秋夏子役、市川実日子。この後、他の映画でいろいろ活躍していますが、私次に見たのはシン・ゴジラででした。シン・ゴジラでは随分年季が入っていたなぁ。部下の岩松了(時効警察、時効管理課長・熊本 役)は見てすぐに分かったけど、加瀬亮(SPEC、瀬文焚流 )は何度見てもわからない。

OPやEDは倖田來未のアレンジ版。ほかの挿入曲もオリジナルアニメを流用、違和感がありません。

終わり

薀蓄

本作の最大の特徴は、アニメ独特のスピーディで迫力のある画を実写で再現すべく用いられた「ハニメーション」と名づけられた撮影手法である。これは、あらかじめアニメ製作同様に作画されたカットにしたがって、1コマずつ役者に実際にポーズをとらせて撮影するという、実写スチールを使ってアニメーション化したものである。実際の撮影には、かなり無理な姿勢をキープする必要があるため、演じた佐藤の体の柔らかさが大いに活きたという。
映画制作費を前半の海ほたるパーキングエリアのパートで使い切ってしまい、後半の映画制作が大変苦労したと、監督の庵野秀明は第27回東京国際映画祭のトークセッションで述べている。
主題歌によって倖田が有名になったことなど、話題は多かったが、映画興行成績は失敗に終わり、制作会社のトワーニは倒産。本作が、トワーニの製作する映画としては最後の作品となった。
原作者である永井豪は、本作について「ハニーのピュアな部分に焦点をあてることで、庵野さんオリジナルのハニーになっている」と評価している。 オープニングタイトルのアニメーションも高く評価され、後のアニメ『Re:キューティーハニー』の制作に繋がった。

資料

原題 キューティーハニー
英題 CUTIE HONEY
惹句 日本のハートをチュクチュクしちゃう。
脚本 高橋留美、庵野秀明
原作 永井豪

監督 庵野秀明
制作
指揮
音楽 遠藤幹雄
主題「キューティーハニー」倖田來未
撮影 松島孝助
編集 奥田浩史
美術 佐々木尚

女優 如月ハニー(キューティーハニー)/ 佐藤江梨子
女優 秋夏子(公安部第8課の警部) / 市川実日子
俳優 早見青児(毎朝新聞社記者) / 村上淳
俳優 ブラック・クロー / 及川光博
女優 ゴールド・クロー / 片桐はいり
女優 コバルト・クロー(寺田リンコ)/ 小日向しえ
女優 スカーレット・クロー / 新谷真弓
俳優 秋夏子の年下の部下 / 加瀬亮
俳優 秋夏子の年上の部下 / 岩松了
俳優 係長 / 松尾スズキ
俳優 警察庁幹部 / 嶋田久作
俳優 NSAクライアント / 松田龍平(友情出演)
俳優 リョウ宇津木 / 京本政樹(特別出演)
女優 お掃除のおばちゃん (鬼谷京子) / 吉田日出子
俳優 執事 / 手塚とおる
俳優 シスター・ジル / 篠井英介

会社 トワーニ
会社 キューティーハニー製作委員会
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 2004年5月29日
上映 93分
国旗 日本
言語 日本語

費用
収入


 

本編を観るには・・・

参考・引用

キューティーハニー (映画) – Wikipedia
実写版「キューティーハニー」(2004年)を見て、「シン・ゴジラ」等、他の庵野作品との共通点を探す | TAKAGI-1の目から
ポンコツ映画愛護協会『キューティーハニー』
www.aianet.ne.jp/~sigeru/satoeri/sato04.htm

更新履歴

3稿)2021年07月09日、シネマドローム
2稿)2017年08月02日、シネマドローム
初出)2005年01月10日、東京つまみ食い
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