※ 特別編2回目、今回も近況報告とタイトル説明が同じになります。また更新記録はお休みします。
2日め
三連休の初日、土曜日の朝。まずやらなければならないのが通夜と告別式・葬式の日程確定。昨夜のうちに仮で葬儀場は確保したものの、お坊さんの予定を確認し、正式予約に変えないといけません。死ぬ人って、意外と多いんだなぁ。
朝の9時過ぎ、お寺に電話。父の死を告げると、不思議な反応。もう知っていると言います。・・・って誰が知らたの? 不審に思いつつも日程を確認したところ、問題ないとのこと。とりあえず良かった。ついでに連休明けすぐよりはと、1日後ろ倒しにしようとしたら、それは駄目。葬儀の日が友引になってしまうとのこと。斎場が休みらしい。そうなのか、六曜ってまだリアルに生きているんだ。
葬儀屋さんの車で斎場へ。予約を正式に変更、その足でお寺へ。K林さんと話をします。
「お坊さんに話をしたら、すでに知ってました。もしかして、連絡入れました?」
「いえいえ、そんな事は致しません。お寺さんがどこか知らないし。何宗のお寺なんですか?」
「う~む・・・なんだっけ」
病院も同じ、電話するはずはなし。それでは一体誰が。市役所の届けだって連休明けの予定なのに。ひょっとして夢枕?
寺に着くと混乱が更に大きくなります。名乗って、通された部屋。そこではお坊さんが既に葬儀の段取りを打ち合わせてます。・・・この人たちは誰?
別の部屋に通され、しばし待つことに。そしてようやく状況がわかりました。実は昨夜、もう1人亡くなった方がいたらしい。その方が珍しい私の名字と同じ、それで勘違いされたようです。(実際はもっと複雑ですが省略)
葬儀のお布施っていくらくらいでしょう?K林さんに聞くと、それはお寺やお寺との関係によるとのこと。わからないので、お坊さんに直接聞いてみました。
すると出せる範囲でどうぞとのこと。それではこれで、ということになりました。少なかったかな、多かったかな。
そのあとはとにかく電話。親戚やご近所、会社に連絡。多くの親戚とは子供の頃以来の会話です。音声電話帳付き電話機(母用)があって良かった。
母方の親戚に電話したところ、今ちょうど東京にいるとのこと。娘さんの発表会があるらしい。すぐ斎場に来れるので、父に会いたいと言ってくれました。
40分ほど後、霊安室。父は棺の中、顔が整えられていました。晩年の父の状態、緊急の連絡、そして母の話。そうだ、昨日から食事をとらなくなったと施設から連絡があったんだ。夫婦だと、聞かなくても相手が亡くなったことがわかるのかも。そんな話をして、別れました。