この話はけっこう好き、M・ナイト・シャマラン監督のヴィレッジの感想です。

 

作品紹介

M・ナイト・シャマラン監督・脚本のミステリー・スリラー。ネタばらし厳禁。
街から遠く離れた平和な村。自然の恵みと規律の中で、昔ながらの生活をする人々。森と村との間には境界線があり、森には怪物が住んでいる。お互いにその境界線を越えないのが、入植当初からの決まり。
ルシアスは村の外に出てみたい。ノアは頭が不自由。アイヴィーは目が見えない。ルシアスとアイヴィーが結ばれた時、不幸が訪れる。薬を求め森に入るアイヴィー、そう怪物の森に・・・。



ヴィレッジ
( AllPosters.co.jp )


 

感想

<ネタバレにならないように注意しました>

高価なシナリオ代でも有名なシャマラン監督。シックスセンスは落ちが読めちゃいましたが上々の出来。でもアンブレイカブルは余りに掟(おきて)破り、ガッカリして、サインは見ませんでした(後に見て唖然となる(^^;)。そしてヴィレッジ。
このシナリオは好きです。意外性を追うだけでなく、さりげなく分かる真実。そのタイミングと背景にあるメッセージ。シナリオに円熟味出てきたような気がします。夏公開のレディ・イン・ザ・ウォーターに期待。

ショボい怪物の使い方が巧い。見張り番の少年が櫓(やぐら)から下を見たら家の中を怪物が歩いていた!時は本当に吃驚しました。怪物が家に近づく中、戸を開け放ちルシアスを待つアイヴィーのシーンに緊張、ロアの役回りも意外。

森の中のアイヴィー。供の青年たちは一人去り、二人去り。本当に薬を手に手に入れられるのか…。しかし、森を抜けた途端、杖を振り回すように使い、走り出すのには驚きました。あまりの恐怖に自暴自棄?道を見つけた喜びに舞い上がった?人間は情報の90%%を視覚から得ると聞きます。臆病な私は目を瞑(つむ)って、知らない場所は走れない。

ラスト。無事村に戻り、ルシアスの元へ走るアイヴィー。みながヒソヒソ話をするなか、部屋に入ってきます。薬を持ってきたことを告げるところでブツリ、物語は突然終わります。この終わり方が村の行く末を暗示するかのようで意味深でした。
(=。=)
 
 

薀蓄

シャマラン監督本人の出演。今回は警備員の上司役。
映画評論家の町山智浩はレイ・ブラッドベリの短編小説集『十月はたそがれの国』(1947年)収蔵の「びっくり箱」(原題:Jack-in-the-Box)、およびロジャー・コーマン監督の1958年製作の映画『恐怖の獣人』(原題:Teenage Caveman)と同じアイデアが使われていると指摘している。


ヴィレッジ
( amazon.co.jp )

資料

原題:The Village
コピー:その《地上の楽園》は、奇妙な《掟》に縛られていた…。―何故?
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
制作:サム・マーサー、スコット・ルーディン、M・ナイト・シャマラン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:ロジャー・ディーキンス、ゲオルグ・プーリア
編集:クリストファー・テレフセン

アイヴィー・ウォーカー / ブライス・ダラス・ハワード
ルシアス・ハント / ホアキン・フェニックス
ノア・パーシー / エイドリアン・ブロディ
エドワード・ウォーカー / ウィリアム・ハート
アリス・ハント / シガニー・ウィーバー

配給:2004年9月11日
公開:2004年9月11日
上映時間:108分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語

制作費:$60,000,000

【映画】ヴィレッジ 日本国劇場予告 – YouTube

本編を観るには・・・


ヴィレッジ <期間限定生産>
( オムニセブン )


参考・引用

ヴィレッジ (映画) – Wikipedia
ポンコツ映画愛護協会『ヴィレッジ』
ヴィレッジ  ※ネタバレ – 四月の魚たち
映画『ビレッジ』2004年のあらすじ…というか、結末おしえてく… – Yahoo!知恵袋
10月はたそがれの国 – 映画評論家町山智浩アメリカ日記

更新履歴

4稿)2017年08月02日、シネマドローム
3稿)2015年11月01日、シネマドローム
2稿)2010年12月08日、シネマパレード~隼
初出)2005年10月17日、東京つまみ食い