★[感想]コンテイジョン【ネタバレ】

 感想記事の抜粋


原題 Contagion
惹句【恐怖】は、ウイルスより早く感染する
監督 スティーブン・ソダーバーグ
女優 マリオン・コティヤール
俳優 マット・デイモン
俳優 ローレンス・フィッシュバーン
俳優 ジュード・ロウ
女優 ケイト・ウィンスレット
新型コロナを予言!? 終わり方が気になって観てみました、コンテイジョンの感想です。

 

 

紹介

中国で発生したウイルス、感染はすぐさま全世界に。集団感染、医療崩壊、買い占め、外出禁止、・・・。新型コロナで経験しているあれこれが、2011年公開のこの映画の中で予言されいます。
世界保健機関(WHO)、アメリカ疾病対策センター(CDC)、人気ブロガー。感染被害が世界に及ぼす影響を、淡々と描いていて、明日は我が身? とても怖い、怖い。結末はどうなるの!?
監督はスティーブン・ソダーバーグ。出演はマリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット。
 

 

 

感想

非常事態宣言真っ只中、2020年4月の日本。基本在宅勤務、不要不急の外出は自粛。飲食店も8時まで、学校もずっと休校。街から人が消え、新宿や銀座でさえも閑散。

こんな東京見たことない!

ディザスター映画のワンシーンのよう。自粛であちこちから聞こえる歪み、医療現場の悲鳴、人類滅亡とまではいかなくても、宣言はいつ明けて、そのあとどうなるのでしょう?

各国の対応を見てると、日本の今がわかります。日本は今一つ緊張感がありません。3.11の時が斧で襲われたとすれば、今回は気が付かないほど少量の毒を毎日もられている感じ。どちらも致命傷をおってるのに。

とにかく日本は動きが遅い!

何が大切かを把握、ガンガン動いて結果を出す、まだ昭和の政治家・役人の方が、まだなんとかしてくれたような気がします。マスクは未だに売ってないし、検査数も未だに増えないし。
(@_@)

とはいえ、自分でできる対策はステイホーム。ネットで映画でも見るか、選んだのはコンテイジョン(Contagion:接触伝染)。今観るとどんなホラー映画よりも怖い、未知のウイルスが世界に蔓延し、人類滅亡の危機に陥るというストーリー。ひとつ間違えれば現実だ、そして興味はただひとつ、この映画がどう終わるかです。
^_^;

冒頭、真っ暗なスクリーン。そこから聞こえる女性の咳、二つ三つ。画面見てるだけで移りそう、怖ゎ~い。伝染病の怖さをわかっているなぁ、この映画のスタッフ。

咳の主はベス・エムホフ(グウィネス・パルトロー)、最初の感染者。大企業の女性重役。彼女がミネアポリスに帰り、アメリカが感染します。九竜に帰った青年は、ふらついてトラックに轢かれ、中国が感染。東京に帰ったサラリーマンは、バスの中で倒れ、日本が感染。
ロンドンのホテルでは女性が昏睡状態、イギリスが感染・・・。テンポが早いです。

新型コロナと違い、潜伏期間が短いこのウイルス。感染するとすぐに死にます。映画としては、ストーリー展開上、そうでないと不味かったのか。新型コロナは脚本家より上手です。

疾病予防管理センター(CDC)、エリス・チーヴァー博士(ローレンス・フィッシュバーン)登場。ジュネーブのWHO(世界保健機関)、レオノーラ・オランテス博士(マリオン・コティヤール)登場。話していることが、良くわかります。今、ニュースやワイドショーで報道されてる通り。違うのはクラスターと言う言葉は使われず、集団感染と言ってるくらいか。

最初から大切な数字として、R-O(アールノート:基本再生産数)も出て来て、驚きました。感染症調査官のエリン・ミアーズ博士(ケイト・ウィンスレット)が、感染死するところなど、医療従事者側の危険についても予言されています。
 

 

<ここからはネタバレ、できれば映画を観てから読んで下さい>

さて、注目のエンディングは?

