★ 2016年10月23日 あなたは何のために生まれてきたの?今まで何をしてきたの?何を残したの?何もしてないじゃない! 号

近況報告 / 更新記録 / タイトル


◆ どうして1番じゃなければ駄目ですか、2番じゃ駄目なんですか

● 今回は2009年12月21日に、東京つまみ食いにアップした話。もう7年も前。改めて読んでみて、内容よりも、その量に驚きました。・・・うらやましい。
(--;

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● 民主党政権に変わり、はや数ヶ月。普天間の米軍基地移転問題、赤字JALの再建、鳩山総理の献金疑惑。また政治の話題が熱くなってきました。中でもちょっと前、連日報道されていた行政刷新会議、事業仕分。これには注目、興味津々でした。今回は書きかけで放って置いたこの話に加筆、アップしようと思います。

● まず単純に驚いたこと。それはこんなことが政治の力でできるんだ!ということ。税金の無駄遣い。よくわからない箱物(はこもの)を何百億もかけて作って誰も使わない。道路や空港を作ったら、利用者数が予想を下回り大赤字。そんなことはお構いなしに、転々と役所を渡り歩いて退職金だけガッポリ。

それを指摘するのはマスコミで、話題になりそうなところをピンポイント攻撃。でも突撃しても役人は他人事。監督官庁は素知らぬ顔。与党は国会で追求されても適当な答弁。日々国の赤字増えていく、なにも変わらない。そういう国が日本だと思ったのに。税金の使われ方を変える。自民党じゃなきゃ、簡単にできるのか・・・。
(-.-;)

● 事業仕分の初めは、出てくる無駄遣いにビックリ。そんな仕事にこんな人数や金をかけてるのか、一体どんな見積を・・・。えっ!まだ無駄なOBを冠職(閑職)に雇ってるの~。
!Σ( ̄□ ̄;

悪代官の屋敷に乗り込み、バッサバッサと斬り捨てる。仕分人が時代劇のヒーローに見えました。

その時思ったのが、公務員の人はこの光景をどう思っているのかということ。自分の会社でそんな無駄をしてたら大変。こっちがこんなに忙しいのに、なんで遊んでるやつがいる!!と、あちこちから突き上げが出るでしょう。公務員からはそういう声が出ないのは、これが普通だから?箝口(かんこう)令が引かれているから? 無駄なOBを切れという指摘には、少し嬉しそうな顔をしたようにも見えましたが…。

● テレビでは繰り返し蓮舫議員と役人とのやり取りが放送されました。前半の山場、確かに仕分作業を象徴するシーン。発言のいくつかにコメントをつけてみると。

まずは国立女性教育会館、神田理事長の一言。

《 私の話も聞いて下さい。一方的に質問に答えろというのは心外です 》

ブログを読み歩くと理事長のことが詳しくわかり、違う感想を持ちます。でも最初見た時はこう、話を聞いてあげなよという気持ち。役人の中にも信念を持って、自分の仕事に励む人がいる。価値観は人によって違うけど、そこが大事だと思ったのに。いろいろ違ってました。

次世代スーパーコンピュータ開発について。

《 どうして1番じゃなければ駄目ですか、2番じゃ駄目なんですか 》。

これは蓮舫議員の発言。ブログやニュースで特に不人気な発言です。私にはバックにSMAPの歌声が流れるほど自然に聞こえましたが。何に関して1位を目指すのかわかりませんが、日本が1位を取るなんて、サッカーでワールドカップに優勝するより無理。その方が不自然です。むしろそれ受けた学会の偉い人の発言。

《 1位を目指さなきゃ、2位にすらなれない 》

にはがっかり。むかしの熱血マンガか?精神論で1位が取れるというのか。もっと冷静に

《 実は2番を狙う方が難しい 》

くらいのことを言ってほしいものです。

● 終盤になってくると判官贔屓(はんがんびいき)か、少し仕分人が五月蝿く思えてきました。無駄じゃ無駄じゃと何時も言ってたのは《 じゃこうねずみ 》。子供の頃見てたムーミンに出てきたキャラクターです。突き詰めたらみんな無駄、生きてることすら無駄。でもそれじゃ・・・。

公共事業のほとんど、実際に仕事をするのは民間人。役人はうまくやってねと投げるだけ。だからこのやり方では、やることがないけど給料をもらう役人と、仕事を無くして路頭に迷う民間人を増やすだけ。益々景気が悪くなりそうです。

必要なものとそうでないものを分ける。それだけでなく、今はない新しい仕事、日本の目指すところを定め、それに向かった仕事に民間ともに割り当てる。この仕分の次の作業が出来たら日本もよくなるかもしれません。まだ期待してるので、頑張ってほしいものです。

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2016年10月16日現在、改めて読むと自分の「先見の明」の無さにガッカリするなぁ。
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◆ 更新記録

(2016年10月09日 ~ 2016年10月15日)

 
※ サイドバーにも各サイトへのリンクがあります。


◆ タイトルの言葉


● 真田丸、40話。「幸村」から、きり(長澤まさみ)の台詞。

● 関が原で敗れた石田光成。信繁は九度山に幽閉となった。歳月は流れ、昌幸は死に、信繁もそこでの生活に埋もれていった。家康との戦に力を貸してくれと訪ねてきた片桐且元を、丁重に断る信繁。そんな信繁にきりが言います。

お行きなさいよ
ここで一生を終えたいの? それでいいの?
あなたは何のために生まれてきたの?
あなたの幸せなんて聞いてない 大事なのは誰かがあなたを求めているという事
今まで何をしてきたの?
父親に振り回されて太閤殿下に振り回されて 何を残したの?
真田源次郎がこの世に生きたという証しを何か一つでも残してきた?
何もしてないじゃない
何の役にも立ってない
誰のためにもなってない
私が大好きだった源次郎様はどこへ行ったの?
我武者羅で、向こう見ずで、やんちゃで、賢くて、明るくて、度胸があって、きらきらしていた
真田家の次男坊はどこへ行ったのよ
私が胸を焦がして大阪までついていった あの時の源次郎様は・・・。

● この台詞のために、きりはいたのか。前回の春(信繁の妻)と、きりのやりとりが利いています。男はこういう叱咤してくれる女がいないと駄目なのかなぁ。いざと言う時、動けないんだなぁ。


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