★[感想]ヴィレッジ

 感想記事の抜粋


原題 The Village
惹句 その《地上の楽園》は、奇妙な《掟》に縛られていた…。――何故?
監督 M・ナイト・シャマラン
女優 ブライス・ダラス・ハワード
俳優 ホアキン・フェニック
俳優 エイドリアン・ブロディ
女優 シガニー・ウィーバー
蘊蓄 シャマラン監督本人の出演。今回は警備員の上司役。
この話はけっこう好き、M・ナイト・シャマラン監督のヴィレッジの感想です。

 


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作品紹介

M・ナイト・シャマラン監督・脚本のミステリー・スリラー。ネタばらし厳禁。
街から遠く離れた平和な村。自然の恵みと規律の中で、昔ながらの生活をする人々。森と村との間には境界線があり、森には怪物が住んでいる。お互いにその境界線を越えないのが、入植当初からの決まり。
ルシアスは村の外に出てみたい。ノアは頭が不自由。アイヴィーは目が見えない。ルシアスとアイヴィーが結ばれた時、不幸が訪れる。薬を求め森に入るアイヴィー、そう怪物の森に・・・。

 

感想

<ネタバレにならないように注意しました>

高価なシナリオ代でも有名なシャマラン監督。シックスセンスは落ちが読めちゃいましたが上々の出来。でもアンブレイカブルは余りに掟(おきて)破り、ガッカリして、サインは見ませんでした(後に見て唖然となる(^^;)。そしてヴィレッジ。
このシナリオは好きです。意外性を追うだけでなく、さりげなく分かる真実。そのタイミングと背景にあるメッセージ。シナリオに円熟味出てきたような気がします。夏公開のレディ・イン・ザ・ウォーターに期待。

ショボい怪物の使い方が巧い。見張り番の少年が櫓(やぐら)から下を見たら家の中を怪物が歩いていた!時は本当に吃驚しました。怪物が家に近づく中、戸を開け放ちルシアスを待つアイヴィーのシーンに緊張、ロアの役回りも意外。

森の中のアイヴィー。供の青年たちは一人去り、二人去り。本当に薬を手に手に入れられるのか…。しかし、森を抜けた途端、杖を振り回すように使い、走り出すのには驚きました。あまりの恐怖に自暴自棄? 道を見つけた喜びに舞い上がった? 人間は情報の90%%を視覚から得ると聞きます。臆病な私は目を瞑(つむ)って、知らない場所は走れない。

ラスト。無事村に戻り、ルシアスの元へ走るアイヴィー。みながヒソヒソ話をするなか、部屋に入ってきます。薬を持ってきたことを告げるところでブツリ、物語は突然終わります。この終わり方が村の行く末を暗示するかのようで意味深でした。
(=。=)

終わり

蘊蓄

シャマラン監督本人の出演。今回は警備員の上司役。

映画評論家の町山智浩はレイ・ブラッドベリの短編小説集『十月はたそがれの国』(1947年)収蔵の「びっくり箱」(原題:Jack-in-the-Box)、およびロジャー・コーマン監督の1958年製作の映画『恐怖の獣人』(原題:Teenage Caveman)と同じアイデアが使われていると指摘している。

資料

原題 The Village
英題 The Village
惹句 その《地上の楽園》は、奇妙な《掟》に縛られていた…。――何故?
脚本 M・ナイト・シャマラン
原作

監督 M・ナイト・シャマラン
製作 サム・マーサー、スコット・ルーディン、M・ナイト・シャマラン
指揮
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
主題
撮影 ロジャー・ディーキンス、ゲオルグ・プーリア
編集 クリストファー・テレフセン
美術 トム・フォーデン

女優 アイヴィー・ウォーカー / ブライス・ダラス・ハワード
俳優 ルシアス・ハント / ホアキン・フェニックス
俳優 ノア・パーシー / エイドリアン・ブロディ
俳優 エドワード・ウォーカー / ウィリアム・ハート
女優 アリス・ハント / シガニー・ウィーバー

会社 タッチストーン・ピクチャーズ、ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ、スコット・ルーディン・プロダクション
配給 ブエナビスタ
公開 2004年9月11日
上映 108分
国旗 アメリカ合衆国
言語 英語

費用 $60,000,000
収入 $256,697,520


 

本編を観るには・・・

参考・引用

ヴィレッジ (映画) – Wikipedia
ポンコツ映画愛護協会『ヴィレッジ』
ヴィレッジ  ※ネタバレ – 四月の魚たち
映画『ビレッジ』2004年のあらすじ…というか、結末おしえてく… – Yahoo!知恵袋
10月はたそがれの国 – 映画評論家町山智浩アメリカ日記

更新履歴

5稿)2022年01月10日、シネマドローム
4稿)2017年08月02日、シネマドローム
3稿)2015年11月01日、シネマドローム
2稿)2010年12月08日、シネマパレード~隼
初出)2005年10月17日、東京つまみ食い
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