街の閉鎖(ロックダウン)あり、食料の配給が足りなくての暴動あり。そんな描写のあと、最後ワクチンが開発されます。奪い合いにならないよう、ロトの抽選機みたいなので投与の順番を決定。キーになるのは誕生日です。・・・なるほど。

いいなぁ、ワクチン。やっぱりそれしかないのか。映画の中でも、それなりに時間がかかって開発されますが、上映時間的にはすぐ。羨ましいです。

現実世界でも、こういう時こそAIとか使ってワクチンつくればいいのに。どんな未知のウイルスにでも有効なワクチン、ひとつ作っておけば。無理なんだろうなぁ。

 


★直筆サイン★マリオン コティヤール★Marion Cotillard ●グザヴィエドラン バウンドトゥインポッシブル (2016) ●愛を綴る女 (2016) ●アサシンクリード (2016) ●たかが世界の終わり (2016) ●マリアンヌ (2016) ●マクベス (2015) ●リトルプリンス (2015)[Anime] ●サンドラの週末 (2014) ●俺たちニュースキャスター (2013) ●マイブラザー 哀しみの銃弾 (2013) ●エヴァの告白 (2013) ●君と歩く世界 (2012) ●ダークナイトライジング (2012) ●ミッドナイトインパリ (2011) ●コンテイジョン (2011) ●君のいないサマーデイズ (2010) ●インセプション (2010) ●NINE (2009) ●パブリックエネミーズ (2009) ●エディットピアフ (200) ●プロヴァンスの贈りもの (2006) ●マリー (2005) ●ロングエンゲージメント (2004) ●TAXi3 (2003) ●ビッグフィッシュ (2003)

 

 

蘊蓄

映画は2011年9月3日、第68回ヴェネツィア国際映画祭で初上映された後、アメリカとカナダでは2011年9月9日にIMAXの劇場254館を含む3,222館で公開され、週末3日間で約2,240万ドルを売り上げてランキング1位となった[2]。公開は当初2011年10月21日に予定されていた。
映画のレビューを集積するウェブサイトRotten Tomatoesは165個のレビューに基づき、好意的な評価の割合を84%、評価の平均を7.2/10、批評家の総意を「緊張感があり、しっかりと画策され、そして優れたキャストによって支えられた『コンテイジョン』は、際立って洗練された—そして恐ろしい—ディザスター映画である」としている。Metacriticは37個の批評に基づき、70/100という「広く好ましい評価」の加重平均値を示している。
本作は2020年に見返される事になった。新型コロナウイルス”COVID-19″の世界的な感染拡大に伴い、デマと陰謀論の拡散、医療従事者の感染および伝染、買い占めや都市封鎖といった本作で描かれた事象の数々が現実に発生。考証を務めたイアン・リプキン医師もCOVID-19に罹患した事が複数のメディアで伝えられている。

 

 

資料

原題 Contagion
英題 Contagion
惹句【恐怖】は、ウイルスより早く感染する
脚本 スコット・Z・バーンズ
原作

監督 スティーブン・ソダーバーグ
制作 マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シャー、グレゴリー・ジェイコブス
指揮 ジェフリー・スコール、マイケル・ポレール、ジョナサン・キング
音楽 クリフ・マルティネス
主題
撮影 ピーター・アンドリュース
編集 スティーヴン・ミリオン
美術 ハワード・カミングス

女優 レオノーラ・オランテス医師 / マリオン・コティヤール
俳優 ミッチ・エムホフ(ベスの夫) / マット・デイモン
俳優 エリス・チーヴァー医師(疾病予防管理センターの医師) / ローレンス・フィッシュバーン
俳優 アラン・クラムウィディ(人気ブロガー(陰謀論者)) / ジュード・ロウ
女優 ベス・エムホフ(最初の感染者) / グウィネス・パルトロー
女優 エリン・ミアーズ医師(最前線で調査中、自らも感染) / ケイト・ウィンスレット
俳優 ライル・ハガティ海軍少将(ウイルスの培養に成功する) / ブライアン・クランストン
女優 アリー・ヘクストール医師(ワクチンを発見) / ジェニファー・イーリー

会社 パーティシパント・メディア、イメージネーション・アブダビ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 2011年11月12日
上映 105分
国旗 アメリカ合衆国
言語 英語、北京語、広東語
費用 $60,000,000
収入 $135,458,097

 

 

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関連 ~ 感染映画

 

 

参考・引用

コンテイジョン – Wikipedia
映画『コンテイジョン』新型コロナウイルス問題との恐るべき一致 ─ 2011年製作、パニック・デマ・陰謀論を脚本家はどう見る | THE RIVER
映画「コンテイジョン」がすごい。特効薬デマ、買い占め、暴動……新型コロナウイルスの現状を予見【熱烈鑑賞Netflix】

 

更新履歴

2稿)2020年05月06日、シネマドローム、感想追加
初出)2020年04月29日、シネマドローム
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